ある日、異世界へと降り立った主人公。そこで出会ったのは、様々なキズを直せる「光玄」を研究する少女だった。地球に戻るために行動をしようとする主人公でしたが、そんな中、ある問題が起こることになる。サブキャラクターとの多彩なエッチやヒロインとの純愛&寝取られを壮大な物語とともに楽しむことができる「星屑」を取り上げていきます。
「星屑」は2016年8月にRPGつくり隊さんが公開された中編~長編規模のエロRPG作品になります。主人公が地球へと戻るため、そしてある問題の犯人を探すため。主人公が最初に出会った少女・レイアと道中で出会う吸血鬼のハーフ女の子・シェーラと共に各地を冒険していきます。
主人公が地球へと戻るための手順を探す前半パートと世界の敵と戦うような後半パートに分かれており、前半ではヒロインのレイアと純愛感。後半では条件を満たさないとヒロインが他の男の手に渡るという純愛&寝取られが特徴的。ただ、全体としてはバッドエンドでもドラマティックな展開になっている特徴があったり、少し大きく世界観が変わるなど、少々人を選ぶような要素が強い印象も受けるエロRPGです。
今回は特に人を選びそうなポイントなども丁寧に紹介していければなぁ……と思います。
星屑のシステム&エロ傾向
シンボルエンカウント採用のパーティ制RPG
星屑では、モンスターがマップ上を歩いており、接触することで戦闘に入るシンボルエンカウント性を採用しています。また、戦闘はドラクエなどでよく採用されているターン制バトル。パーティは基本2~3人の場面が多く、終盤などで一部4人パーティになります。
仲間会話や他の女性とエッチ? 自由行動システム
星屑では、広大なフィールドマップを徒歩や船で移動し、目的のダンジョンや街へと入っていきます。
そんな星屑では、主に街施設の横に魔法陣のようなものが設定されており、魔法陣を通じて街へと入ると主人公一人になリます。主人公一人で街に入ることで、街で歩いているパーティキャラ達の会話が聞けるほか、特定の女の子とむふふするようなイベントが発生する場合もあります。
トリガーキャラを意識し大ダメージ! 合体技
本作品では、戦闘のターン開始時に特定の技を所持したキャラクターがいると「合体技」というコマンドを利用できます。合体技は2人のキャラクターのいずれかのキャラをトリガーとして発動でき、トリガーとなるキャラの行動が回ってきた時、それぞれがMPを使用することで威力の高い技を発動できます。トリガーとなるキャラクターがそのターン行動不能になったりすると発動できず、合体攻撃の相棒だったキャラも行動せずに終了してしまうので、使用タイミングなどに気をつけていかなければいけません。
星屑のエロ傾向
星屑のエッチシーンは、主にメインヒロインのレイア、共に旅するシェーラとのエッチ、サブキャラクターとのエッチシーンが中心になります。
メインヒロインのレイアとのエッチシーンは前半は純愛、後半は他の男に凌辱・和姦寝取られていくシーンが中心です。他のキャラクターたちもいたずら・お礼奉仕・我慢できずに……というようなシーンが多く、凌辱もありますが、どちらかという同意の上でのエッチや、心が何かしらあるようなエッチシーンが多い傾向が体感的にはしました。
星屑のポイント
1.ストーリー重視! 純愛&寝取られが味わえる濃厚な物語のエロRPG
星屑では、前半と後半で大きく物語が変化するような構成になっており、前半では冒険を通じてレイアとの純愛を。後半では、離れ離れになったレイアの生存を信じつつ、寝取られていくようなストーリーを楽しむことができます。
特徴的なのは「物語重視」で描かれているポイントだと思います。後半は他の男に抱かれていく寝取られ系の展開になっているのですが、ヒロインの心を少しずつ狙っていくような感じになっています。どちらかと言うと和姦寝取られに近い感じで、物語も後半は現代的な要素が強く出てきます。仕事の悩みや心の疲れで少しずつ心に近づいていく感じで、全体的な世界観はファンタジーだけけど、現代社会を意識した寝取られに近いようなシチュエーションに描かれています。
また、この寝取られ劇もしっかりと物語につながってきており、主人公の葛藤や最終的な展開にも結びついていきます。バッドエンドとなっていますが、最後には少し幸せにも見えるようなキレイなエンディングにもなっているので、寝取られ作品流の胸クソ悪さみたいなものは少ない印象がありました。
寝取られを強く印象つけている作品ですが、自分的にはヒロインが男に抱かれるような作品が好きな人であれば、プレイできるぐらいの柔らかさも感じる寝取られ劇で、ストーリーにもうまく寝取られを自然に組み込んでいる、ドラマティックな作品だと思いました。
2.世界観変化は好みが分かれる? 現代的なポイントも多いエロRPG
