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8点

卵の鍵 レビュー

人気なエロRPGをレビューしていく回。今回紹介していくのは、2020年3月発売で3年間で3万DLを突破している「卵の鍵」です。

当サイトでも過去にレビューした「侵胎迷宮を抜けて」(→レビュー)を制作された人気サークル、ハソユアさんの作品となっており、DLsiteの評価得点も2023年3月9日時点で4.69。発売から数年経過した作品は4.5点以上だと良作なケースが多い印象ですので、DL数だけではない評価が伺えます。

卵の鍵-クリアタイム

v1.092でプレイし、3時間10分程でクリアしました。クエストを受注・前進だけで進んでいくシンプルな構成のゲーム性、対人や触手をメインとしつつ、催眠や風俗・乳巨乳化など、まさに王道エロRPGのエロらしいシーンも多めで品質の高いエッチシーンが魅力的です。全体的な良作な一方、エッチシーンの数量的な点や周回要素の強さ、ボスの戦略性という点に人を選ぶような要素もあるような印象がありました。

今回は一周プレイした体感的な感想をベースに、「卵の鍵」の内容紹介や長所・短所と思える点を紹介します。さらに、ゲーム性・エロさ・コスパの三項目から作品を評価し、この作品がアナタにおすすめできるかどうかの判断材料をご提供します。人気作だけどまだ手に取ってないという方の参考になれば嬉しい限りです。

「卵の鍵」のストーリー

強力な力を持つ宝「卵の鍵」を代々受け継ぎ、人里離れた場所に住み、閉鎖的な掟を守り続ける一族。しかし、数十年前に「卵の鍵」が奪われてしまうも、掟を重視し、外界に探しに行くような行動を取らない日々が続いていました。

そんな一族で「真姫」として育てられた主人公セラフィナ。ある日、一族ながらも外界に飛び出ていた少女・アンジュより「卵の鍵」を見つけたという一報が入ります。同時に、真姫である主人公と、どちらが「卵の鍵」を持ち帰れるか勝負をさせろという要求が来ます。

アンジュのもとにたどり着いたセラフィナは、「卵の鍵」がオークションにかけられることを教えてもらいます。オークションまで数十日。しかし、オークションに出る「卵の鍵」を手に入れるには、開催日まで街に滞在する方法を探したり、オークション会場の地区への出入り許可を得る、競り落とすまでの金額など、課題が山積みです。プレイヤーは街に滞在しながら、オークションに備えていくことになります。

「卵の鍵」のシステム

卵の鍵は街を舞台にクエストを受注しながら滞在費用やオークション費用を稼いきます。

行動を選択していくノンフィールドRPG

今作品はキャラクターを十字キーで動かすような要素はなく、選択肢のように表示される移動先や行動を選んでゲームを進めていきます。

例えば、街の初期エリアでは分庁舎、商館、教会、表通りなどが表示されます。分庁舎ではクエストの受注ができ、商館ではアイテムの購入ができます。教会では戦闘なく低額稼ぎができ、表通りでは村人たちから情報収集ができます。序盤は分庁舎や教会でお金を取得し、毎日の宿題を払いながら最初の期限突破を目指していくことになります。

探索率マックスを目指して進むクエスト

クエストを受注して移動すると、戦闘が発生するクエストが始まります。クエストもノンフィールドになっており、「前に進む」を行うことで探索率が上昇。クエストごとに決まった探索率に到達すると、クエストクリアになり、報酬を得ることができます。

ただ、「前に進む」を行う度にランダムイベントが発生。具体的にはHPが減ってしまったり、アイテムが入手できたり、戦闘が発生したりします。前に進むごとにHPと、戦闘の逃亡にも関わるスタミナの値が減っていくため、ステータスも意識しながら進む必要があります。

服破損で犯される! 戦闘周り&敗北のエッチシーン

本作品は戦闘エッチも搭載しています。主人公のHPとは別に、服の耐久度が用意されており、敵の攻撃によって服の耐久性がなくなると犯されてしまう可能性があります。

また、EPというステータスもあり、敵のセクハラ攻撃を受けてしまうとEPが減少します。EPがゼロになってしまうと絶頂し、デメリットが発生します。

敗北してしまうと人間や魔物といった対象クエストの対象ごとに決まった敗北エロも発生。エッチ攻撃時にはカットインが表示されることもあります。

エロステータスは数値中心も処女喪失時の記録も残る

卵の鍵-エッチステータス1

Hステータスも搭載しています。各部位の整形権や売春・妊娠の回数など、数値情報が中心です。画像は本作品一周プレイ時の記録になります。

卵の鍵-エッチステータス2
*解説のために「卵の鍵」よりゲームプレイ画面を引用しております

数値情報中心ですが、処女喪失の状況のみ詳細に記録されます。こちらは同じく一周目プレイ時のエッチステータス2ページ目のものになります。処女を失ったきっかけがしっかりとテキスト情報で紹介されています。

