薬剤師の女性が、過去見習い時、盗賊捕まってそのまま奴隷や娼婦として過ごしていき、現在に至るまでを振り返りつつ説明してくれる物語を楽しむことができる「森で出会った盗賊に捕まってしまった私は…」を今日は紹介していきます。
「森で出会った盗賊に捕まってしまった私は…」はコミック系作品やCG作品を公開されているサークル・色点屋さんが2014年11月に公開されたコミック作品です。表紙も併せて全30ページ構成で、現在薬剤師の師である女性が、弟子からフラれた失敗話として、かつて盗賊に捕まったことから奴隷や娼婦を体験したことを振り返っていくような形で物語を楽しんでいくことができます。
一方的に犯されている女性の姿を女性視点で楽しめるほか、「一人の女性の人生」みたいな感じも味わえる、陵辱なんだけど最後にはどこか暖かさも感じられるようなシーンの面白みのある要素のコミック作品です。
森で出会った盗賊に捕まってしまった私は…の詳細
「森で出会った盗賊に捕まってしまった私は…」はオールカラーで構成されたコミック作品。各CGコマ割りがされており、通常のマンガと同じように楽しんでいくことができ、表紙や会話も含めて全30枚で構成されています。
物語は、薬剤師の師を持つ女性が実験に失敗してしまったところから始まっていきます。失敗をしてしまった弟子に対し、「たくさんの失敗や苦労を乗り越えてきた」と慰める薬剤師の師匠。そんな師匠のことが大好きな弟子は、師匠の苦労話を聞きたいと願い出ます。そんな弟子の頼みを答えるように、師匠は過去に自らが盗賊に捕まり、絶望と性に翻弄されるような若かりし頃の話を語りだします。
『朝も昼もなく 男の人たちが 私たちを抱いたわ』
この過去話が本編となっています。過去話では、師匠である女性が若がりし頃、薬草を採取している時に盗賊へ捕まったことから悪夢のような人生が始まることを描いています。盗賊に捕まって処女を散らされつつも、いつかは脱出を目指そうとする彼女。でも、そんな希望は打ち砕かれて奴隷商によって船へ売られ、あることがきっかけに娼婦へ。そして娼婦から解放されることには、身を売ることもいとわないような感覚に陥っていたこと。
「全然お金がなくて……
良かったら今夜だけ……」
タイトルから判断すると、盗賊に犯されるようなお話を想像するかもしれません。ですが、この作品は「盗賊に捕まった」ことをきっかけに、普通の女性が性のはけ口に転落していくような姿を強く体感できます。この転落していく生活がとても自然なストーリーになっており、時には耐え忍び、ときには泣き、終盤では性行為自体も慣れていく。男達も彼女自体を犯すだけの相手と考えている人も多いのか、どこへ行っても基本は一方的に犯されるような姿。色々な男性たちとエッチする女性というエロさに加え、自然な変化がリアル感をも感じさせてくれます。過去はなしということで、ところどころ現在の師匠視点で当時の心境説明のようなものも入るので、さらにエロさを感じやすいと思います。
「良かった…! 良かったですね 先生!」
そして、この作品は「過去の話」であり、現在は薬剤師の師匠として立派に努めている女性のお話であるというところもキーポイントだと思います。盗賊に捕まったことから、普通の女性とは違う人生を歩むことになり、次第に性に対する貞操概念も低くなった女性が、なぜ今は弟子を取るほどの立派な薬剤師に道を戻したのか。
最後は少しジンと来るような感覚もあるストーリー構成となっており、読み切り作品としてはエロさもあり、最後はなんだかほんわかするような後味の良さも感じられる。犯されるような姿を描きつつも、ハッピーエンド的な心地よさもしっかりと取り込んでいる、面白いストーリーの作品です。
森で出会った盗賊に捕まってしまった私は…の総評
★8
男達の性のはけ口になるような体験を味わった女性の過去話を実際に聞いているような構成で、リアル感のあるような性経験の経歴を通じた一方的に犯される・相手しているような姿が楽しめる。一方でそんな話をあの頃の失敗談の事例として話せるような展開もしっかりも用意されており、陵辱の良さとハッピーエンド感もある物語がとても噛み合っている作品です。
一つ一つのシーンは短いので、一人の人生経験を通じたエロさを物語とともに感じさせてくれる、読み切りコミックとして面白いエロコミです。
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