寝取られ&物語重視に関係付けて、ちょっと人を選びそうだったのが「世界観」の変化です。
今作品では、鎖国に近い状態の国があり、後半は一部の部隊がそこに移っていきます。その鎖国の国では、近代化が進み、ほぼ現代日本のような設定になっています。前半はファンタジーな世界観が中心で、その世界については噂程度の情報しか出てこないのですが、後半になると一気にその世界が入ってくるため、伏線が少なかったからか、自分は少し違和感を感じました。
後半には「現代社会の闇」のようなものも丁寧に描かれているがゆえ、ちょっと社会的に悩みを抱えている方などは、現実を思い出してしまう可能性もあるかと思います。それだけ描写がうまいということなんですが「純粋なファンタジーと思って挑むと後半で集中が途切れるかもしれない作品」ということ前提で購入することを強く推奨します。
3.壮大な世界を冒険していく感覚が味わえる世界冒険
描写がうまい繋がりで、個人的にこの作品は壮大な世界観を冒険していくような感覚が強く味わえる作品でもあると思いました。
冒頭のシーンでは、ジーンと来るような音楽とともに、不思議ながらキレイな森でのシーンが始まっていきます。そして地球へ戻る手立てを作るという目的が作られたあと、大きな展開を持って旅を始めていく。
いい感じで出会いを作り、その場だけのキャラクターかと思ったキャラが後半に大きく関わってくるようなことも多め。船が手に入り、様々な場所を移動できるようになると、あちこちに洞窟があったり、多分ココはあとで影響してくるんだろうなぁ……と思うような侵入できないエリアがあったり。冒頭から中盤にかけて、先に進んだらどうなるのだろうかと思わせてくれるようなポイントが多いです。
メイン以外のイベントもあるので、ドラゴンクエスト2のように、目的もなくいろんなポイントを巡るような作品が好きな人ほどはまれる可能性があるかと思います。
4.多少は攻略を見たほうがストレスなくプレイできるかも
ちょっともう1点注意点をあげるとすれば、「多少攻略を見ること」を意識してのプレイがいいかと思います。
本作品、全体を通じてヒントが少なく、特に後半に用意されている世界各地を再度巡って行く必要がある展開が用意されているイベントは自分的にもかなり辛い印象を受けました。
具体的に説明すると、今まで通ったところなどを中心に特定のポイントをチェックするようなものになっているのですが、結構ダンジョン深くにあったり、音なしではクリアできないような場所に配置されていることもあったりします。ヒントも非常に曖昧な物となっていたりもするので、自分は多分プレイ時間の3割ぐらいはこのイベントに費やした記憶があります。
また、寝取られが回避できるようなグッドエンドもありますが、攻略知らないとこれはできないんじゃないかなぁ……と思えるポイントが複数あります。もともと「普通のプレイングではバッドエンドになる」ということ前提で作られているようですので、グッドエンド目指すなら攻略を見るぐらいになっていると思います。
攻略を見ないでクリアするのが好きという方の場合は、バッドエンドでも場合によっては攻略を見る・グッドエンドについては攻略前提というゲームだと個人的には思ったので、攻略情報閲覧にこだわりがある人は注意が必要な作品だと思いました。
管理人の個人的な評価
7点
壮大な物語に、ヒロインが他の男に心変わりしていくしていくような寝取られ感を組込み、寝取られなどもしっかりとシナリオにも反映させており、すごく良いポイントも多い作品だと思いました。
一方で、ヒントが非常に少なく、一度聞き逃してしまうと何をすればいいのかわかりづらいようなところも多く、イベントも少しヒントが少なく、ちょっと理不尽さや面倒さが先行してしまうようなことも。理論的な説明も長い箇所が多く、登場キャラが鼻につくような感覚もあり、ラスボスも少し運要素が多いなど、クセの強いポイントも多かった気がしました。
得点については7点にしましたが、前半などの世界観に入り込めば全体集中切れずにプレイできるような人であれば+1点、ヒントなくとも総当りで挑むような方であれば+1点ぐらいできるぐらいの作品だと思っています。
面白い作品ではあるので評価は非常に迷いましたが、普通にプレイすると挫折しそうなところが多くも感じましたので、今回は7点止まりの評価としました。
RPG面の情報
制作ソフト:
RPGツクールVX Ace
原作:
オリジナル
作品の長さ:
中編
(バッドエンドで管理人クリア時間 約8時間15分、グッドも含めると10時間以上)
難易度傾向:
ふつう!
ボイスの有無:
ボイスなし
やり込みシステム:
- マルチエンディング
- エッチシーン回収
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