2Dのフリーゲームと言えば、ホラーゲーム。屋敷を探索していたら急に現れる怪奇。おっかなびっくりしながら進む樣子は、ゲーム実況でもおなじみです。そんな屋敷を舞台にしたホラーゲームをエロに置き換えているような見下ろし型・探索ホラーRPGを楽しめる『サキュバス×脱出ホラー「淫魔の館」』をレビューしていきます。
謎の屋敷でサキュバスと出会い、玄関から脱出できれば見逃すというゲームに付き合うことになった主人公。1時間もあればクリアできる程よいコンパクトさに、急に現れるサキュバスに捕まったら犯されるという緊張感を持ちながら遊べるホラーゲーム!さらに、捕まれば犯されアニメーションも搭載されたエッチシーンが展開されるという代物。
王道的な屋敷脱出系の2Dホラー探索アドベンチャーエロRPGを楽しめる今作。45分程でクリアしたため、プレイして良かった点やマイナス点につながる要素などを紹介していきます。
*解説のために「サキュバス×脱出ホラー「淫魔の館」」より画像を引用しております
「淫魔の館」のシステム
淫魔の館は2Dマップで制作された脱出探索ホラーアドベンチャーRPGです。
Unity製の非戦闘RPGとなっており、サキュバスのいる館にやってきた主人公がサキュバスにゲームを持ちかけられ、キャラクターを操作してキーアイテム入手や謎解きを行い、屋敷から脱出することを目指していきます。
探索エリアを広げながら屋敷を脱出を目指す2DアドベンチャーRPG
本作品は十字キーでキャラクターを動かし、サキュバスが徘徊する屋敷から脱出を目指すアドベンチャーゲームです。屋敷の3Fからスタートし、鍵や隠し通路などを見つけながら玄関から脱出することを目指していきます。
最初は数部屋しか探索することができませんが、棚やベッドなどを調べていくことで鍵などのアイテムやヒントが入手できます。鍵等で新しい部屋に入ることができるようになり、更に探索などをすることでドンドンと行けるエリアが増えていきます。
また、道中には謎解きのような要素もあります。クイズ形式になっているもの、屋敷内のヒントを元に怪しいポイントを調べたり、暗号を入力するといったものがあります。難易度は難しすぎず、探索エリアもそこまで広すぎないため、解けないということは少なめ。内容も比較的幅広く、単調さを感じるようなこともないと思います。
突然現れるサキュバスに捕まれば犯される
探索をして歩いていると、突然サキュバスが現れ、主人公を追いかけてきます。追いかけてくるサキュバスに捕まってしまえば搾精されてゲームオーバーになります。
サキュバスはある程度の時間逃げてマップを切り替えたり、部屋に入ってくる前に「クローゼット」へ隠れることで追跡から逃れることができます。ただし、すぐに数マップ切り替えたレベルだとサキュバスは追跡を続けてきます。また、クローゼットに入るところを見られたり、サキュバスが室内に入り立ち去る前にクローゼットから出てしまうと捕まってしまうので注意が必要です。
『サキュバス×脱出ホラー「淫魔の館」』の長所と短所に感じたところ
サキュバス×脱出ホラー「淫魔の館」の良い点に感じた点や、人によっては否定的に感じてしまう恐れのある箇所などをまとめていきます。
王道の屋敷脱出ホラーをコンパクトな規模で楽しめる
今作はいわゆる、屋敷からダッシュとを目指していくホラー探索アドベンチャー。プレイヤーは上下左右キーを操作しながらキャラを動かしていき、各部屋を調べてアイテムを集めたり、簡易的な謎解きを行いながら脱出を目指していきます。基本は部屋に入って物を調べていくことで鍵などのアイテムが手に入り、探索のエリアが広がっていきます。ところどころに謎解きや視野が狭いポイントの要素があり、必要なアイテムを揃えたり、暗号入力などを求められることもあります。
さらに、探索を行っているといきなりサキュバスが現れ、主人公を追いかけてくることもあります。サキュバスは一定時間追いかけてくるので、マップを切り替えたりしながら捕まらないように時間を稼いだり、ところどころのクローゼットに隠れることで撒くことができます。
ただし、サキュバスがいるタイミングでクローゼット入ったり、サキュバスが完全に出ていくまでにクローゼットから出ても捕まってしまいます。
このように、シンプルな館脱出のホラーゲームですが、プレイ時間も1日でサクッとクリアができ、謎解きもヒントが多め。ホラーの雰囲気を楽しみつつも、遊びやすい規模にまとまっている印象があります。
エッチシーンは滑らかなアニメーション搭載
セックスシーンでは、ループアニメーションも搭載。射精などをすると止まりますが、挿入しているシーンなどしっかりと動いてくれるため、視覚的な刺激を強く感じさせてくれます。
動きはサークルさんが出されている動画で確認できます。
シーン数的にはそこまで多くないです
ギャラリーの回想シーンに登録されるエッチシーンは7シーンほどと、数はそこまで多くありません。アニメーションによる動きのあるエッチシーンなので、シーンの数よりかは動きを感じられるシーンが好みかどうかで、エッチシーンがあうかどうかも決まるかもしれません。
『サキュバス×脱出ホラー「淫魔の館」』の各視点からの評価
『サキュバス×脱出ホラー「淫魔の館」』をゲーム性・エッチ面・コスパの3視点から、6段階(SS/S/A/B/C/D)で評価していきます。
『サキュバス×脱出ホラー「淫魔の館」』のゲーム性
30分~1時間ほどのコンパクトで遊びやすい規模にまとめている短編ホラーゲームとしてバランスよく作られている印象があります。1つ1つのエリアはそこまで広くなく、探索もしやすめ。ところどころに、サキュバスを避けられるように意識して壁を配置しているように思えるようなマップもあります。それでいて、合間には謎解きのような要素もあり、最終的な逃亡シーンではちょっとしたミスで捕まってしまうような行き止まりも多く配置しています。まさにセーブしながら進めれば、ゆるい気持ちでも遊んでいくことができる、エロRPGとして気軽に遊べるホラーゲームという感じがします。
一方で快適面でもう少し工夫が欲しかった印象があります。会話飛ばしの機能などがないので、会話の選択肢で即敗北や、会話終了後に逃走シーンが始まる場面をミスると再度見直さなければいけないといった問題もありました。セーブも忘れてしまうと、戻し作業とかに繋がりそうな印象も多かったです。会話を飛ばせるような仕組みや、オートセーブもしくは敗北時にどこかからコンティニューする仕組みなども欲しかった気がします。
規模・操作性全体を見ると、標準ぐらいの評価かなと思います!
