前回の記事に引き続き、娼婦経営エロRPG「赤い少女のカチェロット」のプレイ途中の感想です。
ちまちまと時間あるときにプレイしていたら、あっという間にプレイ時間が8時間超えていました。前回の速報レビューでは主にゲームのシステム紹介をしてきましたが、今回はここまでのゲームの内容を踏まえ、プレイしていて感じたこととかを紹介していこうと思います。
キーワードは『やり直せない緊張感と中毒性』です。
今回プレイ途中のゲーム感想を書く『赤い少女のカチェロット』は、前回の速報レビューで書いた通り、どちらかと言うと経営シミュレーション的なゲームです。
娼婦を雇い、育成しながら他の街に経済戦争を仕掛け、勝利すればストーリーが進むというような内容です。
そんな本作品ですごく感じていることが3つほどあります。まず一つ目が中毒性のあるシステムです。
本作品は経営SLG的な内容を多く含むため、毎日「何を行うか」というのが重要になります。そのため、ある程度方針を決めると、育成を連続して費やすことも多くなります。
通常、育成などに時間を費やすような作品の場合、どうしても作業感が出てしまいますが、赤い少女のカチェロットでは成功確率のバランス度合いがよく、失敗することもしばしば。だけど失敗してもどうにかできるような、絶妙なバランスを搭載しています。
加えて、プレイ時間を重ねて新しい街に到着するとできることが増える。経済戦争に登場する敵も多彩な攻め手を使ってくるので、色んなキャラが活躍できるのもポイントです。
プレイを始めるとついつい時間を重ねてしまうような中毒性のあるゲーム性で、育成経営系ゲームとしては、よくできているゲームになっています。
2つ目が緊張感。意外と敵が強い反面、特定ステージクリアまでターン制限のようなものがあります。さらにオートセーブなので、やり直しがあまり聞かない感じ。
そのため、ほどよい緊張感がゲーム性をさらに際立たせてくれます。ちなみに難しい人向けにヒントや難易度調整機能も付いているのもポイント高いです。
そして最後が、ライトな雰囲気のコメディ系ストーリー。ゲーム性に加えて明るくて軽い会話展開が続き、思わずくすっと笑ってしまうようなイベントがしっかりと描かれています。登場するキャラクターも個性的なキャラクターが多く、読むだけでも面白いストーリーが展開されていきます。
もちろん、明るい雰囲気の中に王道的な展開、盛り上がりポイントなんかもしっかりと導入しており、レベルの高いシナリオを楽しむことができました。
値段500円という価格。戦略ボードゲームということで購入したけど経営ゲーム的で、ちょっと雰囲気が期待と違ったりもして、どうなのかな?と思いながらプレイを始めましたが、普通に楽しんじゃってますね。
プレイ8時間ぐらいになり、育成できる娼婦の数とかも増えてきているので、まだまだ楽しめそうです。
純粋なエロRPGとは違うと思いますが、経営SLGとしては普通に楽しめる同人作品なんじゃないかなという感じが強い作品です。
またプレイ時間を重ねて気がついたことがあったり、クリアしたらレビューをしていきたいと思います。