今日紹介していきますのは、先月末に公開された
「リリーシャとエロトラップダンジョン」です。
CG系作品を中心に公開されている、桃色DIVAさんの
2作品目のエロRPG作品です。
エロRPG情報局で同サークルさんの作品取り上げるのは、
初めてかと思います。
「ハマればハマるほど抜け出せない抗えない」
というのをテーマにされているように見えますが、
その文言通り、繰り返し罠にハマると罠回避が難しくなるという、
売りをしっかりと明確に特色付けたシステムが特徴的な
ゲームブック的なダイス要素を入れた脱出ゲームです。
物語としては、トラップが仕掛けられているダンジョンを
主人公が挑戦するという簡易ストーリーの作品になっています。
リリーシャとエロトラップダンジョンを購入した理由
未プレイだったサークルさんだったこと、
「ハマればハマるほど抜け出せない」というのが
どんなものなのか気になったこと、
全体を通してどんなゲームか見えづらかったので、
手頃だし購入してみようかなーと思って購入しました。
RPG面の特徴
制作ソフト:
RPGツクールMV
原作:
オリジナル
作品の長さ:
超短編
(管理人クリア時間 約11分)
難易度傾向:
ちょいかんたん!
主な遊び方:
- 迷路のようなダンジョンで次のフロアを目指して進む
- 道には罠が配置
- 罠回避の判定と、犯されたときの判定があり、両方失敗すると抵抗力減少(詳細は長所欄)
ボイスの有無:
ボイスなし
やり込みシステム:
- 特になし
エッチシーンの傾向:
- 罠を回避できないと犯される
- 罠は触手・機械・ゴーストの主に3方向性
リリーシャとエロトラップダンジョンの特徴
リリーシャとエロトラップダンジョンの特徴的な傾向やシステムを長所・短所と思われる内容、特徴を元におすすめする人・しない人を紹介していきます。
この作品の長所
リリーシャとエロトラップダンジョンの特徴の中でも個人的に良かったと思われる点や独創的・面白いと思ったポイントは以下の通りです。
1.ハマればハマるほど抜けにくいトラップ
本作品で最も特徴的に感じたポイントは
「ハマればハマるほど抜けにくい罠」というのが
しっかりと反映されていたトラップシステムです。
プレイヤーには回避補正値、抵抗補正値というステータスがあります。
マップ上に置かれたエロトラップに触れてしまうと、まず一度目に
「トラップにかかるかどうか?」というのを
「回避補正値」と「ダイス(ランダム1~6)」の合計から判定します。
例えば、「罠」の回避条件が6、回避補正値が「2」、ダイス「5」であれば
罠は回避成功。トラップを何もなく回避できます。
一方で、罠の回避条件を満たさない場合は、そのままエロ罠に
ハマってしまいます。ゴーストハンドに弄られちゃったりします。
ここで、第二の判定が行われます。
第二の判定では「罠の固定値」か「ランダム」から希望した方で
判定される罠の回避条件を「抵抗補正値」と「ダイス」で判定。
ここで、回避しきれないとそのままイかされてしまいます。
イかされてしまうと「抵抗補正値」が減少してしまいます。
「抵抗補正値」は「-1」など、マイナスの値にもなるので、
イかされればイかされるほど、第二の判定が回避できなくなります。
例えば、「抵抗補正値」が「-10」とかであれば、
たとえダイスの目が「6」だったとしても合計「-4」。
基本避けられず、そのままエロトラップにハマる。
どんどんマイナスの値へと深みへハマっていってしまいます。
抵抗補正値が-20になるとゲームオーバー。
マップ上には踏むだけで回避補正値・抵抗補正値が
マイナスになるような石のトラップや
扉を開けるために鍵が必要なものなども用意されています。
「ハマればハマるほど抜け出せない抗えない」という
テーマを上手く連想させる罠システムでした。
2.シンプルだけど抑えたシナリオ
本作品は「女冒険者がダンジョンに挑む」という簡易的な
シナリオではありましたが、「なぜ主人公が挑むのか」
「なぜゲームオーバーになってしまうのか」という理由付けが
単純明快でわかりやすい点が好感を持てました。
「身軽な女性の方がトラップ回避しやすい」ということで
主人公がトラップダンジョンに挑む。
対する「トラップダンジョンで力尽きた女性を奴隷にする」という
悪側の考え。
主人公が行動する理由、そして悪側が取った行動が
シンプルでわかりやすく、短編としてプレイしやすい
ストーリー要素のある作品です。
長所を見て作品が気になった方
→リリーシャとエロトラップダンジョン DLページ
この作品の短所
リリーシャとエロトラップダンジョンの中で、マイナス点になりうるポイントや不足していたと感じた要素は以下の通りです。
1.演出が弱めなトラップ判定
この作品で一番もったいないなぁ……と思ったのが、
「トラップの演出」が非常に弱く見えたことです。
ハマればハマるほど、抜け出せない抗えないという
システムは非常に面白く、ダイス判定とかもよく考えられていると
思っているのですが……。
トラップにハマったときに「音」の演出はないし、
ダイス判定も勝手に1~6の乱数判定が出たものが代入される
だけなので、インパクトに欠ける印象があったんですよね。
特に音がなくて寂しい印象も受けてしまったので、
回避したときに回避をイメージさせるような音、
回避失敗したときに外れ音や罠が発動するような音、
絶頂したときに絶頂をイメージさせるような音だけでも
導入してあると、想像力も刺激するような要素が増えて、
テンポよい軽やかなエロを楽しめる作品として
より煮詰まった短編エロRPGになった印象がありました。
2.罠パターンが少なめなこと
基本的には迷路のようなマップで配置されている
罠の道に触れないよう最低限のルートを進むという
感じだったため、少し罠の配置パターンが
全体と通して統一されすぎている印象がありました。
短編ということでわかりやすさを重視したのかもしれませんが、
始終パターンが同じで偏ってしまっている印象もあったので、
不意打ち的なわかりやすいトラップ要素(例えばミミック的なもの)とか、
アクション要素のあるトラップ要素(高速移動する間を避ける)とかも
あったりすると、罠の幅が広くなってゲーム性面も
高まったのではないかという感じがしました。
短所を見て作品が気になった方
→リリーシャとエロトラップダンジョン DLページ
この作品をおすすめする人
・トラップエッチが萌える方
・「ハマればハマるほど避けられなくなる」という要素にピンときた方
・短編作品が好きな方
この作品をおすすめしない人
・濃い世界観の作品が好きな方
・戦闘や冒険などの王道RPGをプレイしたい方
・ゲームボリュームを重視する方
管理人の個人的な評価
69点
「ハマればハマるほど抜け出せない抗えない」という
コンセプトがしっかり伝わってくるシステムが導入されている
探索よりのアドベンチャーRPG。
コンセプトは強く伝わってくる興味深いシステムは
評価できるものの、少しシステム面の細かい演出が不足しており
効果的に見えていない箇所がチラホラあってもったいない印象の
残ってしまう作品な気がしました。
面白い基盤はある作品だと思うので、
細かい点のバージョンアップとかしたら短編作品として
もっと光る作品になると思える作品でした。
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