辛い過去を持つ、お兄ちゃん大好きな魔法少女が
悩みながらも悪の組織と戦っていく演出が凄いRPG
今日紹介していくエロRPGは2022年1月31日に、FANTASY・FACTORYさんから公開された魔法少女モノの作品です。
味方が使用する技や敵の大技にカットインが入っている点や、フルボイスではないがメインストーリーの全年齢シーンでもポイントになるところでボイスをつけている点、さらにエッチステータスや断面図など最近の要素もしっかりと入れている作品です。
バージョン1.00にて、ややバッドエンディングよりのエンドで一周しました。やや終盤、気がついたら異様に高いレベルになっていたので、もしかすると変なの踏んでしまって、終盤のみ想定外のプレイしている可能性もあります。
そのため、やや迷いましたが、ゲーム全体の雰囲気や難易度も把握しておりましたので、この状態でレビュー残しておきます。プレイ時間は+15~30分ぐらいの可能性も視野に入けるといいかもしれません。
魔法少女ブラックキティのストーリー
日本に久しぶりに戻ってきた、詠美愿ノアは、ガールと呼ばれる魔法少女の一人。引っ越し直後にもブラックキティとして出撃したところ、大好きなお兄ちゃんと再開。さらに、引越し先もお兄ちゃんの家であることが判明します。
そんなお兄ちゃんも住む家を拠点に戦い続けるノアでしたが、次第に力の源にもなる欲望が足りず、力の回復に悩む日々。さらに、時代の流れで好きなお兄ちゃんにも恋人がいることを知ります。
凶悪な行動を続ける悪の組織、そして大好きなお兄ちゃんに恋人がいる存在。魔法少女になるきっかけになったとある事情。過去の出来事からも魔法少女として戦い続ける決意をしつつも戦う少女の戦いを楽しめます。
魔法少女ブラックキティのシステム
魔法少女ブラックキティはシンボルエンカウントを採用した1対1の戦闘をメインとしたRPGです。各ストーリーごとに決まったエリアを探索しながら進み、奥にいるボスを倒すと次のストーリーに進むというような流れになっています。
拘束要素も一部搭載の1対1バトル
1対1を採用し、ターンベースのRPGになっています。基本は物理攻撃やMPを消費するスキルを使い、回復スキルやアイテムでHPを維持しながら戦います。
一部の敵は拘束技を使用。拘束自体は一部を除いて簡単に離脱できます。が、拘束技を受けたときにもダメージを受けるため、繰り返し拘束攻撃を受けてしまうとピンチになることもあります。
なお、敵の種類は少なめです。基本的には下っ端の敵もしくは下っ端が変異した敵とのバトル。ボスのみ固有の怪人になっています。
一枚絵やボイス、カットインで盛り上げてくれる演出
今作はエッチシーン以外にも、ポイントポイントでボイスによる演出や一枚絵が表示されることもあります。非エッチシーンでも演出が多く入っているため、物語の雰囲気を盛り上げてくれます。
また、戦闘時には敵味方にカットインが入ることもあります。味方は攻撃スキルを使えば、スキルに応じたカットインが表示されます。下っ端の敵も、例えば首絞めなど大技を仕掛けてきたときには、ヒロインが首を絞められるようなカットインが出るため、戦闘時も見ていて楽しいです。
変身シーンなど、ムービーを採用してシーンもあり、演出には非常に力が入っています。
セクハラやイベント選択肢、敗北で犯され、1回目と2回目エッチがあり
エッチシーンは道中でエッチな気持ちを持っている一部の人物に話しかけたり、イベントでの選択肢、敵敗北でエッチシーンになります。
一部エッチシーンでは、1回目と2回目のエッチが用意されているものもあります。また、断面図アニメーションも搭載、断面図ON/OFFも可能です。
エッチシーンの傾向は、ガッツリな陵辱寄りが中心です。巨体やぼろぼろな体を犯されたり、切断されてオナホ代わりに使われる、嫌がりながら犯されていくうちに堕ちるようなシチュが多めです。
その他、エッチステータスや隠しアイテムなどの要素もあり
エッチステータスやエッチステータスに表示される画像のカスタマイズ、称号のようなもので能力値をあげるといった要素もあります。
ポイントを調べることで、反応が出ることやアイテムが手に入ることも多めです。全体を通じて、丁寧な作りに見えます。
魔法少女ブラックキティのゲーム性
戦闘演出やイベントシーンにも画像が出ていることは非常に好感を持ちます。独自UIも多く、非常に丁寧な作りを感じられる作品で、物語も気持ちのアップダウンで場面場面を盛り立てようとしている様子もあり、全体としては丁寧さを感じます。
一方で、やや中盤以降物語の展開が早く、主人公の行動がやや掴みづらいような気もしました。ストーリーのテンポが早い割に、戦闘面はどうしても殴り合いの印象も強いため、やや作業感も出てしまうような気がします。
個人的にはもう少し敵種類がいていろいろな戦闘の広さがあったり、ストーリーをもう少しゆっくり描いてあったり、もう少し雑魚戦などの難易度はテンポよく進めるぐらいの難易度で進めやすさを重視するゲームバランスでも良かった気がしました。
