「トラップ・バトルロワイヤル」 レビュー

絶対に負けられない、その環境で目の前に魅力的な体つきや、エッチなお誘いがあったらアナタはどうしますか？　今回取り上げていくエロRPGは、主人公を基軸とした男子生徒たちがエッチな堕落の色仕掛け満載なしの卒業試験に参加する様子を描いていく「トラップ・バトルロワイヤル～女の子の誘惑を振り切れ!～」です。

女性に騙されて破滅の道をたどりたい、勝てそうなところで敗北して無様に女性から犯されたい。はたまた、無防備な姿に発情し、邪な気持ちを走らせたら実は無防備を装っていただけで心では嘲笑われている。まさに今作はそんな「誘惑」や「逆レイプ」系のフェチを満たしてくれるような要素に特化し、最適化されたゲーム感が魅力のエロRPGです。

女性の狙い通りに犯してしまい情けなく蔑まされたり、逆レイプのように一方的に犯されるなど、色仕掛けや敗北Mシチュ満載なエッチシーンを楽しめます。さらに、複雑な育成やシステムもないのでゲームに脳のリソースを持っていかれすぎない。雑魚敵はサクッと、ボスはこまめな回復で対処しきれる難しすぎない難易度で遊びやすいけどボス戦では気が抜けない、ベーシックなRPGなRPG。ストーリーも「卒業試験」とわかりやすく、同期の仲間や自身が努力や夢を無駄にするような敗北射精を見ていくことができます。

クリア時間はトゥルーエンドで2時間50分ほど。サークルさんの過去作で感じた短所もだいぶ改善されており、複雑なゲーム性よりベーシックなRPGにエロを重視してほしいという声を反映した作品としてのまとまりが非常に高品質な印象を受けます。

具体的なゲームシステムや、長所短所についてもプレイ感想ベースでお伝えしていきます。

「トラップ・バトルロワイヤル」のシステム

「トラップ・バトルロワイヤル」はモンスター討伐訓練校の卒業試験に、男子首席である主人公ルイスと同学年の生徒たちが挑んでいく姿を描いたエロRPGです。女の子の誘惑に負けずに試験を突破していくことが目的になります。

男性を狙う最終試験や雇われの女性たち

主人公たち男子生徒の前に立ちふさがるのは、同じく最終試験として参加している女子学生や、雇われている女性たちです。

彼女たちは、男性たちを脱落させた数などで卒業の有無や報酬が決まるらしく、男子生徒たちを狙ってきます。主人公は各エリアの女性の誘惑を避けつつ各エリアの最奥にいる女性たちを倒しながらエリア突破や道中に起こる問題を解決していきます。

なお、メインのエッチシーンは主人公ですが、主人公と同じく卒業試験に挑戦している男子生徒たちが女性に堕落していくようなエッチシーンも複数あります。物語の進行過程や敵敗北で女性の敗北していく男性のシーンを見ていくことが可能です。

男を堕落に誘う女性やダメージトラップ

そんな女性たちが待っている各地には、男性たちの堕落を狙う女性や、ダメージを受けてしまうようなトラップが用意されています。

道中にはつかれて休んでいるように見える女性や、時間が止まってしまったような女性、フリーハグなどという社会貢献活動をしている女性など、様々な女性が待ち構えています。それだけでなく、キャバクラのようなお店などもあり、主人公が何度も話しかけてしまったり、選択肢を誤ってしまうと犯されてしまったり、欲情してしまった主人公が彼女たちに手を出してしまいます。

突然出てきた社会貢献を語る女性。明らかに怪しい……

もし手を出してしまったりすれば、そのまま女性たちとのエッチシーンに展開しながら堕落していきます。試験どころではなくなってしまったり、戦闘などに影響するデメリットを受けてしまうことになります。道中に怪しい女性がいたりしたら、避けていきましょう。

触れるとただ単にダメージを受ける罠もあります

他にも純粋なダメージトラップがあることもあります。ボス戦などの前には必ず回復ポイントもあるので、ダメージを受けた場合は気をつけながら進んでいくといいでしょう。

堕落でシーンが変わることもある

主人公はエッチな誘いなどを受けていくことで堕落が上がってしまうことがあります。

通常では問題なくスルーできたシーンも、堕落が上がってしまっていると回避できずに手を出してしまうようなシーンもあります。誘惑に屈して堕落を上げないように注意して進みましょう。

シンボルエンカウント＆スキルでサクサク倒せる雑魚戦闘

戦闘はターン制、マップ上に歩いている敵と接触することで戦闘に入るシンボルエンカウントを採用しています。

主人公は雑魚敵討伐に役立つ全体攻撃を取得しており、消費MP０で発動が可能です。ほぼ全体攻撃スキルで討伐ができるので、雑魚敵の戦闘はサクサクと進みます。全体攻撃スキルを使用しないなどの縛りを設ければ、ある程度戦闘しながら進むことも可能です。

