あなたが今回「MADOU GATE」へ挑戦しようとしている勇者ね。
ギルド所属の魔道士、フレイよ。既にロールやイングにはもう会ったかしら。私達3人はもうすぐこの街に設立される、「エロRPG情報局ギルド」のギルドメンバーよ。アンタ達は私達の情報のおかげで、安全に冒険ができるようになるんだから、感謝して私達に接しなさいよね!
今日、私があんたに紹介してあげるのは、「MADOU GATE」よ。本来なら遺跡探索が専門のロールが対応するべきだけど、ロールは忙しそうだからね。だから私に回ってきたってわけ。もう、あんたが変な依頼出すから、私がこんな専門外なことを……
って、何泣きそうになってるのよ!べ、別に嫌だったわけじゃないのよ。わ、私はこういうメンタル的に障害が大きくなるような世界の治療も専門だからね。でも、ロールがいないからって私に回ってくるのは……ちょ、ちょっと嫌だっただけなんだから!
それにね、この世界はあんたみたいな小心者で全然エロRPG世界に経験のない勇者のほうが、良かったりもするんだから!
まぁ、せっかく受け持った仕事だし、ロールがギャフンと言うぐらい、しっかりとあんたをサポートしてあげるわよ。ほら、さっさと教えてあげるから、続きを読みなさい!
初めに
いい、今日、あんたが行く世界は魔王が国を支配しようとしている状態を打破するため、魔王を倒しに行く女性が主人公の世界なの。あんたはその女主人公として、魔王がいる城を探索していくのよ。
えっ、そんな力が無いですって?心配しなくてもいいわよ。この世界の主人公は、あんたと同じいい加減な女性。武器も持たず、防具も安い踊り子の服。薄着でダンジョンに行こうなんて、本当にバカみたいよね。
でも、射撃の腕はLv99とか。本当、努力してないのに天才的なのは嫌になっちゃうわ。私なんか、頑張って魔導勉強してやっと魔導学園を8番手で卒業できたのに……くどくどくど……。
って、私のことなんかどうでもいいの。とにかくあんたの目的は冒険者ニアに変わって、魔王を倒すこと。さっさとマオウゲイトに向かうといいわ!
な、何触ってるの! 勝手に触るな、バカッ!
さぁ、魔王が行くマドウゲイトについたわね!
そしたら、鍵を見つけたり、うまく状況を活かして先に進んでいくの……。
だから、マップ上の情報の中から、役立ちそうなものを調べたり。
敵を避けながら進んだりするのよ。
それでね……
って、バカッ!何勝手に進んでいるのよ!
危なく魔王達の罠にかかるところだったじゃない。
いい、この作品はね、
「淫欲に溢れたダンジョン」
なのっ。異世界案内にも書いてあるでしょう!
そう、この異世界自体は、アンタ達勇者の化身が、犯されることを狙って作られているのよ。だから、ぴかぴか光っていたりするものが、必ず役立つというわけじゃないの。
もし、今のアンタみたいにのほほーんと触りに行ったら、即敗北よ。即犯されよ!触手のような得体も知れないものに弄られたり、男たちに犯されてしまったり。フタナリ化されてしまったりするの。
だから、興味本位で近づいたり、どうでも良さそうな場所は極力近づかないようにするの。他世界のように、道具の量こそ命みたいな世界じゃないんだから、世界の本質を見抜き、どこを調べれば有効的を意識して考えていく必要があるわ。
犯されたですって! WキーかLボタンを使えばいいじゃない
トラップにハマった!?もう、何やってるのよ。
この作品は一発失敗したら即死。すぐに犯され、モンスターたちの苗床にされてしまうわ。でも安心しなさい。エッチシーンを見終わった後、敗北手前に自動的で戻ってくれるのよ。だから、あ、あんたが別にエッチなシーン見てシコシコし始めたとしても……。見終わったら、再開出来るってことなのよ。
もちろん、あんたがシコシコしない真面目人間なら、キーボードのWもしくはゲームパットのLボタンを使って、メッセージスキップしてあげるのもイイわ。
最後に
えっ、もう終わりですかって。もう終わりよ。犯されさえしなきゃ精神的にやられないし、元々複雑なものでもないしね。
ダンジョン自体は本質さえ意識すれば、そこまで難しくもないわ。まさに、エッチなトラップで女性が犯されるようなシチュエーションが好きなド変態勇者向けの作品じゃないかしら。べ、別にアンタがそうだってわけじゃないけど……
まっ、せいぜい頑張って魔王を倒しに行くのね。私から教えられることはこんなものだけど……お、応援はしてるんだから……。
えっ、なにか言ったかですって!?
な、なにも言ってないわよー。ほら、さっさと同人RPG世界に向かいなさいー!