魔法少女ブラックキティのエッチ面
陵辱面を中心に気持ち短め~中規模ぐらいの長さにまとまったエッチシーンが多数搭載されています。ラインナップは悪くないと思うのですが、主人公は魔法少女としての信念の強さやお兄ちゃん大好き感が強いのに、簡単にモブキャラには体を許してしまうような印象もあります。敵キャラとの敗北エッチも、敵キャラ各単体が細かく描かれているわけでもないので、少し愛着が入りにくい気もします。
また、個人的に少し残念だったのが断面図のアニメーションです。断面図はON/OFF切り替えができますが、どうしても単調であり、断面図の書き込みもやや少なめなタイプです。アニメーションが始まると、エッチシーンが止まるため、テンポもやや悪くなってしまうような弊害があるように思えました。
単体のエッチシーンとしてのクオリティは問題ないレベルだと思いますが、なかなかストーリー全体と見ると少しリンクしにくい印象もあったため、エッチ面では標準レベルなのかなぁと思っています。
魔法少女ブラックキティのコストパフォーマンス
非エッチシーンへの細かい演出をどれぐらいコストとして吟味できるかによって大きく評価が分かれるような印象もあります。個人的には、非エッチシーンでのイラストにより、場面を盛り上げてくれている点も多く、戦闘時のカットインやボイスも場面を盛り上げてくれている印象があり、好感的です。
ただ、UIなども独創的に感じます。エロRPGだから全年齢シーンの力の入れようは興味がないという方や、UIが独創的で逆にやりにくいと思う方だと、少し操作性の悪さにつながっているようなところで気になる方もいる気がします。
価格も税込みで1500円以上と少し高めの部類に入るエロRPGなので、全体としてのコスパは標準クラスだと思います。クリエイターよりの力の入れようを全般的に感じるため、クリエイターの人ほど評価は高く見えるのではないかと思います。
魔法少女ブラックキティの個人評価
7.5点
物語がややスピーディになっていたり、ザコ戦闘が殴り合い中心で進んでいく点で少し不満点もありました。しかし、色々と最近の要素も盛り込み、物語を盛り上げてくれるような演出、ハードを中心としたエッチ、クリエイターとしては凄さを感じるUIや演出の数々。全体的にこだわりを感じることができるエロRPGです。
凄い世界観の描き方は素敵でしたので、もう少し評価を伸ばすか迷いましたが、少し世界に入りにくい点を感じたり、長く感じてしまうような点もあったので、今回は標準7点台の中でも高評価よりの評価と当サイトでは分類していきたいと思います。
揺らぐ気持ちの主人公が好きな人や、クリエイターさんなどで脱ツクール感重視の構成が好きな人であれば、もう少しも評価も高いような印象もあります。
魔法少女ブラックキティのゲーム情報
制作ソフト:
RPGツクールMV
原作:
オリジナル
難易度傾向:
ちょいムズ!
ボイスの有無:
女性キャラ一部ボイスあり
やり込みシステム:
- マルチエンディング
- 隠しアイテム収集
販売ショップへのリンク
■ DLsite
魔法少女ブラックキティが好きな方にオススメなエロRPG 3選
変身ヒロイン系統が好きな方や、必ずしも常にハッピーではないような世界の雰囲気がすきな人ほど楽しめるエロRPGだと思います。こういった点で共通するような要素がある作品をいくつか取り上げていきます。
魔法闘姫リルスティア
ハード目なエッチ&魔法少女系のアニメみたいな展開が好きな方におすすめのエロRPG。こちらの作品も戦闘時のカットインなどを搭載している上に、合間合間にはまるでテレビ番組のような表示が入ったりと、魔法少女モノへの強いこだわりを感じます。さらに、下っ端や怪人に暴力的に犯されるようなシーンラインナップで、今回紹介した魔法少女ブラックキティのエッチ傾向と類似している方向性のシーンも多いのではないかと感じます。
Demons Roots
奴隷の人々が苦しむ世界を、魔物たちが世界征服するお話。芯の強い主人公が仲間と打ち解けつつ帝国と戦う姿、人々との苦悩がよく描かれています。一枚絵に近いイラストがシーンでも多く表示され、戦闘時のカットインなども超一級。常にハッピーな感じではない展開の中で抗う主人公や、ハードな陵辱好きな人におすすめのエロRPGです。
種づけ孕ませ☆魔法少女~
同人エロRPGの中でも、かなり早い段階で公開された魔法少女RPG。近未来的な世界観で、調教した魔法少女とともに戦うような形になっており、怪物とは違った形の陵辱エッチが多数入っています。ややゲームは手応えがあるので、ある程度ゆっくり遊びたい方向けにおすすめです。
https://otonanorpg.com/rpg-review/8ten/tanedukeharamasemahoushousyo.html