「トラップ・バトルロワイヤル」の長所と短所に感じたところ

今作はエロシーンに力が入っており、RPGとしての複雑なシステムはありません。長所を引き立ている点が特徴ですので、短所に取られそうな箇所も紹介していきます。

欲情した男を煽る、悪い女性たちの誘惑エッチシーンの数々

今作はMシチュよりの作品ですが、いわゆる女性キャラたちが主導して犯していくエッチシーンはもちろん搭載されつつ、誘惑ゆえの「男を煽る」ことで「女性が意図的に男たちを堕落させる」ようなプレイも多かったことが特徴的だったのではないかと思います。

主人公の欲望を刺激する罠もある

例えば、欲情してしまった主人公が、ヒロインたちが無知だろうからと気持ちよくなるように誘導したり、時が止まっているからちょっとぐらいやってもいいんじゃないかと思ったりと、欲情した状態の男たちだからこそ彼らが手を出してしまうような誘惑も多いことが特徴的だったと思います。

その上、Mシチュ作品だからこそ、ただ単に欲情してエッチして終わりというわけではなく、明らかに悪い顔をしているような描写があるなど、ヒロインの手の内で転がされていたようなことがわかるような悪女らしいような感じが体感的にわかるような描写も多いです。

無惨に堕落した仲間たちの姿を見かけることも

直球的に逆レイプされてしまうようなプレイもあるので、総合的に悪い女性たちに誘惑・逆レイプされて堕ちていくシーンを堪能できる作品ではないかと思います。直接男性と戦えば加点という武闘派な女性とだけではなく、スパイ的な側面で卒業試験を受けている女性たちや雇われた女性たちも多いという設定が多彩な男性受けシーンを広げる良いスパイスになっています。

「卒業試験」を共に挑戦している仲間たち

「トラップ・バトルロワイヤル」は学校の卒業試験をテーマにしており、主人公はもちろん、同じ同期の男性たちも挑戦しています。

男性キャラたちは立ち絵もなく、モブキャラに近い感じですが、ゲーム開始直後のシーンでは名前付きモブとして会話が可能ですし、道中では彼らがピンチになってしまうようなこともあります。途中には彼らが堕落する過程で問題が発覚したり、なんとか救助しようと物語が展開していくこともあります。

共に戦っている仲間なども絡めながら時折展開が出てくるのは、邪魔になりすぎず卒業試験感も出ていて良かったように思えます。ふわっとどんなキャラがいるのかだけ把握しておくと、ストーリーがより楽しめると思うので、プレイ開始直後に各生徒たちと話してみると面白さが上がるような気がします。

仲間がいるからこその展開もあるのが試験らしくて良き！

マルチエンド搭載！戦いを通じて絆を生むような要素もある

主人公が色々な女性と戦っていくような作品となっていますが、メインヒロインとしても幼馴染のキャラが用意されています。

過去の回想も合間に入り、過去のヒロインとのシーンもあります

このキャラによって、主人公が色仕掛けに弱いようなきっかけを生み出しているようなシーンもあります。やや愛は重めな気がしますがヤンデレやサディスティック過ぎるわけでもないので、メインヒロインが万人向けしやすいという点はプレイするうえで安心感があるように思えます。

また、このメインヒロイン以外にも、戦っていく女性たちが何かしら主人公に対しては好感や応援してくれるような立ち位置になる人々が多いのも特徴的です。終盤には応援してくれたり、協力してくれるようなキャラもいます。何人かは最終盤で手助けをしてくれるような場面もあり、エンディングもメインヒロイン以外の何人かのヒロインと関係が続くようなマルチエンドも搭載しています。

ヒントが貰えることもある

戦って恨みをかっていくというよりかは、認め合う、繋がりができていくような展開もある点はプラス思考で卒業試験作品とも相性が良い印象です。

RPGの幅は狭め、戦闘は基本回復と攻撃が基軸

短所的な要素で言えば、今作はRPGとしてはRPGツクールデフォルトよりなRPG感が強めな点は短所に感じる方もいるかも知れません。

エッチ攻撃もツクールの戦闘メッセージ＆状態異常が多い

成長的な要素は経験値による育成のみ、戦闘もターン制で特殊なシステムがあるわけではありません。ボス戦は敵がエッチな攻撃を仕掛けてきますが、ダメージとステータス異常だけで、ステータス異常も道中の宝箱をしっかりと取っていれば回避できることが多いです。ボス敵は途中で変化(グラフィックなどが変わる)ような要素はありますが、弱点を探りつつ回復と攻撃を繰り返して倒すことが多くなります。

