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9点

AvariceDungeon デバフカードや状態異常だらけの男性受けデッキ構築ローグライト レビュー

今回は「AvariceDungeon デバフカードや状態異常だらけの男性受けデッキ構築ローグライト」をレビューリクエスト頂きました遊んでみました!

レビューリクエスト、ありがとうございます。

「AvariceDungeon デバフカードや状態異常だらけの男性受けデッキ構築ローグライト」は各ステージ最奥のボス討伐を目指し、基本カードをベースに道中で戦闘や店を活用しながら戦力を向上しエリアボスを討伐を目指す。道中のネームド女性キャラやボスに敗北したり、戦闘中に拘束をされるとアニメーション付きのエッチシーンを見れる作品となっています。

「状態異常」✕「カードゲーム」という要素が光っており、どんどんとカードの山札に卑猥なカードが増えてしまったり、指定ターン以内に討伐しないとほぼ負け確になってしまうような要素もあります。概ね、非常にレベルの高い作品に感じましたが、購入前のイメージと違った点もあるため、作品の魅力に感じた長所だけではなく短所に感じた部分もしっかりレビューしていきたいと思います。

なお、レビューは2024年7月下旬更新のVer1.092、プレイ時間5時間15分程でメインストーリークリア&1時間ほど回想やカスタマイズを少し触っての感想になります。

「AvariceDungeon デバフカードや状態異常だらけの男性受けデッキ構築ローグライト」のシステム

「AvariceDungeon」はある洞窟で狐姿の女性と出会った主人公が、彼女の力で洞窟を探索する力を得た変わりに、各フロアにあるボスの宝を手に入れていくことになるローグライク✕カードゲーム要素✕状態異常が魅力のRPGです。

カードのようになったスキルカードを使用して敵と戦う

本作品はカードゲームのような要素を組み込んだRPGです。

AvariceDungeon デバフカードや状態異常だらけの男性受けデッキ構築ローグライト

プレイヤーは拠点で基礎武器を選択。基礎武器のデッキごとに決まったスキルのカードが初期カードとして構成。プレイヤーは手持ちのカードを山札とし、戦闘時に毎ターンデッキの中から手札に5枚のカードを入手。毎ターン回復するコストを使って手札のカードを自由に使用し、敵と戦うことになります。

例えば最初から使用できる武器の剣では次のようなカードがあります。

斬撃(コスト1)敵にダメージを与える
強撃(コスト2)敵に大きなダメージを与える
強欲(コスト0)カードを2枚ドロー、【消滅】持ち
経過(コスト1)すべての状態異常を3Act進める、カードを1枚ドロー
抑制(コスト1)発情値と射精値を25%回復し、カードを1枚ドロー

戦闘時では、毎ターン5枚のカードが手持ちになるように補充&コストが最大値まで回復、コストの範囲で手持ちのカードを何枚でも使用できます。

例えば、最大コストが3の状態で斬撃(コスト1)✕3、強撃(コスト2)✕2が手持ちにあったとすれば、斬撃✕3枚をそれぞれ使用するでもいいですし、斬撃と強撃を1枚ずつ使っても構わないのです。

道中でカード入手やスキル入手で強化!ただしカードは挑戦ごとにリセット

道中で敵を倒したり、ショップを利用することで「カード」や「スキル」(能力向上などの補助効果がつく)を入手したり強化できます。

AvariceDungeon デバフカードや状態異常だらけの男性受けデッキ構築ローグライト

入手は数枚の候補から1枚を選択、初期デッキに入っているカードだけではなく、強力な効果を持つカードが手に入ります。例えば次のようなカードが剣にはあります。

アップグレード(コスト1)手札のカードを全て1段階アップグレード、【消滅】持ち
策略(コスト0)ターン開始時にCost1回復(【発揮】【禁制】により手札にあると発動)
強化(コスト1)3Trnの間攻撃力+30%

色々な効果のカードがあるため、入手したカードは山札に追加。戦闘中は山札がなくなっても捨札が再補充されるため、あればいいというわけでもなく、そもそも入手カードはランダムのため、狙ったとおり来るわけでもありません。

さらに、カードやスキルは帰還するとリセットされます。周回してどんなカードがあり、どんな戦略が取れるのか。手持ちのカードと相談しながら進めていくことになります。

周回で取得可能なtokenでアビリティを取得し自身を強化

ステージに挑戦していくと、「token」というポイントが貰えます。tokenはプレイごとに蓄積されていき、拠点でアビリティ取得に活用できます。

アビリティは自身を強化できる要素となっており、「(毎ターンプレイヤーに割り振られる)最大Cost増加」や「(ステージ)開始時カード取得」「最大HP増加」といった共通効果から、「ダメージ増加」「Critical確率増加」など、武器の特色を活かすものまで多彩なものがあります。

