最近のエロRPGでは、声が搭載されている作品も多いですよね。
最近ではボイス系の同人作品も人気を博しているので、
ネット声優の◯◯さんが参加されているから!
ということがボイス付きRPGの購買動機として
見られることもあります。
ですが、実際に依頼するとなると難しいのではないか……
そんな風に思っている方も多いのではないでしょうか。
今日は、音声系の依頼に役立つ記事を
公開されているサイトさんを見つけましたので、
そのシェアしていきたいと思います。
また、エロRPG関連の契約トラブルの相談を受けることや
自分もたまにフリーランスとしてウェブ記事の外注・受注を
したり、セミナーやフリーランス交流でなどで対策方法聞く機会も
ありますので、その辺も紹介していきたいと思います。
音声依頼を行いたい時に参考になるサイトさん
では、まず音声依頼を行う時に参考になる
サイトさんをご紹介したいと思います。
■参照
依頼についてあれこれ(リンク切れ)
ネット声優をされている神崎克樹さんなりの
声依頼に関する注意点やよくある疑問として思いつくような
ことに関して色々と声優サイドではこういう風に思うんだよー
というのを参考記事としてまとめられている内容です。
報酬についてから、依頼時の値段設定、
声優さんキープなど、非常に疑問に思うこととか、
初めての時に迷ってしまうようなことなどを細かく紹介されています。
また、同サイト内に書かれているボイス系サークルさんの
外部リンクの情報も非常に勉強になるので、
声依頼を行っている方はぜひ見てみるといいかもしれません。
自分も声依頼何度かやったことがありますが、
書いてあることが原因でご迷惑をおかけしてしまった
こともあったりしたので、この記事を前に読んでおければ
御迷惑かけなくてよかったのになぁ……とか。
依頼内容は明確にしよう
さて、ここからは自分の体験とか
色々なセミナーや交流を通じて依頼側としてぜひ意識して欲しいことを
書いていきたいと思います。
その前にですが、
紹介したサイトさんでも書いてある通り、
依頼を行うときにはできるだけ仕事内容を明確にしましょう。
明確さが欠けていると『話が違うじゃないか!』
というような問題に繋がることも多いです。
例えば、イラストであれば「サイズ」とか書いていなかったりすると、
依頼を受ける側は見積もりとかも出せなかったりします。
リテイク(修正)の回数なども認識の違いなどが生まれやすいので、
事前に意識合わせしておきましょう。
お金の支払には注意しよう! 一番よくあるトラブルです
依頼時のトラブルでよくあることは、
『お金のトラブル』が大半だと思います。
支払われない、金額に違いがある、
振込がされないなど……
よくあるトラブルですし、
一番厄介になりやすいトラブルでもあると思います。
支払い方法で気をつけたいこと
支払い方法は色々とあると思います。
同人系で多い方法としては・・・
- 前金(納品前に渡す)
- 後払い(納品受け取り次第渡す)
- 売上に比例して渡す(有料作品公開後に渡す)
の3つが多いかと思います。
個人的には断トツ『後払い(納品受け取り次第渡す)』をすぐに
行うことが一番オススメです。
サークルさんや依頼する相手の環境や方針にもよりますが、
前金の場合は逃げられてしまう恐れがある。
売上比率の場合は明確な資料を提示しないと正式な売上数を
出せない可能性がありますし、思わず大ヒットしたときなどに
新たな交渉を受ける恐れが多かったりします。
よく『売上に比例しないと悪い……』みたいなことを
おっしゃる方もいると思います。
(自分もこの考えには同意する面もあります)
ただ、もし売上が大きく伸びたのであれば、
新しい依頼を行うような方向(継続依頼など)で調整して
あげることでも、恩返しはできると思います。
契約書は自分を守る盾、本格依頼の切り分けにも使える
もう1点、できれば契約書を作ることをおすすめします。
同人とは言え、外注はビジネスの一環でもあります。
契約書の作成を推奨しています。
契約書は、自分を守る盾にもなるので、
特に大きい金額を伴う依頼時には作成しているかどうかで、
強気に出れることもあります。
(悪徳商法とか、一時期の0円携帯とかは、
契約書があるからこそ、成り立っているのでしょうし)
契約書は一度作れば、ある程度使いまわしも出来ます。
ある程度規模が大きくなったら、作ってもらうと言う手もあると思います。
(自分も契約書そこまで詳しくはないのですが、
知り合いから貰ったものを許可頂いた上で調整して使用しています。)
また、本格的にやりたい場合のみの話になりますが。
『契約書』を交わすことに抵抗がない依頼相手の場合は、
同人と言えど『外注=ビジネス』という理解をされている方の
可能性もあります。
