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エロRPG創作支援

【基本を押さえてゲーム制作】SRPG Studioでゲームを作る流れ

先週公開されたSRPG制作ツール『SRPG Studio』。
SRPG Studio

本日バージョンアップも行われ、不具合や使いにくいなー
と思ったところに改善も行われているようです。

急ピッチで製作したSRPGも多くの人にDLして頂き、
ありがとうございます。
SRPG制作ツール『SRPG Studio』でエロRPG作ってみた

さて、そんな同作品を作るにあたって、
初見だとわかりにくいなーと思った箇所が結構あるんですよね。

購入数も現時点だと70ちょっと。
普通のPCソフト並みの値段なため、浸透には時間がかかると思いますし、
情報発信されているサイトさんも少ないと思いますので、
とりあえず私が作ってわかりにくいなーと思った箇所だけでも、
フォローしていきたいと思います。

今回は先日公開したお試しSRPG『アリウスの脱出SRPG』の制作画面を
元に入門的な内容を紹介していきます。
画像についてはSRPG Editに付属されている素材と、当方が運営している「アマチュア創作支援所」にて素材公開をご協力頂いている宵闇堂様制作のツクール向け素材をお借りしております。

アマチュア創作支援所

ゲームを作る流れ


まず、簡単にゲームを作る流れを紹介します。

1.データ設定で味方データを作成

2.マップ編集でフィールドマップを作成する

3.敵ユニットを配置していく

4.イベント配置・イベントダイアログを使ってイベントを作成

5.ステージ分2~4を繰り返す

6.データ設定、イベントでシナリオを繋ぐ

簡単にですが、詳細を解説していきます。

1.データ設定で味方データを作成


SRPGエディタでは、味方キャラの能力値やスキルなどを
データ設定という機能を使って決めていきます。

srpgedit_003

上のようなボタンが画面上にない場合は、マップ編集画面になっている
恐れがあるので、左上にある「TOPに戻る」ボタンで画面を切り替えるか、
F2キーを押す、もしくは上部メニューバーの「ツール」→「データ設定」を選んで
データ設定画面を開きましょう。

srpgedit_001

データ設定画面では、上部のタブ(プレイヤーやクラスって書いてあるやつ)を押すことで、
設定できる項目を決めることが出来ます。

最低限の要素を決めるのであれば、「プレイヤー」と「武器」項目をいじっていきましょう。
ここで重要なのは「プレイヤーは味方キャラクターだけ」ということ。
敵キャラについては、ステージに配置していく時に決めるので、味方キャラだけ作っていきましょう。

srpgedit_002

武器画面はこんな感じ。
ちなみにアリウスのサンプルゲーでは、味方キャラに短剣と
ロープという防具を装備させた状態で出撃させています。

短剣は武器項目、ロープのような防具はアイテム項目で設定しています。
防具については、アイテム項目で作成していくということを抑えておきましょう。

2.マップ編集でフィールドマップを作成する


次はキャラクターを動かすフィールドマップを作っていきます。
ここでは、純粋なマップのみ作成していきます。
(イベントの作成は後ほど紹介します)

トップ画面から「マップ作成」ボタンを押すと左側に「新規マップ」
というのが作成されます。

SRPG Editでは1ステージ1マップという概念なので、
ステージごとに作成していきます。

左側に作成された「新規マップ」というのをクリックしましょう。

srpgedit_004

すると、画面が次のようなマップ編集画面に切り替わります。

srpgedit_005

このマップ編集画面でマップ制作からイベントの制作まで行いますが、
まずはマップの形を作成していきます。

マップの形を作るのは簡単。
上部にある「マップ編集」ボヤンを押し、左側の画面からマップの絵柄をクリックして
選択肢、マップ上においていきます。

srpgedit_005-001

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ツクールとかウディタやっている人とかは、ツクールとかのマップ作成と同じです。
なお、マップ上の移動コストや地形効果などを決めたい場合は、1で使用したデータ設定の
地形データをいじっていきます。

3.敵ユニットを配置


次に、敵ユニットを配置していきましょう。

上部メニューより、「ユニット配置」を選択した状態で、
マップ上の敵を配置したいところにクリックしてみましょう。

srpgedit_005-003

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すると、敵ユニット画面というのが現れて、その位置に配置する敵の情報や
既に配置している状態のキャラの能力を編集できます。

今回はアリウスの脱出SRPGで既に警備兵という4体敵を配置していたため、
既に配置済みの警備兵4体と新しく作成した「新規ユニット」というのが現れています。

敵ユニットはこのユニット配置で作成していき、味方は「データ設定」を使っていく
ということだけを忘れないようにしましょう。

4.イベント配置・イベントボタンを使ってイベントを作成


敵ユニットが配置し終わったら、イベントを作成していきます。

イベント配置には特定のタイミングで発動するイベントを決める項目と
「イベント配置ボタン」を使ってマップ上に配置していくイベントの2種類があります。

srpgedit_007-002

SRPG Editには特定のタイミングに発動するようなイベントを
作成する専門のボタンが作成されています。

色々なボタンがありますがその中でも重要なのが以下の項目です。

・OP(オープニングイベント)-マップに出撃する前の会話などを作成
・ED(エンディングイベント)-マップクリア後の会話などを作成
・AT(自動開始イベント)-特定の条件が揃った時に発動するイベントを作成

例えば、マップが表示される前に会話イベントを発動する場合は「OP」の項目で設定していきます。

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アリウスの脱出RPGでやっているOPイベント項目での処理です。
実際にプレイしながら見てもらえるとわかりやすいと思いますが、
「負けること前提で~遊んでみてくださいね」という台詞が表示された後にマップが表示されると思います。

