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エロRPG制作おすすめツール2021

DLsiteなどの同人販売サイトで公開されている
大半のエロRPGでは「プログラミング」の知識が不要で
ゲーム制作が可能な「ゲーム制作ツール」を使用しています。

代表的なゲーム制作ツールは以下の通りです。

  • RPGツクール (通称ツクール)
  • WOLF RPGエディター (通称:ウディタ)
  • Unity

各ツールにはそれぞれ長所・短所や
得意なゲーム制作ジャンルや制作者側のコスト面に
違いがあります。

あなたに合うゲーム制作を見つけてみましょう。

RPGツクールシリーズ


RPG制作ツールとしての歴史が長く、
コンシューマー(テレビゲームなど)にも
登場している人気のゲーム制作ツールです。

旧作から新作までの一般実売価格は2000円~8500円ほど。
海外では「RPG Maker」と呼ばれています。

大型連休時期中心に不定期で開催される公式ストアや
Steamの大型セール時にRPGツクールMVが3000円ほどに
大幅値引きされることもあるため、基本的には大型値引き時の
購入を推奨します。

2021年現在、RPGツクールシリーズを
購入するのであれば、以下4機種のいずれかです。

RPGツクールMV


2015年発売、様々な革新をもたらしたRPGツクールになります。

RPGツクールMV

公式サイト

シリーズで初めて、タッチ操作対応、
さらにスマホ向けやウェブブラウザ向けの出力機能が
搭載されており、Android向けのRPGとして同シリーズで
制作されているゲームの大半がこのツールを使っています。
(なお、スマホ向け・プラウザ向けエロRPGは現在敷居高め)

機能を拡張できる「プラグイン」で使用されていることが
JavaScriptという一般的なプログラミング言語のため、
情報が探しやすいという特徴を持ちます。

また、2019年にはエクセルやcsvにデータ出力可能な
公式ツールが無料公開されました。

ウェブ対応やスマホ対応、タッチ対応により
環境が変わっても対応しやすい、
さらにデータ出力でほかツールに以降したい場合も
データをコピペで移動しやすいという長所があります。

難点としては、過去作と比較するとスペック要求が高めです。
プレイヤーの中には嫌悪されている方もいらっしゃいます。

バージョンアップでだいぶ軽量化されたため、
基本的は最新版での利用を検討しましょう。

また、機能を拡張しすぎてしまうと、
複雑なエラーが出て解決に時間がかかってしまうことがあります。

■ 販売ページ

■ 主なツクールMV製エロRPG

RPGツクールMZ


2020年販売のRPGツクールです。MVをベースにし、細かい改良が加えられており、デフォルトの機能オンリーで作成するのであれば、非常に使い勝手や安定感が高まっています。

MVから制作中のデータが移せる場合もありますが、プラグインの互換性がない場合もあり、少し工夫する必要がある場合があります。しかし、プラグインコマンドの入力がしやすくなるなど、細かい点での時短やミス防止が多くなっており、細かいストレスを感じにくい作りになっています。

MZでも使えるようなプラグインも多くなってきました。新しくゲームを作る場合や、使用しているプラグインのMZ版が公開されているような場合で、かつ制作時間効率を高めたい場合には優先度の高いツクールです。非セール時の定価もMVと比較すると安いです。

RPGツクールVX Ace



RPGツクールMVの一つ前の機種です。
ダウンロード系が主流な現状のエロRPGとしては
その安定感の高さから人気の高い制作ツールです。

RPGツクールMVとは異なり、プラウザ版やスマホ向けには
非対応です。解像度も低めになり、小さい画面の
ダウンロードプレイを前提とした制作になります。

一方で、2011年のソフトにつき、軽いです。
また、RTPという素材のパッケージ版をユーザーに
DLしてもらうことで、容量を小さくできます。

ただし、RTPダウンロードをして貰う場合は
別途公式サイトでRTPをダウンロードしてもらわなければ
いけません。

RTPには、それぞれのツクールでゲームを作成するときに使用するグラフィック・音楽(OGG/MIDIなど)・DLLファイルが収録されています。言わば、そのツクールの共通素材集です。このRTP内の素材データを使用して作成されたゲームの場合、完成後作成するゲームディスクのなかに、これらのデータを含める必要がありません。そのぶんゲームディスクの容量を軽量化することができます。

引用:RPGツクールVX Ace RTPダウンロード

また、機能を拡張している「プラグイン」の配布サポートが
終了しているサイトも多くなってきているため、
バグなどが見つかった場合は自力で勉強しなければ
いけないかも知れません。

■ 販売ページ

■ 主なツクールVX Ace製エロRPG

RPGツクールXP


かなり旧作のツクールですが、
初めてプログラミング言語による独自操作が
可能になったツクールです。

通常RPGツクールでは、文章を表示する・イラストを表示するなど
イベントコマンドというものを使って制作していきます。
しかし、XP以降は各ツールごとに決まったプログラミングの
データや記述を使うことで、コマンドではできなかったことも
できるようになっています。

