ダウンロード販売サイトの売上だけではない、
ユーザーサイドの視点で毎年エロRPGを勝手に表彰する。
第6回として、今年は2015年末までに公開された全作品を対象に
2016年1月~3月下旬まで投票を受付し、多数の作品に投票を頂きました。
今年より、「総合部門」「エロ部門」「ストーリー・キャラ部門」
「システム部門」の4項目で募集を行いました。
各賞の結果と、各作品について頂いたコメントを
公開させて頂きます。
総合部門
総合部門は、総合部門の投票及び各賞の投票結果を元に事前に制定した計算方式を使って計算を行いました。早速上位5作品を紹介していきます。
総合第1位 もんむす・くえすと! ぱらどっくすRPG前章
やり込み度が異常な作品
前作シリーズを知らない人でも
楽しめるのは素晴らしいですが
問題は続編がいつになるのか‥‥
総合第2位 Lilitales -リリテイルズ-
総合第3位 Spiral Legend IV
総合第3位タイ プリンセスサクリファイス~供犠姫フィーナの冒険~
総合第3位タイ ディストピアの略奪者 ―The weakest go to the wall―
総合第5位 処女を守る魔法
ゲーム全体の雰囲気が明るめになっていた部分も個人的には評価したい。
総合第6位~第10位
ゲームバランスも高難易度ながらまとまっている。
そしてエロい。
エロ抜きでも結構楽しめる内容だったと思います。
プレイ時間も膨大で、ザ・RPGという感じ。
戦闘難易度が高いのが玉に瑕かな?
総合 ランク外でコメント頂いた作品
丁寧で面白い作品
某RPGがベースですが
それをきちんと同人に落とし込んでいるところがさすがです
エロ要素が薄いとはいえ
ゲーム性だけでも買ってよしな作品
このサークルのお約束で
アップデートは年単位で行われるでしょうから
長く遊べるのは間違いないでしょう
開発元がなくなってしまったのがとても残念
仲間同士の掛け合いや、主人公である小春の成長が何とも微笑ましい。
続編を待ち望んでいます。
凌辱がメインで自由度は低いのですが、逆に面倒な部分がなくストーリーを楽しめます。
しかしプレイしたらあの紹介でも納得してしまう不思議
ゲーム性が独特ですが
あきるシステムではないので
最後まで一気にいける良システム
馬鹿らしいノリのスタートですが
物語が進められると
世界観がしっかりしているのも良評価
ただやはりあの紹介が‥‥
まさに埋もれた名作ですね
本システムで次作品も作り始めているらしいので
次も期待です
次回作以降に期待を込めて。
マイナーな同人ゲーですが
この作品の中毒度により
ネット界隈でそれなりに通じるだけでなく
同人げーでありながら同人誌などの
二次創作作品まで発生する始末
売り上げの伸び率も話題になりました
ありそうでなかった作品ですが
それだけでなく
丁寧に作られた作品でありながら
ユーザーフレンドリーな対応も評価が高くなった要因かと
のんびりとしたRPG
いつでもエロを見えるし
いい作品なのですが
まったりしすぎて
会わない人にあわない作品でしょう
今ではユーザースクリプトで
オリジナルエロもできます
エロ部門
エロ部門第1位 もんむす・くえすと! ぱらどっくすRPG前章
ボスは戦闘を含めた回想ができるのも好印象
しかし苦手な人には苦手なのもあるのかな?
(この作品している時点でそう言う人は少なさそうではあるが)
エロ部門第2位 Lilitales -リリテイルズ-
エロ部門第3位タイ 白の従士と闇の従者
しかもCGはトップクラス。男汁が止まらない
エロ部門第3位タイ ディストピアの略奪者 ―The weakest go to the wall―
エロ部門第5位タイ
パラメーターでの分岐も含めて、凝った内容だと感じました。
戦闘回想とシーン回想が分かれてるのが少し残念
エロ部門 ランク外でコメント頂いた作品
ゲームに関しては難があるものの、エロスに関しては絶品
漫画タイプのエロシーンなのも画風に合っていてすばらしいです
■Succubus Quest 短編
*リンクは有料版
本編を何とかしてやってみたい
シナリオに関しては賛否両論か
レズ系も取り揃えている点は評価したい。
段階別のエはいい感じ
ただ結構ノーヒントなところもあるので
全部見るのは大変かも?