その他の育成/エッチ機能

その他にもレベル上昇でスキルポイントがたまり、自分の意志で好きな能力値上昇や使用スキルを選択して取得していくことができます。また、滞在の宿屋に応じて金額や回復量が変わったり、売春のようなエッチイベントも搭載されています。

特にスキルポイントによる育成は、取得スキルで大きく戦闘が変わることもあります。上位のスキルでは、1レベルで取得できるスキルポイントだけでは取得できないこともあります。いかに自分の戦闘スタイルに合わせて育てていくかも楽しく感じます。

「卵の鍵」の長所と短所に感じたところ

「卵の鍵」の良さに感じた点や、短所になり得るかもしれない箇所を紹介していきます。長所・短所はそれぞれ特色にもなりますゆえ、皆様のプレイスタイルから合う作品であるかをご判断下さい。

「卵の鍵」の長所に感じた点

「卵の鍵」はノンフィールドによる複雑でない操作性、比較的長文で丁寧なエッチシーン描写があげられます。

マップなし&クエスト受注型で複雑でない操作性とゲーム性

本作品はノンフィールドのRPGとなっており、クエストを受けて出撃し、前に進んでいく操作だけをしていきます。複雑なマップを探索する必要はなく、選択肢のように表示されるような行き先や行動を選ぶだけ。戦闘もよく使う全体攻撃はショートカットが用意されており、複雑な移動操作や、ボタン操作も抑えながら遊べます。クエストも前に進むだけで到達度をマックスにするだけなので、アイテムを集めるなど手間に掛かるようなことはありません。

それゆえに、ある程度冒険をルーチン化することができます。いちいち考えながら行動するのがめんどくさいに人にとっては非常に遊びやすい作品です。

王道的らしいラインナップを丁寧に描くエロシーン

エッチシーンの質が比較的高水準のように思えました。プレイ内容としては、モンスターや対人に犯される、売春よりのエッチなど、王道らしい展開が組み込まれています。また、やや催眠より、おっぱいが肥大化するレベルの肉体系、触手と、幅広くエロRPGといえばこのシチュエーションといった感じのラインナップが用意されています。

文章も比較的長文で、読み応えがあります。一人の男性や一種類のモンスターと濃厚にエッチしていくというよりかは、それぞれ単体の相手からのエッチが多いため、回想などでエッチシーンを見ていっても繋がりを気にせず済むような印象もあります。

1シーン自体の質が高い作品が好きな方、奇をてらったシチュエーションよりもまさに王道のエロRPGエッチシチュを楽しみたい人であれば、高水準にまとまったエロを楽しめるように思えます。

「卵の鍵」の短所に感じた点

「卵の鍵」では目標に向かって日々の行動を行い、かつ一人パーティゆえに最適な行動を目指していくことになります。それゆえに、どうしても繰り返しや粘りが重要になる点が作業感に感じてしまう方もいるかも知れません。詳しく紹介していきます。

繰り返し感は強いので作業に感じてしまう可能性もあるかも

長所でも述べた通り、クエストを受注して移動、前に進んでいくことでクエストクリア。お金がもらえて、滞在費やオークション落札に向けた貯金に活用していきます。

マップがなく、どのクエストも基本的には前に進むだけなので、シンプルな遊びやすさがある反面、敵の種類とかも多いわけではないので、繰り返しクエストを受けていくうちにある程度行動が固定化されてしまいます。ランダムイベントもありますが、そこまで種類も多くなく、メリット・デメリットが起こるようなイベントもそこまで強くありません。演出なども少ないので、繰り返し遊んでしまうと周回感は強くなります。

ある程度行動を最適化して、黙々と遊んでいくような楽しみ自体はあります。ルーチンワーク的に淡々と繰り返していくような、スマホゲームの素材集めとかが苦手な人とかだと少し単調さを強く感じるかもです。

粘り要素が強く感じてしまうボス戦の戦略周り

全体的にボス戦の戦闘周りがやや粘り色合いが強く感じます。

全体的に敵の攻撃性能が高く、上位回復も魔力が低いと回復量が少なめなので、どうしても回復魔法や回復アイテムを使ってHPを維持しつつ、時間をかけて戦闘をしていく色合いが多くなる気がします。

特に気になったのが魔法攻撃とバフ・デバフ周りです。敵の魔法攻撃が威力高めで、魔法防御をあげても体感的な恩恵を感じにくいです。属性耐性もありますが、耐性つけたところで火力が高いので、1ターン稀に回復ターンを伸ばせるぐらいにしかならない体感があります。

また、バフ・デバフが入ると一気に能力値が変わります。特に最終戦では敵がバフ・デバフを大量に使うため、火力が出ず、どうしてもアイテムを駆使して長期戦をしいられます。コレに加えて、低確率成功の物理攻撃を連続で受ける可能性も加味しなければならず、運次第で難易度が大きく変わる印象もあります。