ボスはHPが減るとフォームチェンジする。こだわりを感じます

そのため、クラフトや独自育成のような複雑なRPG要素がある作品と比べると、幅は狭い作品となっています。ただ、逆に言うと今作はエロ重視の作品とも思えるので、あまり複雑に考えずに遊べ、やられそうかどうかで回復しながら殴るというシンプルさで遊びやすい側面も出ているように思えます。ゲーム性を強く求めるような作品ではありませんが、ゲーム性が強すぎないからこそ遊びやすい作品に仕上がっているような印象があります。

ゲームとして簡単過ぎるのは緊張感が出ずにわざと負けた感が出てシーンにのめり込めない。でも、難しかったり、準備が大変な作品は脳のリソースを持ってい変えれて萎えてしまう。そんな経験のあるかたには、「これぐらいがちょうどいい！」と思えるような作品ではないかと考えます。

ギリギリ見えづらい位置に有能なアイテムが配置されていたりもするので、シンプルながらも丁寧さは感じます

「トラップ・バトルロワイヤル」の各視点からの評価

「トラップ・バトルロワイヤル」をゲーム性・エッチ面・コスパの3視点から、6段階(SS/S/A/B/C/D)で評価していきます。

「トラップ・バトルロワイヤル」のゲーム性

エロ重視の作品としてはシンプルでわかりやすく、ゲームバランスも良いような印象がありました。
今作はエロシーンを堪能する比重が高いと思いますが、女性上位というプレイ内容からある程度主人公が手応えも感じられるようなのも重要ではないかと思います。そういった視点からすると、雑魚敵はサクサク、ボス戦はしっかりと回復も必要なぐらいのバランスで、負ける可能性もあるゲームバランスはちょうどいいような気もします。複雑なシステムはなく、基本は攻撃と回復ですが、補助魔法も多数で使おうと思えば使えますし、弱点も攻められればちょっと有利ぐらいなバランス。深く考えずに遊べるという点では良かったのではないかと感じます。

マップ上には相性の良い装備もいい感じに配置されていますし、消耗品などもある程度置かれているので、マップ上の宝箱を回収しつつ接触した敵を倒すぐらいで進められる難易度もちょうどいい。移動先がわかりにくいようなポイントは少ないですし、それでいてちょっとよく見ないと見つけられないような要素もある。複雑なゲーム性の作品ではなく、エロゲーとしてのゲーム感を出しつつも阻害しすぎない総合的なゲームバランスや仕組みがちょうどよかったのではないかと感じます。

「トラップ・バトルロワイヤル」のエッチ面

特殊プレイも含む、多彩な方向性のエッチシーンを搭載している作品としてはラインナップ・数・質的に見て全面良かったのではないかと思います。

一方的に犯されるようなプレイにかかわらず、誘い受けのような形での女性上位も搭載。甘々も感じるようなプレイがありつつも、そこでも女性の手の内で転がされている感じもある。

描写も自然な物が多く、テキストもイラストが表示されるような部分は標準並みの長さですが、前後の描写が多いシーンも多く、全体を見れば読み応えもあります。キスシーンではキスマークのようなものを画面に表示するなど、演出面も良かったですし、エッチシーンを期待させるような要素をシナリオに組み込んでいる点も仕組みとしてよかったように思えます。

ただ、メインの堕落の仕組みなどが思ったよりも幅がなかったり、回想が立ち絵ベースで紹介されるので確認しにくいなど、ちょっと不満点につながるようなところもあります。ですが、クリア後に再戦できるような仕組みもありますし、マルチエンディングも確認可能など欲しい機能は揃っていますし。色仕掛けや逆レ、悪女的にいいように誘導されるようなプレイは満載なので、そういったエッチシーンが好きであれば、満足度が高いのではないか感じます。

評価はSかSSかやや迷いましたが、個性的なプレイも多かったことや演出・ストーリーでの期待の上げ方も良かったので当サイトとしては最高評価にさせていただきました。

「トラップ・バトルロワイヤル」のコストパフォーマンス

回想ベースで32シーン、堕落シーンもあるものが7シーンぐらい。別展開するイベントやエロシーン付きのエンディングも含めれば40シーン以上で気持ちシーン数は多いかなと思います。描写自体も良いのでエッチシーン的にはコスパ良い作品に思えます。

ゲーム面は規模や内容は特色なく、長くもありませんが、逆に言えばエッチシーンがいい作品としての最適化がされているという気もするので、エッチシーン重視の作品に合わせた作品として、エロ重視で遊ぶエロRPGとしては良質なコスパのある作品かなと思います。