『サキュバス×脱出ホラー「淫魔の館」』のエッチ面
シーン数は少なめですが、ループアニメーションと文章による描写もあるため、そこまで気にならないという印象です。爆乳感あるサキュバスに捕まったら犯されてしまうという、ハラハラドキドキなところに、実際に捕まったときに動きでエロティカルに仕上げてくださっている点は良い印象です。
ただ、どうしても何度も捕まってもシーンが変化しないことも多いのは事実なので、アニメーション搭載とは一度見たシーンのスキップばかりな寂しさもあったため、良い点と合わせてボリューム面も考えると標準ぐらいの評価かなという印象です。
『サキュバス×脱出ホラー「淫魔の館」』のコストパフォーマンス
コンパクトな世界としての完成度は悪くないと思います。規模を広げすぎず、遊びやすさもあり、エッチシーンも動きが取り入れられています。難易度バランスもちょうど良さがあります。
一方で、コンパクトだけどエッチシーンの頭数はやや少なめであり、プレイ時間も短め。同人界隈の中ではエッチシーン・プレイ時間的なコストパフォーマンスを重視するときに選ぶべき作品かと言うと、違うのかなぁと思う方向性の作品故に、コスパ面は低めの評価にしています。王道ホラーをMシチュで再現したらどうなるんだろうか……という妄想を、短い時間で遊んで把握できるような作品に思います。
『サキュバス×脱出ホラー「淫魔の館」』の個人評価
7.0点
まさにサキュバスに犯されるようなMシチュをフリーゲーム等でよく見られる2D見下ろし視点のホラーに置き換えたらこんな感じ!というのを味わえる作品。捕まったら犯されるという即死恐怖がある中、屋敷の探索や謎解きを行っていく樣子は昔ながらの見下ろしホラーな楽しみがあります。そして捕まったときには爆乳なサキュバスに犯されてしまう姿をアニメーション系で楽しめるという点も、恐怖からのエロさへの魅力に大きく振り切ってくれて、魅力的に感じるようなポイントも多くあります。
難易度的には問題なく、この規模にうまくまとめ上げている良さも多い反面、ゲーム時間が短いのであればもっとエッチ面を詰め込んでほしかったような印象もありました。ゆえに、当サイトでは値段相応レベルな標準的な評価とさせていただきました。個人的には、この屋敷の規模であれば、もう少し頻繁に敗北シーンが変わってくれるとより非常に良い評価になったような印象があります。
「サキュバス×脱出ホラー「淫魔の館」」のゲーム情報
制作ソフト:
Unity
原作:
オリジナル
難易度傾向:
ふつう!
ボイスの有無:
ボイスなし
やり込みシステム:
- エッチシーン回収
「サキュバス×脱出ホラー「淫魔の館」」のDLリンク
■ FANZA同人
「サキュバス×脱出ホラー「淫魔の館」」が好きな方にオススメなエロRPG 3選
隠れたり移動したりしながら脱出を目指す見下ろし型アクションRPG。ロッカーや仕掛けを解くような脱出ホラー要素を取り込みつつ、第一部の逃亡、第二部の街中探索で違った方向のエッチシーンが楽しめます。
→初心者淫魔から割と本気で逃げる!!のレビュー
ホラーステルスを基軸に、リソース管理のようなRPG感もある一般人主人公のホラーRPG。ゲテモノのいる病院を部隊に、うまくアイテムも活用しながら脱出を目指す必要があります。
→ BADENDHOSPITALのレビュー
横スクロール視点で構成されたパニックホラーゲーム。四人のヒロイン視点で、時間軸の異なる、同じ廃病院へと入ることになり、徐々につながっていくストーリーが秀逸。物語性をより楽しみつつも、追いかけっこ要素を強く楽しみたい人におすすめ。ややグロ描写ありですが、意外とストーリーはコミカルな面もあり、そこまでエグすぎる感じもないような気がします。
→ 未レビューです