逆に契約書を嫌がる場合は、
依頼を軽く考えている可能性もあるとも取れます。
(もちろん、依頼相手の考えなどもありますが・・・)
依頼を行う場合は、できるだけ契約書を交わしましょう。
契約書を作れない場合はしっかりと契約内容をメール等で
事前に知らせ、トラブルがないようにしましょう。
そして、その内容を必ず保管しておきましょう。
交流サイトのメッセージなどはアカウント消えてしまうと
削除されてしまうこともあります。
自分としてはメールを推奨しています。
ちなみに自分は、小さい仕事は
メールベースで取引をしていて、
それ以外は契約書を使ってやっています。
契約書がない=最悪逃げられる可能性もあると認識して、
自分が最悪勉強代として割り切れる金額で考えていくと良いと思います。
前金は危険、頭金やこまめな入金、外部サービスの検討も行おう
もう1点、お金関係でよくあるトラブルが、
納品されないでお金だけ持って行かれた……というお話です。
前金システムは、連絡がつかなくなった時に打つ手がなかったり、
契約書があって契約違反で行動できた場合も、
金額によってはマイナスになってしまうこともあります。
とはいえ、どうしても後払いだと不安という方もいらっしゃいます。
(依頼を受ける側にとってはお金貰えるか心配という気持ちもあります)
そういう場合には、『前金』や『こまめな入金』『外部サービス利用』も
検討しましょう。
『前金』は一分金額を頭金のような形で支払う方法です。
数千円~半額ほどが最適かと思います。
『こまめな入金』は、仕事内容全体を細分化して、
こまめに入金してあげるということです。前金にこだわる方の中には
どうしても生活費に困っている方もいるので、
そういった理由で前金にこだわる方には
こまめな後払いの入金を行うだけで解決できたりします。
大規模な依頼の場合なども、この方法は有効です。
『外部サービス利用』は、
クラウドワーキングサービスなどを活用することです。
参照: ランサーズ
一例としてランサーズを上げておきますが、
クラウドワーキング系のサービスはお金を一回サービス側に預けて
依頼完了時に正式にお渡しするような仲介的なサービスがあるところが多いです。
前金にこだわる理由の一つに『支払うお金があるのか』『後々減額されないか』
と言う点をあげる方もいらっしゃいます。
一回サービスを通じて預けることで、正式なお金を払う姿勢を伝えることが出来ます。
なお、『外部サービス利用』は手数料も結構取られるので、
安全性という観点でどこまでお金を出すかという点を意識しましょう。
後は、お試し依頼などもおすすめです。
最初から全部の依頼を行うのではなく、イラスト1枚を依頼して、
その依頼を通じた対応を見て正式依頼するかどうか決めるという内容です。
ライターとか、イラスト案件だとよく見かける方法です。
ちょっとずつ経験を積んでいくのもおすすめ
もう一つは、小さい依頼から少しずつやっていくこともおすすめです。
ゲーム制作と同じで、どうしてもやっているうちにわかることとか、
こすうればいいなーというのがわかっていったりすると思います。
また、どうしても経験が浅いうちは
依頼を受けてもらえないこともあります。
作品の数が増えれば、依頼主を判断する安全材料にも繋がります。
ゲーム制作と一緒で、外注も小さい経験から積んでいき、
起こったトラブルとかもどうやれば同じことにならないのか?
という検証・改善を繰り返していきましょう。
まとめ
今回は外注関係の情報共有とともに、
同人関係にも繋がる、外注関連のお話を紹介してきました。
自分はどちらかと言うとウェブライティングとか
よりなので、参考にならない箇所も多いかもしれません。
ただ、色々なテクニック的な方法も紹介しましたが
結局重要なのは適切なコミュニケーションだと思います。
相手の心配をどう取り除くか、
どうお互いの認識の差異を防いでいくか……。
依頼をするアナタも、依頼を受けた方も、
お互い人間です。
これが必ず正解というのがあるわけでもないので、
やりすぎない範囲で連絡を取り合ったり、
相手は心配していることと自分の心配していることの
良い落とし所をいかに作っていくか……。
うまく対話しながらやることも忘れないようにしましょう。
実際に同人関係でもうまくいっている人を見ると、
こまめに連絡できる体制を整えていたり、
入金や確認など自分が動くことは迅速に対応してあげたり
している方が多いと思っています。
何もなく平和に終わるのが一番だと思いますので、
少しでも役立つような要素がお伝えできてれば、嬉しく思っています。
あと、最後にですが弁護士ドットコムさんのQ&Aとかも
結構参考になるので、もしトラブったときとかはそちらのサイトさんを
見たりすることもおすすめします。