淫紋がついてしまった司祭の主人公ヒロインが悪霊によって淫らな行為もする人間たちが多い中、淫紋の原因となる存在の討伐なども目指していくフリーRPGのような雰囲気のある「淫紋憑きのマザー・アリシア」をプレイしたので個人的な感想と一周プレイでの他作品と比較した評価を取り上げていきます。
HP2桁前半(10~40ぐらい)という低HPの敵味方が織りなす特徴的な戦闘、特に攻略順の決まっていないフリーRPGのような冒険感。更に道行く人に体を触れられたりすることの多さや、もともと淫乱っ気のあるヒロインによる、濃厚なエッチの数々。
全体としては上位クラスの面白さやエロシーンの魅力が高く、優秀な短編RPGという印象があります。一方で、購入前のイメージから違う点や、遊びやすさについてはもっと詰め込める可能性のあるような印象も感じました。良い点が多い作品ですが、気になった点も含め、両面から感想をまとめていきます。
当サイトはAIによる記事生成や他レビューのリライトではなく、「淫紋憑きのマザー・アリシア」を実際に購入してプレイしております。
2025年05月09日に最終更新されたver1.483を2時間半ほどで「グッドエンド2」をクリアした内容をベースにまとめています。他情報と合わせて参考にして頂ければ幸いです。
淫紋を治すから始まる探り大神殿へと向かう
理性が働くなる症状が出る、悪霊憑き。聖職者として悪霊を払う主人公・アリシアは悪霊払いをしたところ、淫紋を刻まれてしまいます。かつて遊び歩いていた経験もあるアリシアの身体に淫紋が現れたのは、お腹のあたり。近年、呪を受ける聖職者たちも増えており、淫紋を刻まれたアリシアが大聖堂へ報告すると、大聖堂へ向かうように指示されることになりました。
「大聖堂へ向かう」という目的から始まる本作ですが、その過程の冒険方法に決まったルートはありません。道中は悪霊に取りつかれ、理性を失っているような男性たちも多め。聖職者も淫紋に刻まれている人々がいたり、欲望に忠実な人間も多いです。

エッチシーンが起こるポイントはハートマーク表記もあるので、ハートマークのある場所は注意!
更に言うと、主人公は理性でなんとか抑えていますが、もともと性欲が強く、かつては遊び村の男達と遊び歩くような日々が続いていた女性。エッチなことを受け入れ、理性が下がってくるとよりエッチな行為をできるようになってしまいます。
フリーRPG&エッチに溺れるエロ満載な冒険が魅力
そんな本作、面白いのがフリーRPGよりの冒険と、エッチに溺れることができるようなエロ満載な冒険が待っていることです。
戦闘はフィールドのみランダムエンカウント、ダンジョンはシンボルエンカウント搭載。基本は主人公一人に対して敵が1体~4体(1体の事が多い)になります。また、一部条件を満たすと、自動で動いてくれるNPCが仲間に加わってくれることもあります。(自分は大半、一人でバトルでした)

NPCが仲間になる場面も。自動で動いて戦ってくれます
戦闘としての特徴としては、HPの桁数が敵味方非常低く、HP10ぐらいからクリアする頃に40ぐらいで推移するので、しっかりと敵の動きを見たり、デバフな状態異常を受けたときにどう対処するのかが楽しいです。

「淫紋憑きのマザー・アリシア」の戦闘シーン。HPの桁が少ないので、うまく計算しながらのバトルが重要です
これは敵も同じなので、確率で狙えるデバフを使うか、攻撃をうまく活用するか、選択肢自体は少なめですがいくつか戦法が採れるような印象があり、どれがいいかなぁと選べるような楽しさもあります。難易度はやや手応えがあるかな?という印象ですが、救済用のアイテムもあるので、戦闘苦手でも遊びやすい作品に思います。
そして、エッチシーン面はとにかくエロいの一言。街に行けば、悪霊憑きの男たちに触れるとセクハラチックなことをされてしまいますし、ハートマークのポイントに行くとエッチな出来事に巻き込まれてしまう。主人公自身は、やや理性的な大人な女性の側面もありますが、もともとビッチよりな女性だった経験もあるので、エッチなことに理解を示したり、エッチなことを始めるとノリノリなこともあります。男を誘うようなエッチから、敗北して魔物のようなものに犯されるようなエッチもあり。宿屋で7P、オナホ商人、マッサージによる催眠アナルセックス、懺悔室で壁越しプレイなど方向性も多彩です。