手応えはあるけど、試行錯誤するよりかは粘り戦の色合いが強いRPGに思えます。

「卵の鍵」の各視点からの評価

「卵の鍵」をゲーム性・エッチ面・コスパの3視点から、6段階(SS/S/A/B/C/D)で評価していきます。

「卵の鍵」のゲーム性

評価:B

モクモクと周回していくような作品がゲームが好きかどうかでやや上下しそうな印象があります。

一般的なRPGのダンジョン的な要素をクエスト受注にして、探索度を満たしていくことで攻略していくというゲーム要素。ダンジョンによる無駄を大きく削除した結果のシステムであり、好感を持てます。全体攻撃もショートカットを用意するなど、操作性を非常に意識されていることが伺えます。

一方で、ランダムイベントは種類こそありますが、結果のパターン自体はかなり少なめで、良いイベント・悪いイベントともども効果量も抑えめで大きく影響しません。クエストも基本前に進んでいくだけなので、どうしても似たりよったり感は強め。この点を複雑でなくて遊びやすいと感じるか、単調に感じてしまうかで遊びごたえの満足度が分かれそうな気がします。

ゆえに、お金や強化という目標があれば、黙々と周回できるユーザーであれば、良作よりの評価になると思います。逆に素材やレベル上げ目的の周回が苦手な方ですと、やや単調さを感じてしまうかもしれません。個人的には黙々と進めるのが好きなのでやや評価に迷いましたが、ボス戦など粘りが必要な戦闘の中で少し運要素の強い展開が多かった印象もあったため、気持ち抑えめにして標準クラスの評価とさせていただきます。

ただ、スマホなどでも操作しやすいという観点もあります。スマホ版も発売されている作品ですので、スマホ版を検討しても問題なく遊びやすいという貴重なゲーム性もあると思います。

「卵の鍵」のエッチ面

評価:A

シーンの数よりかは、一つ一つのシーン練度が高い作品が好きなら良作に感じると思います。
売春系・敗北エッチが多めですが、メインとなるようなエッチシーンではボリュームが多い展開が魅力的です。中盤以降になると、主人公を追い込んだ相手に合うようなプレイがあったり、クエストの特性を生かしたような特殊なプレイを組み込んだ敗北エッチシーンも用意されています。嫌悪感を抱くようなシーンもあれば、積極的に乱れ、淫乱に染まった間隔を味わえようなシーンもあります。

プレイ内容は王道的で、シーン数もこの価格帯からすると標準的な印象もありますが、一つ一つのプレイ自体は魅力的なテキスト等でしっかりと描かれているため、高品質よりな評価とさせていただきます。

「卵の鍵」のコストパフォーマンス

評価:B

エッチ面では質面でのコストパフォーマンスがややありますが、ゲーム性ではやや価格に対してシンプルより故に少し抑えめ。エロ・ゲーム性を総合的な面から見ると標準レベルではないかと感じます。逆に言えば、エッチシーンを重視するのであれば、標準よりも質の高さを感じる可能性もあります。また、ゲーム性も幅の広さは感じにくいものの、操作性は良いので、作業的な攻略が苦手でないのであれば、問題ないレベルかと思います。

価格が1000円以下になることがあれば、A評価以上にしてもよい作品です。セール参加経験もある作品ゆえ、セール時に狙い撃つとコスパ面の良さも感じることでしょう。

「卵の鍵」の個人評価

8点

全体として、エロRPGの良さをまとめきっている印象の作品です。複雑ではないゲーム性故に、やや幅の広さは感じにくいものの、逆にやることが決まってくるので、いかに効率的な攻略を目指すかを意識できるかで大きく評価は分かれそうな気もします。作業感はありつつも、操作性自体は遊びやすく、ゆっくりと遊んでいくようなプレイスタイルでやれば気になるほどでもないと思います。

エッチシーンについては、一つ一つのシーンが独立している印象こそありますが、全体としては良作な印象です。エロ目的であれば、濃密なヒロインのCG、そしてしっかりとしたエッチシーンではテキスト文量も読み応えがあるようなクリック数で楽しませてくれ、一般人的なヒロインが快楽に堕ちていく、犯されてしまうようなプレイが好きであれば、安定感が非常にあるラインナップです。

ゲーム面でも紹介しましたが、スマホ版を検討しても良い印象です。選択肢による行動選択が多いため、タッチ操作主体でもストレスを感じにくく遊ぶことができます。PC版だけではなく、スマホ版も検討することをオススメします。

「卵の鍵」のゲーム情報

制作ソフト:
RPGツクールMV
原作:
オリジナル
難易度傾向:
ふつう!
ボイスの有無:
ボイスなし
やり込みシステム:

  • マルチエンディング
  • エッチシーン回収

「卵の鍵」のDLリンク

■ DLsite

■ DLsite(Androidスマホ向け)

■ FANZA同人

■ H-BOX
卵の鍵

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