まあこの作品は撫でるのがメインですし
問題はないか
キャラのバリエーションもあってよし
■キチクエモンスターズ~鬼畜男が魔物娘を捕まえて牧場送りにするRPG~
好きな人には好きでしょう
メジャーとなった売春だけでなく
ストリップなども用意しているのはなかなか
ただエロイベントを起こす等
発売当初はバグで結構な頻度で進行不能になったりしたのは罠過ぎる
まったりエッチですが
独特なエッチシステムは人を選ぶ
好感度別の展開もあるので
システムがあうなら楽しめるかと
ストーリー・キャラ部門
ストーリー・キャラ第1位 もんむす・くえすと! ぱらどっくすRPG前章
ストーリーもまだ途中ながら引き込まれる
ストーリー・キャラ第2位 ソナビア-SonabiA-
ストーリー・キャラ第3位 Spiral Legend IV
ストーリー・キャラ第4位 妖狐淫刀
遊べてエロい作品
お値段もお手ごろと言う事なし
ロリ好きなら迷わず購入して間違いなし!
ストーリー・キャラ第5位タイ
ストーリーは奇をてらわない王道だが、要所はキチンと抑えてあった。
おそらく前作での知識を前提にしているのだろうが、もう少し描写をして欲しかった。
きちんと伏線が張られたシナリオは素晴らしい
キャラもしっかりと個性を立てています
これでもう少しワールドが広ければ‥‥
ストーリー・キャラ部門 ランク外でコメント頂いた作品
きちんと差別化されている点は素晴らしい
過去シリーズと合わせても
世界設定に矛盾がないのは
かなり設定を練りこんでいるがためと推測できる
安心して遊べるRPGです
出てくる女性陣たちもなかなか面白いです
ゲーム終了後のお話が気になるよい作品
仲間モンスターは会話はほぼ無く、エロは多少追加されたものの、全キャラではないのは残念
きちんとキャラを把握して
シナリオを練ってますね
ただそろそろ登場キャラクターに限度が‥‥
その場合はDQ3の職業別を攻略できるようになるのだろうか?
システム部門
システム 第1位 Spiral Legend IV
システム 第2位 もんむす・くえすと! ぱらどっくすRPG前章
バランスはノーマルだと温く自分で難易度を調整する感じだが、それでいいと思う
システム 第3位 プリンセスサクリファイス
システム 第4位 Lilitales -リリテイルズ-
システム 第5位 Ordeal of Princess Eris
システム部門 ランク外でコメント頂いた作品
■ディストピアの略奪者 ―The weakest go to the wall―
周回前提の設定ながら、うまく考えれば一週目クリアできる絶妙なバランス
その魔物の強さを示すボスがあまり強くないこと、複数種の魔物がいるのに総合力を試す場面が無いことが残念
着せかえで色々と楽しみ
撫でまくった結果
色々と手遅れになる患者続出
ただ一部のシステム周りに
今のは妥協した結果で
本当はもっと別の形にしたかったんだろうなと
うかがわせるものがあるのがもどかしい
エロ抜きでも楽しめる内容だったと思います。
スキル構成で色々と個性が出せますね
ロック、速攻、HP吸収などなど
ここら辺はカードゲームのデッキを組む感覚なのも
また楽しいです
もう少し移動速度が上がれば文句なし
衣装のバリエーション、QTEの豊富さ等で、戦闘バランスとは別な部分で飽きない内容でした。
合成などにはまると余裕で数十時間が吹っ飛ぶ中毒性はさすが
3DダンジョンRPGと言う人でも
とっつきやすいのは本当に素晴らしいと思う
総評
今年も多数の投票協力をいただき、ありがとうございました。
部門賞導入により、投票項目が多くなってしまいましたが、
多数の作品にコメントを記載していただいている方も多く、
大変嬉しく思います。
また、今回は掲載許可及び匿名での掲載許可を頂いている方のみの
コメント公開になりましたが、非公開でのコメントいただいた方などの
メッセージも大変参考になるものが多く、公開できないのが