回想シーンは中盤以降に登場、シーン数が多く画面に収まりきりません
回想シーンも数えてみたら、エンディングなど一部シーンあるものを除いても100種類超えている階層数というボリュームの多さ。シーンのイラストは使いまわしかなぁと思えるようなところもありますが気になりませんし、テキストも長さも良いレベルな印象。段階エッチを採用しているシーンは少ないので、広く浅く色々なシーンを見れる感じでしょうか。これだけのシーン数があれば、好きなシーンはいくつかあるのではないかと思います。
買う前は清楚系のヒロインかと思ったけどイメージは少し違った
個人的に購入前とイメージの違ったことも紹介しておきます。
サンプルページをパッと見て購入したのですが、シスター的な感じだからか清楚系なのかなぁと思いましたが、説明文にも書いてある通り「底無しの性欲を理性で抑えつけていたアリシア」ということでもともとエッチな素質のあった女性で、タガが外れるとノリノリな感じでエッチをしたり、下品な声もあげるような淫乱体質な女性です。例えば、出身地で過去を知る人々と会ったりすると、普通に卑猥なことを話してきたり、お誘いがあったり。理性もステータスになっているのですが、理性ちょっと下げただけでノリノリなエッチも見れます。

街によっては昔の姿を知っている人も。理性が高ければ断れますが……。
個人的には、結果エロく描かれていたので非常に満足でしたが、清楚というようなヒロインではないかなと思うので、昔エッチだった人妻(人妻ではないのでNTRとかはなし)とかのような、一度スイッチが入ると乱れまくるようなヒロインのイメージで購入するといいでしょう。
「淫紋憑きのマザー・アリシア」の長所と短所に感じたところ
淫紋憑きのマザー・アリシアの良かったこと、短所に感じたことも取り上げていきます。
エッチシーンの数と多彩さは神級
まずは繰り返しになりますが、エッチシーンはかなりの一級品です。
シーンの多さから始まり、一つ一つのシーンも多彩。街を歩けばセクハラ受けることもありますし、戦闘中にも敵が扱いているような動きを見せることもあります。実際の内容もある程度ボリュームのあるシーンも多く、定番のマッサージ系からショタっぽい子、催眠、敗北レイプ、娼婦、お誘いまで王道から少し変化球のあるプレイまでよりどりみどりです。
メニュー画面には「理性」「胎内」といった状況の表示もあります。エロステータスの見れる「魔法の診断書」のほか、自慰コマンドまであります。
まさにファンタジーエロRPGのエロを楽しめるような印象のある作品です。
ちょっと手応えのあるバトルが程よい頭の体操になる
個人的にはコンパクトな戦闘も楽しめました。装備品の種類は少ないので、戦法自体は限られますが、物理で行くか、魔法で行くか選ぶのが楽しいです。
自分の場合はクリティカル戦法が非常に扱いやすかったので、物理攻撃主体に回避や自然回復を活用しましたが、魔法主体にして状態異常を狙うような戦い方や、補助魔法で守りを固めながら戦う方法も面白いと思います。