これは、マップが表示される前に発動するイベントを作成する
オープニングイベント項目で作成しているからですね。

EDイベントも同じような感じです。
次のステージに行く前に、会話イベントなどを起こしたい場合は、
このEDイベントでイベントを作成していきます。

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ATイベントでは、特定の条件が揃った場合に勝手に発動してくれるような
イベントを作成して行けます。

例えば今回のアリウスの場合では
「マップが表示されてからのイベント」と「右端に辿り着いた時のイベント」
「宝箱を開けた時に発動するイベント」の3つを作成しています。

■マップが表示されて方のイベント
srpgedit_009

今回は発動条件を設定せず、かつマップ情報で戦闘準備を表示させない
設定にしているので、OPイベントが始まるとすぐこのイベントが始まります。

なにも条件を設定していないので、始まった直後にこのイベントが出ます。
このイベントの中で、味方キャラが出現するような設定も行っています。

設定しているイベントを見たい場合

■右端に辿り着いた時のイベント
srpgedit_010

クリックして画面見てもらいながら解説するとわかりやすいんですが、
左下の方に「右端到着 オン」と書いてあると思います。

これは、右端に到着したらこのイベントを発動するよーという、
一種のトリガーのようなものになっています。

今回は右端に到着するとゲームクリアになるようなステージでしたので、
右端にキャラが到着すると、この項目で設定していたED処理を流すようにしています。

■宝箱を開けた時に発動するイベント
srpgedit_011

そして最後はエロイベントの処理。
今回は宝箱を調べるとエロイベントが発生するというような
流れにしています。

ここでも左下の方をチェックしてもらいたいんですが、
「エロイベント1 オン」と書いてあると思います。

これは「エロイベント1」というスイッチがオンの状態になると
イベントが発動するよーというトリガーになっています。

簡単に解説すると、味方キャラが宝箱を調べると
「エロイベント1」というスイッチをオンにするような
イベントを別に組み込んでいるので、宝箱を調べると
エロイベントが出るようになっています。

じゃあ、宝箱の処理はどうやっているのかというと……
「イベント配置」ボタンを使っています。

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イベント配置ボタンを押すと、マップ上の特定ポイントで
発動するようなイベントを作成することが出来ます。

今回は予め2のマップ編集時にマップ上で直接宝箱を描いといたので、
宝箱のマップ上をクリックして新規にイベントを作成します。

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今回は「情報」コマンドを選んだ時にイベントが発動するような
設定を記述しています。

内容としては「エロイベント1」というスイッチをオンにするという
命令を記述しているだけです。

そのため、宝箱の上に移動して、情報コマンドを押すと
「エロイベント1」のスイッチがONになる。

そして、エロイベント1のスイッチがONだから、
ATイベントで設定した「宝箱を開けた時に発動するイベント」が
発動するというような流れになっています。

srpgedit_016

もちろん、宝箱の処理をそのままイベント配置で配置したところに
書いてもOKです。

今回はエロ宝箱たくさん配置する可能性があったので、
自動イベントを呼び出す感じにしていました。

HP回復用の宝箱なんかは、上記のように配置したイベントの中で
処理を終えるように記述していたりします。

実際にどんなイベント処理を記述できるのかとか、
条件にはどんなものが出来るのかというのは、
オンラインヘルプを見てもらえるとわかりやすいと思います。

イベント(SRPG Studio ヘルプ・マニュアル)
イベントコマンド(SRPG Studio ヘルプ・マニュアル)

5.ステージ分2~4を繰り返す


上記のような感じで、マップ作成して敵ユニットを配置し、
ステージ内のイベントを作成する~というのを
ステージ分用意していきます。

6.データ設定、イベントでシナリオを繋ぐ


最後はどのステージから始まって、各ステージが
どのステージに繋がっていくかを設定していきます。

まず、一番最初のステージを決めるのは
「データ設定」で行っていきます。

srpgedit_003

味方キャラを作った時に使ったデータ設定を再び開きます。

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データ設定上部にあるタブの中から「コンフィグ」を選択し、
「初期設定」というボタンを押しましょう。

すると、最初のシナリオを選べる項目があるので、
ステージ1のマップを選択しましょう。

この設定を行うことで、プレイ開始すると初期設定で選んだ
マップのOPイベントからゲームが始まるようになります。

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ステージ2以降は、イベント処理の「マップクリア」項目を使って
設定していきます。
各マップの勝利条件などを満たしたイベント内で「マップクリア」コマンドを
利用した次ステージへの移動処理を加えてあげましょう。

まとめ


今回はSRPG Studioの基本的なゲーム制作の流れについて紹介しました。

ヘルプは本当に取説みたいになっちゃっているので、
始めてゲーム制作する人によっては、買ったけど難しい!

と感じているかもしれませんが……

SRPG Studioはイベントコマンド処理が充実しているので、
上記基本を抑えられるだけでも、簡単にエロRPGも制作できるツールです。

現に、アリウスもイベント処理の流れなんかを学ぶところから始めて、
3時間ちょっとで作成しています。

上記の基本さえ押さえれば、後は条件処理やイベントコマンドの設定で
様々なイベントを作ることも出来ると思います。

もし、基本的なイベント処理でわからないことなどあれば、
コメント・メールで確認することもできるので、
処理でわからないことあれば、コメントに下さいませ。

なかなか素敵なツールだと思っているので、自分も応援していきたいと思っています。
難しいと思っても慣れれば簡単なツールなので、一緒に頑張ってゲーム制作していきましょう!

P.S.
上記でわかりにくい箇所などもあれば、コメントくださいませ。

■SRPG Studio
SRPG Studio

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