RPGツクールXPはだいぶ昔のツールなので、
拡張できるシステムのサポートなども終了しています。
さらに、Steamでダウンロードする場合は英語版です。

それでも推す理由は「セール時の価格が破格」であること。
1000円でも余裕でお釣りが来る金額になることがあります。

■ 主なツクール XP製エロRPG

WOLF RPGエディター


全年齢作品で有名なRPGを制作されたサークルさんが
開発された無料のRPG制作ツールです。

記述をうまく活用することで、多彩な表現が可能。
長い歴史とコミュニティを持つため、
無料ツールの中では一番オススメできるツールです。

最初慣れるまでの操作がやや癖がありますが、
使いこなせれば無料とは思えない魅力があります。
重さもあまりなく、動作も軽いことが魅力です。

自力で調べて進めていける方におすすめです。
また、見下ろし系のARPGとも相性がいいです。

■ 主なWOLF RPGエディター製エロRPG

Unity


商業ゲームでも使用されている2Dゲームや3Dゲームが
制作できる世界的に有名な制作ツールです。

基本的には無料で始められますが、
アセットと呼ばれる機能拡張のようなものを
組み合わせて制作していくことが前提です。

アセットは有料のものも多いので、
物によってはお金がほかツール以上に掛かることもあります。

一方で、高品質な3Dゲームや
独創性の高いシステムが組めることも魅力です。
将来的にゲーム制作会社を目指したいという方にも
勉強しておいて悪いことのないツールでもあります。

参考書などが多い反面、ある程度プログラミングを
勉強するようなつもりで始めたほうが
合いやすいツールだと思います。3Dゲーム作るなら
一番オススメできるツールです。

■ Unity関連ページ

■ 主なWOLF Unity製エロRPG

その他のツール


この他にも特定のジャンルに強いゲーム制作ツールがあります。

アクションゲームツクールMV


2019年に正規版がリリースされたアクションゲーム制作に
特化したツクールシリーズの作品です。

横スクロールアクション及び見下ろし型のアクションゲームに
特化しているツールとなり、2Dのアクションゲームをこだわって
作りたい方におすすめのツールです。

一方で、動きの演出などが細かく設定できる分、
必要な素材とかの数が多めで、イラストとかを
自サークルで用意できるのであればおすすめですが、
イラストが描けない場合だと厳しい印象があります。

SRPG Studio


ファイアーエンブレムタイプのSRPGが
制作できるツールです。

デフォルトでFEのように使用回数が定まった
戦闘方式のSRPGが作成できるので、
FEのようなSRPGを作りたい方におすすめです。

人気のツールですが、コミュニティは他のツールと
比較するとやや小さめで情報を探しにくい可能性があります。

SMILE GAME BUILDER


手軽に3D系の立体感があるRPGを制作できるツールです。
高画質というよりかは、柔らかい雰囲気の3Dを作れるため、
3D系のRPGをとにかく作りたい方におすすめです。

制作ツールを選ぶときの注意点


制作ツールを選ぶときの注意点をまとめていきます。

体験版を使ってみよう


有料のゲーム制作ツールには体験版が
配布されていることが多くあります。

できる限り体験版を触ってみましょう。
ゲーム制作ツールは「合う」「合わない」の差が
大きく出ます。

まずは王道的なRPGツクールシリーズの体験版あたりを
触ってみてから他のツールなどを触ってみると良いと思います。

R指定制作が規約的に厳しい制作ツールは避けよう


極稀にR指定制作へのハードルが高いツールがあります。

その代表として話題になったのが
「ラノゲツクールMV」です。

ツクールシリーズとして
ノベルゲームが作れるツールとして出た本作ですが、
簡単に言うと「公式素材のR指定素材がNG」という
画像データ等を全部用意しなければいけないという規約で
大きく話題になりました。

必ずR指定系の作品に関する規約がないか
確認してからの検討をおすすめします。

制作する方向性はどうするか?


制作ツールはサークルさんのスタンスにも
最適なツールが大きく変わります。

例えば、「ある程度のクオリティを定期的に供給したい」
という継続性重視のサークルさんであれば
「RPGツクールシリーズ」のように最低限の機能が充実し、
テンポよく制作できるツールのほうが良いでしょう。

一方で「今までにないゲームを作りたい」とかであれば
「RPGツクールMV」や「Unity」といった機能拡張に
強さが出ているツールもおすすめです。

サポートみたいな制作以外のことを極力やりたく
ないのであれば情報も多い「RPGツクールVX Ace」とかに
しておくといいでしょう。

どの制作ツールを選べばいいか迷った時に


エロRPGが制作できるツールの紹介や注意点を紹介しましたが
やはりどのツールしようか最初は迷ってしまうと思います。

そんな時におすすめなのが
「自分がイメージしているエロRPG」と
同じゲーム制作ツールを選ぶという方法です。

自分が影響された同人のエロRPGや、
作ろうとしているジャンルの人気同人RPGの
Readmeを確認してみましょう。

ゲーム制作ツールの名前が記載されていることが
あるだけではなく、機能拡張に使用している
プラグインやアセットの情報が記載されていることがあります。

記載がない場合はエンディング時にスタッフロールで
記載されていることがあります。

面白い!と思った機能拡張がプラグインやアセットで
使われているようであれば、あなたでもイメージしたゲームに
近づけることができるかもしれません。

迷ったら、
「イメージしているエロRPGと同じ制作ツール」という
選び方もおすすめです。