技の数もほどほど、トリッキーな技や確率状態異常付与攻撃が多いので何を使うか人によって分かれそう
HPも一桁~二桁のダメージで一気に形勢が変わることもあるので、少ないHPだからこその緊張感も味合わえます。
もう一歩少しわかりにくさがあるかも
もう一点、短所をあげるとすれば、遊びやすさ周りがもう一歩欲しかったようなところがいくつかありました。例えばヒントにおいては、重要な情報やイベントはマークが付くこともありますが、マークのフラグがわかりにくい(前提が必要なものがあったりする)ところがあったり、目的地にマークがありつつもすぐには入れないような場所もあります。ヒントが残らないようなところも多いですし、目的地に行ってからやることがわかりにくいところも少しあります。
街で追いかけてくる男が素早い上に重要施設の避けにくい場所近くにいるような点、ゲームの仕組みの理性など独自の仕組みも途中で確認しづらい点など、不親切があるところは若干あります。
気になって遊べないと言うほどではなく、フリーRPGなので、この不自由感と探索していく楽しみがあるという長所もあると思いますが、遊びやすさも意識されているような作品に思えたので、今後の改善や次回作にはもっとこの辺も期待したくなる印象があります。
「淫紋憑きのマザー・アリシア」の各視点からの評価
「淫紋憑きのマザー・アリシア」をゲーム性・エッチ面・コスパの3視点から、6段階(SS/S/A/B/C/D)で評価していきます。
「淫紋憑きのマザー・アリシア」のゲーム性
コンパクトな自由に冒険できるフリーRPGとしての色々なポイントを冒険していく楽しみ、規模にあった戦略性もある戦闘、ストーリーやエンディングの数など、全体的に短い作品として詰め込まれているような印象がありました。すでに書いてある通り、戦闘はそこまで複雑じゃないので慣れればコンスタンスに進めていくことができます。ストーリーも重すぎず軽すぎない、遊びやすいように救済処置もあり、万人でも楽しめるような意識もされているような気もします。
もう少し評価を上げるか迷いましたが、細かいところで手間に繋がっていたり、救済なしだと遊びにくようなところがちょくちょくあったので、神作レベルは避けましたが、十分の良作レベルの完成度ではあると思います。
「淫紋憑きのマザー・アリシア」のエッチ面
多彩なシーンとその数の多さは圧巻の一言。RPGでよく見るようなシーンから、しっかりと淫紋やもともとビッチよりな経験もある主人公らしいシーンを活かしているようなシーンもあります。道中でのハートマークポイントも多く、今度はどんなエッチシーンがあるのかなと、新しいポイントやイベント発生時のワクワク感も味あわせてくれます。
段階的に変化したりするシーンがなかったり、淫紋に抵抗するようなシーンがあまりないなど、前提条件をしっかりと理解していないとイメージ違いが起こる可能性はありますが、一つ一つの質は多角、プレイ内容は段階的なエッチを深くと言うよりかは広く浅い多彩なシーンが多い作品として理解すれば、非常に満足できるような作品に思えます。
「淫紋憑きのマザー・アリシア」のコストパフォーマンス
プレイ時間としては、普通にゲーム重視で遊んで1周、2時間~3時間。フリーRPGとしてはクエスト数はそこまで多くなく、メインクエストにつながるものが多いのかなぁと言う印象。ゲーム重視でしっかりと長く遊べるような作品ではありませんが、短編として詰め込み、話のバランスも広げすぎずに遊べるという点では良い短編にまとまっている印象です。
ゆえに長編のようなゲームのプレイ時間で見るとコスパは抑えめかも知れませんが、それを補うエッチシーンの数によるボリューム面は非常に良好。エンディングの数もいくつか用意されていますし、全具を丁寧に網羅すれば中編ぐらいの規模はあると感じます。ゆえに、当サイトではコスパ面で上位クラスのSランクとさせていただきます。
「淫紋憑きのマザー・アリシア」の個人評価
9点
非常によくできたエロ特化の短編作品。淫紋を我慢すると言うよりかは、かつての遊び歩いた経験で隠れた性欲を持つ聖職者が地域を巡り、淫紋もあって我慢してたエッチなことを開放したり、エッチにあったらその側面がでてしまったりするような様子を多彩なシチュエーションで楽しんでいくことができるエロRPGです。本格的なフリーRPGと比較してしまうとゲーム的な規模感は抑えめかも知れませんが、抑えめだからこそエロRPGとして程よく遊べ、その一方で大量なエロシーンにワクワクすることもできる、そこそこ遊べるしガッツリとエロさも堪能できる18禁RPGという魅力が詰まっている作品に思えます。
段階エッチとかは少ないので、とにかく色々な場所で多彩な濡れ場が起きてほしいという方にオススメ。同サークルさんの過去作を見るとNPC系の作品が多く、大規模なRPG感ある作品は今作が初めてなのかなぁと思いますが、良い作品に思えたので今後の活躍も楽しみにしたいサークルさんです!
「淫紋憑きのマザー・アリシア」のゲーム情報
制作ソフト:
RPGツクールMZ
原作:
オリジナル
難易度傾向:
ふつう!
ボイスの有無:
ボイスなし
やり込みシステム:
- マルチエンディング
- エッチシーン回収
「淫紋憑きのマザー・アリシア」のDLリンク
■ FANZA同人
「淫紋憑きのマザー・アリシア」が好きな方にオススメなエロRPG 3選
「淫紋憑きのマザー・アリシア」の順番が決まらないようなフリーRPG感や、色々なエッチシーンが好きな人には「薬と魔法のミーリエル」がオススメです。
街を拠点に、ヒロインが各方向にあるエリアの探索に向かいます。短編規模で遊びやすい中に高品質なエッチシーンの数々、そして広げすぎないからこその遊びやすいRPG感。ストーリーもしっかりと中~短編クラスながらコンパクトに纏まっている印象です。
シスター系のヒロインが好きだった人には「エミリアーナ-魔契の聖女-」も注目です。
快楽を覚えながら旅をしていくような作品であり、こちらもコンパクトながらストーリー性も良好。シスターならではの多彩なシチュエーションを広く楽しめるような作品となっており、難しすぎずなゲーム難易度も良好です。
地帯を普通に繰り広げてくるような男たちの方向性が好きならば、「落第魔女イリスと賢者の石」もいいかもです!
貞操概念の低い男や女性たちがとにかく登場するようなRPG。ストーリー的には真面目に見えるところもあるのですが、いつの間にかにドスケベなエッチになっていたり、軽はずみにエッチしていたりするような展開になっているのが面白くもあり特徴的な作品です。細かいこと考えずに、男に迫られてエッチされ、時には楽しんでしまうようなシチュが好きならば、こちらもおすすめの作品になります。