「トラップ・バトルロワイヤル～女の子の誘惑を振り切れ!～」の個人評価

9.0点

シチュエーションが好みであれば、非常に楽しめる印象の作品。卒業試験だからこそ、仲間も通じて色仕掛けの危機があることを楽しめるようなストーリー、道中にはところどころに誘惑が待ち構えており、イケないと思っていても話しかけたくなるような仕掛けが満載。配置も頻繁で、長時間なにもないところも少なく、ゲームとしても複雑すぎずシンプルで、でも締めるところは締めているところはエロ重視な作品としては非常にバランスが良かったと思います。

同サークルさんは過去作で細かい遊びにくさや、ストーリーの展開が早い箇所もあったのですが、今作は非常に遊びやすくなっており、シンプルにゲームとエロが楽しめるRPGとして高品質な印象がありました。ベーシックなRPGというところは賛否分かれるかもしれませんが、それを補う誘惑やエロシーンの数々。個人的にはエロを楽しむ視点としては、これぐらいシンプルな方が集中できていいですし、堕落というテーマとしてはゲームが邪魔せずゲーム感も味わえたのでとてもいい塩梅になっているように思えました。

以上の理由から、ゲーム感は味わいたいけどゲームを強く味わいたくなく、エロRPGならばエロを楽しめるような方向性でまとめて欲しいという人には非常に良い感じでバランスがまとまった名作だと思います。エロ重視ならばこういうのでいいんだよ！と思えるような良さ。そしてその重視しているエロも充実しており、独自路線のあるプレイも多い。サークルさんの色も出ており、個人的にはサークルさんの過去作などを見て自分の好みの方向だと思ったのであれば、ぜひ手に取ってもらいたい作品かなと感じます。

「トラップ・バトルロワイヤル」のゲームが止まってしまう方へ

RPGツクールMV製のエロRPGは、環境によって画面が途中で止まってしまうような問題が起きる可能があります。今作についても同様の問題が起きました。

こちらの問題が起きてしまった場合は作品内の「rpg_core.js」を開き、「this._skipCount === 0」を「this._skipCount <= 0」にすることで起きなくなったように思えます。詳しくは下記外部サイトをご覧ください。

■ 参考サイト
【制作者・プレイヤー両対応紹介】 ツクールMVで画面が止まって進行してしまう問題

「トラップ・バトルロワイヤル」のゲーム情報

制作ソフト：
RPGツクールMV
原作：
オリジナル
難易度傾向：
ふつう！
ボイスの有無：
ボイスなし
やり込みシステム：

• マルチエンディング

「トラップ・バトルロワイヤル」のDLリンク

■ DLsite

■ FANZA同人

「トラップ・バトルロワイヤル」が好きな方にオススメなエロRPG 3選

まずは頑張っている男性たちが、わるーい女性たちに誘惑させられるという視点では「いじわるチア部の色仕掛け大作戦!」がエッチシーン方向的に良いのではないかと考えます。

サッカーの強豪校の合宿中に、対戦予定の学校のチアリーダ部と一緒のタイミングでの合宿になってしまい、チア部の誘惑に負けないように合宿を乗り越えるお話。戦闘などがなく、練習用の簡易ミニゲームがあるような作品ですが、明らか悪女感あるヒロインたちに仲間が誘惑されたりするのを防ぎつつ、頑張っていく要素は色仕掛け的なシチュエーション好きであればハマるのではないかと感じます。

シンプルよりなRPGと、逆レイプ系のエッチが楽しめ、かつゲームの規模的には長すぎないという視点では「もんむすラビリンス」もオススメです。

モンスター娘が蔓延る、近い席から脱出を目指すため、バトルファックで戦いながら進んでいくエロRPG。1対1のシンプルなRPGよりの戦闘となっており、動きを感じられるアニメーションと、ボイスもあるエッチシーン搭載が魅力的。色々なモンスター娘からの敗北エッチも楽しめますし、プレイ時間的には1時間半もあればクリアできる規模でサクッと遊べるお手軽さ。軽いRPGを遊びつつ、本格的なシーンを見たい方にオススメです。

最後、特殊な性癖も感じられるような男性受けプレイが楽しめる作品としては「AvariceDungeon」が外せないと思います。

デッキ構築型のRPGに、モンスター娘の敗北エッチを組み込んだ作品。敵の攻撃によって、邪魔になるエッチな状態異常系のカードがデッキ内に侵入してきてしまいうまく対処をしながら戦い抜いていくゲーム性がエロさと両立していて楽しい作品です。ゲームとしての戦略性も多数で、特殊なプレイを味わいつつも、複雑なゲーム性を求めたいのであれば、「AvariceDungeon」は良い選択肢に思います。

当サイトはAIによる記事生成や他レビューのリライトではなく、「トラップ・バトルロワイヤル」を実際に購入してプレイしております。

本紹介は2022年3月25日に更新されたバージョン1.05cを初回クリアした内容をベースにまとめています。他情報と合わせて参考にして頂ければ幸いです。