周回していくことで、アビリティによる自身の強化をしていくことができるため、負けながらも少しずつ強くなるようなことも狙えます。

敵ごとに特殊な要素満載の状態異常

本作のもう一つの最大システムが「状態異常」です。

AvariceDungeon デバフカードや状態異常だらけの男性受けデッキ構築ローグライト

敵ごとにそれぞれ多彩な状態異常を起こしてきます。この状態異常は、手札のカードに侵食したり、エッチな効果があるカードがデッキに入り込むなど、状態異常がカードの使用に大きく影響を与えます。

例えばスライムの敵であれば「行動するほど射精が近づいてしまう」ものや「カードが侵食されてコストが上がる」といったようなものがあります。

短期決戦が必要になるものから、ときには待ちが必要なものまで、色々な状態異常があります。敵によってはお邪魔カードのようなものを山札に巻き込むこともあり、気がつけば山札が侵食されまくり、デメリットばかりなカードが手持ちのカードになってしまうということもあります。

「AvariceDungeon デバフカードや状態異常だらけの男性受けデッキ構築ローグライト」の長所と短所に感じたところ

「AvariceDungeon デバフカードや状態異常だらけの男性受けデッキ構築ローグライト」の個人的に魅力だと感じた点や、購入前のイメージと違ったり、気になったところ短所と思えるようなところを紹介していきます。

長所1:カードの戦略を立てていくのが楽しい

なんといっても最大の魅力が、カード戦略を立てるのが楽しい点。選択した武器によって大きく特徴もわかれるし、カードの種類も多すぎず少なすぎずで多彩、気軽に遊べながら、どのカードが強いか試しながら活用していくのが楽しいです。

例えば自分の場合は、最初は剣から始め、途中で追加された短剣で最終エリアまで進めました。クリティカルに依存するカードが多く、最初は弱いかなぁと思っていましたが、うまく準備やスキルを活用できると1ターンで20回以上攻撃できることもあり、一気に逆転できたりすることもあります。

繰り返し遊ぶことで「このカードは意外と強い」「効果的には強そうだけど実際使うとそこまで」といった、カードゲーム特有の楽しみも感じられます。そこまで複雑すぎるカードもないので、エロゲらしくライトに遊べながらも、しっかりと遊びごたえがある作品に仕上がっている印象です。

長所2:敵ごとに変わる状態異常責めで戦略を建てる魅力

ネームド系のキャラクターたちは各々違った状態異常で責めてくるため、効果を見てどう攻略するか、倒しやすい敵なのかを判断していくのが魅力的です。

例えば短期的に火力で押したほうがいい敵も入れば、タイミングを見て仕掛けるべき敵まで特性が多彩です。敵ごとに使う状態異常も異なるため、新しい敵との出会いでは「どんな効果を持っているのか」を確認するワクワク感もあります。

周回していくうちに、どの敵が攻略しやすいかも少しずつ理解できていきます。どの敵と出会うのかも明確に判断できるようなマップ構成、さらに会話のバックログのみやすさなどもあり、システム面でもこのシステムを大きく支援してくれています。魅力的な状態異常責めを入れつつも、遊びやすさも考えられた作品となっています。

長所3:特殊な異常状態を反映した敗北エッチ

雑魚敵を除く40名以上のキャラクターには敵ごとに敗北してしまうとアニメーション付きのエッチシーンが展開。敵ごとの状態異常を反映しつつ、ループ系のアニメーションを展開してくれます。

AvariceDungeon デバフカードや状態異常だらけの男性受けデッキ構築ローグライト

エッチシーンの数も全体として多いですし、敗北になる原因の多くは状態異常責めによる敗北が多くなるため、エッチシーンにも状態異常の延長による敗北感はゲームと連動していて敗北した感を味わうことができます。

ペットのように扱われたり、アイドルのようなキャラにやられたりと、敵の方向性も多彩です。

短所1:クリア後に何十週も遊べるような周回感はない

基本的に面白い作品ではありますが、一般的なローグライクやカードゲーム的な作品と比較すると、何十週も遊べるような要素がある作品ではありません。

毎回カードが完全リセットされるため、引き継げるような要素はtokenによる育成のみ。tokenの育成も項目がそこまで多くなく、良くも悪くも効果が強いものがいくつかあるため、半分ぐらい育成してしまうとあまり効果を実感できないものが多いような印象もあります。

また、カードも使えるカードがわかってくると、同じような構成になりがちになってしまます。クリア後にエンドレスで遊べるようなモードもありますが、周回しても敵が強くなるわけではなく、ある程度進めてしまうとほぼ無双状態になってしまうようなところもあります。

とはいえ、それゆえにシンプルで遊びやすいという点にも繋がっているような印象もあります。5時間規模のプレイ時間としてみると、ちょうどいいという感じもあるでしょう。まさしくローグライクの一部要素を組み込むことで使われる「ローグライト」らしい作品とも言えるでしょう。