名残惜しいぐらいです。
同時に、投票数や新システム導入による結果公開の遅れ、
及び開催時のリンクに不手際などもあり、大変ご迷惑もお掛け致しました。
この場をお借りして投票頂いた方々に多大なお礼を申し上げます。
では、個人的な総評に移っていきます。
今年はやっぱり、「もんむす・くえすと! ぱらどっくすRPG前章」が強かったですね。
投票されたデータを見ると、全項目3位以内に入れている方がほとんどで、
総合的にレベルの高い作品と感じていた方が多かったのではないでしょうか。
システム部門のみ、唯一1位の座を渡しておりますが、
1位の「Spiral Legend IV」とはわずか1点差の僅差でした。
また、今回部門賞を導入した大きな理由が
「エロ特化の作品なども増えてきた」ということが大きかったのですが、
思ったよりもエロ特化の作品は入ってこなかったというのが、
少し驚きにも感じています。
元々、ゲーム性の高いRPGが好きな管理人が運営しているサイトゆえ、
同じ趣味の傾向を持つユーザーが多いというのもあるのかもしれませんが、
エロ特化のいわゆるADV系の作品は、ランキング外の作品を含めても
非常に投票数が少なかったという結果になっています。
エロRPGアワードでは「過去作品全部含めて」という全ての作品が
対象になっているので、プレイ時間が長くなりやすい本格派のゲームと
比較すると、ADV系作品などは記憶に残りにくいという点なども
あったのではないかと感じております。
去年からの比較で言えば、「バッドエンド・コレクター」(4位→総6位)、
「赤首の闘技場」(5位→総8位)とランキングが落ちているものも多かったのですが
「プリンセスサクリファイス」が非常にランクを伸ばしました。
(10位→総3位)
「プリンセスサクリファイス」は総合投票で3位あたりに投票する方、
システムやストーリーで下の方に投票する方が多かった傾向があります。
こちらの作品は元々ADVよりのデザインなRPGでしたので、
それゆえ個性的なシステム面・伝えやすい物語やキャラクター性を
評価される方が多かったのではないかと思います。
Spiral Legendシリーズ、今年も奮闘していました。
エロゲながら「エロ絵がない」というマイナス点こそありますが、
それを補うほどのテキストや全体を通したやりこみ・ゲーム性を
評価される方が多かったようです。
エロ絵が描けないような人でも、希望のある結果を残し続けている
Spiral Legendはすごいと常々思っています。
個人的には、そろそろ絵を依頼するとか、制作者さんが次のステップに
移ってくれるといいなぁ……とか思っていますが……(笑)
今年も、エロRPGアワード、皆様のおかげで完結することができました。
エロRPGアワードで投票頂いた作品の中には、自分もスルーしていて見逃していた
作品などもあったため、そういった隠れた作品もスポットが当たるように、
エロRPG情報局としても少しずつレビューしていきたいと思っています。
次回のエロRPGアワードについては、
2017年1月1日より予定しております。
昨年末には、RPGツクールMVの登場もありました。
近年では、Unity製の3D系ゲームも増えています。
今のところはあまり大きな変化が見られないエロRPG界隈ですが、
状況によってはスマホ系作品や3DアクションRPGなんかが一斉にシェアを
奪う可能性なども大いにあり得ると思っております。
来年は皆さんがどう心変わりしているのか(←言葉が悪い)
旧作や今年のランクインが名作として集うのか。
来年も楽しく開催していければいいと思っています。
簡単になりますが、以上になります。
重ねてになりますが、投票にご協力頂いた方々。
そして、素敵なRPGを公開してくれる同人サークル様。
サービスを通じて配信してくれるダウンロード販売会社様に
感謝を感じながら、総評を終わらせていただきたいと思います。
2016年5月31日
みなみ よつば