クリア後も何度も遊べるような作品というよりかは、クリアまでの過程の中で色々試行錯誤していくのが楽しい作品に思えました。

「AvariceDungeon」の各視点からの評価

本作をゲーム性・エッチ面・コスパの3視点から、6段階(SS/S/A/B/C/D)で評価していきます。

「AvariceDungeon」のゲーム性

評価:S

コンパクトな規模に納めたローグライク要素と、状態異常を組み込んだゲーム性が非常によくできている作品に思えます。良いカード・悪いカードを理解していく楽しみ、状況に応じた選択や運要素、敵の種類など全てにおいて遊びやすさを残しながらも、緊張感やエロさに繋がるようなゲーム性もある作品でした。

一方で、どうしてもある程度慣れてきてしまうと、作業的に思えます。最強のカード構成を目指そうとすると、どうしても雑魚戦等も多め。育成も項目が多くなく、強いものと弱いものが明確にわかるので、周回してもなかなか手が出せない状況になってしまうこともあります。

とはいえ、全体としては遊びやすく、中編規模としてワクワク感が勝るような印象もありました。

以上の理由から、かなり上位ランクのSランクにしています。アップデートによって、もっとやり込めるような要素などが加われば、最上位ランクに化ける可能性もある作品に思えます。

「AvariceDungeon」のエッチ面

評価:S

アニメーションによる動きの良さ、ゲームのルールにも組み込まれた状態異常。あと一歩のところでも場合によって敗北に追い込まれる可能性からのエッチシーン展開と。状態異常系の男性受けのエロ要素を全て組み込み、テキストやイラストも十分実用的に思えました。

道中では色仕掛けのようにも思えるイベントなどもあり、キャラクターへの魅力もしっかりと引き立ててくれています。セーブ一つによるオートセーブ故に回想が任意のタイミングで楽しみにくい点や、戦闘敗北したいのに敗北ができず、敗北確定からのエッチシーンまでの間が空いてしまうなど、ちょっとエロ面のシステム的な煮詰めが欲しかったなぁと思うところが細かい点でありました。

ですが、全体としては高品質でまとまっています。

「AvariceDungeon」のコストパフォーマンス

評価:A敵の数は40種類以上、シチュエーションも多彩で、エロに繋がるような要素も組み込み、戦闘要素などもオリジナルで溢れています。細かいUIまで作り込む姿勢も感じられます。プレイ時間が5時間ほどで、そこまでやりこみ要素もないので、ローグライクやデッキビルドの作品としては期待値をあげすぎてもよくないのかなとコスパ的には思えます。

とはいえ、長すぎずいいバランスで遊び切れるという長所にもなっています。エロいデッキビルドの作品として見るか、全年齢のデッキ構築作品とかとも比較してゲーム性を期待するかで評価が分かれそうな気がします。タイトルにもついている通り、『ローグライト』といえる作品でしょう。

当サイトでは、エロやUIへの作り込みも感じるため、高評価のAランクとさせて頂きました。

「AvariceDungeon」の個人評価

9点

オリジナルの戦闘要素に、しっかりと状態異常を組み込み、難しすぎない程度にデッキ構築要素もある。中編作品として一回遊ぶデッキ構築要素のゲームとしては非常にクオリティが高く、「面白くてエロい作品」を忠実に再現しているようなかなり高品質な作品に思えました。始めてから新しい敵との出会い、どのカードが強いのか、どう戦術を組み立てるのか。毎回毎回新しい出会いもあって、初見で遊ぶ面白さに溢れています。

一方で、良くも悪くも遊びやすいからこそ、面白さの天井感はあるような印象もあります。やればやるほど、ある程度傾向が偏ってしまうため、新鮮感は薄れてしまう。周回育成要素はそこまで強くないため、黙々と作業を楽しむような要素が強い作品でもなく、ローグライクとしてみると何十回も遊べる作品ではないのかなとも思います。

逆に言えば、一周遊ぶのであればめちゃくちゃおもしろい作品かと思います。カードゲーム系の作品というよりも、行動を選択していくような楽しみがある作品が好きな方であれば、はまれる可能性も高いと感じます。

以上の理由から、少しデッキ構築ゲームとしての遊びの幅を考え、当サイトでは名作レベルの9点にしました。基本的に当サイトでは9点~10点の評価はかなりシビアにしています。プレイ時点から9点以上は確実な面白さのレベルの感じれるぐらい、質の高さは感じます。

ゲームとしてワクワクするような楽しみはしっかりとあるので、痛々しくないようなライトな逆レイプシチュエーションが好きで、ゲームとして楽しめる作品が好きであれば、ぜひ買ってみて一周だけでも遊んでほしい、名作な作品であることは間違いないと思います。

「AvariceDungeon」のゲーム情報

制作ソフト:
RPGツクールMV
原作:
オリジナル
難易度傾向:
ちょいムズ!
ボイスの有無:
ボイスなし
やり込みシステム:

  • 敵討伐によるエッチシーン回収
  • アビリティ取得

「AvariceDungeon デバフカードや状態異常だらけの男性受けデッキ構築ローグライト」のDLリンク

■ DLsite

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