今回はコミカルな会話と強制発情や催眠よりなエロ、そして短編ゲームとして遊びやすさと戦術性で高い完成度のエロRPG「アイと悪魔と淫欲の呪い」を紹介します。
あるサイトのせいで性欲増大の呪いを受けてしまうことになったヒロインが、街で起こる怪しい問題を調査していく本作。購入前は生意気メスガキ系の作品かと思いきや、主人公は嫌な相手には虚勢を張るような強気な側面も持ちながら、優しさや友達想いもあるような魅力的な女の子。敗北によって強気が崩れ、乱れていくような姿。
一方で、友達との会話ではツッコミと適度なボケ感で緩く笑えるようなシーンも満載。コミカルさとエッチシーンもありつつ、しっかりとストーリーで締める部分は締めている、非常に短編エロRPGとしてレベルの高い作品です。
ストーリー進行重視でプレイ時間2時間でクリアしました。ゲームのシステムや作品の雰囲気ともども、魅力多い作品のため、一つ一つ詳しく紹介していきます。
*解説のために「アイと悪魔と淫欲の呪い」より画像を引用しております
「アイと悪魔と淫欲の呪い」のシステム
「アイと悪魔と淫欲の呪い」は主人公・アイ、彼女と契約した悪魔・シオンを基軸に複数パーティ制のターン形式バトルを採用したエロRPGです。

戦闘はすべて複数パーティ制でターン形式を採用。シンボルエンカウントに自身から接触すると戦闘となる
また、特定のボス戦敗北でエッチシーンも展開するような作品となっています。
特殊なスキルも多いスキルツリーによる育成
今作は複数人パーティのRPGとなっており、各キャラクターはレベル上昇で得れるSPを使ってスキル取得ができるスキルツリーを搭載しています。
スキルはMPスキル・TPスキル・パッシブの三種類。攻撃系の技から、補助系のスキルまで多彩です。前提スキルが必要なものもあり、段階的にスキル取得の必要があります。
そして特殊なスキルが多いのも特徴的。例えば「ダメージを与えつつ自身回復、回復後HP70%以上なら自身に魔力バフ」「敵にダメージ、『内なる欲望』(固有バフ)が3だと追撃」など、特定の条件を満たすことで得られる追加効果があるものも多め。こういった要素に加え「被ダメージ時に確率で『内なる欲望』(固有バフ)付与」といった組み合わせで他スキルを活かせるようなスキルもあるため、取得スキルを考えながら覚えさせていく楽しみがあります。
一方で、スキルツリーは回復スポットでリセット可能。雑魚敵とあまり戦闘しなくても最終的にはスキルほとんど取れるようなバランスにもなっているため、複雑すぎたり育成に失敗することも少ないです。
装備品による多彩な補助効果
スキルツリーに加え、装備品も特殊な効果が多いです。「魔力+3%&MP再生+5%」など、攻撃力等の一般能力値以外が上下するような装備も多く、スキルツリーや敵の特徴と組み合わせることで、長所を伸ばしたり短所を補うといった戦略の幅が出てきます。

ダンジョンで入手のサブ枠の装備は3つまでつけられるため、キャラクターの方向性やボスに合わせて付け替えていく戦略性がある
とはいえ、こちらも敵がめちゃくちゃ強いわけではないので、こだわらなくても回復や消耗品を使えばしっかり対処できるぐらいなので気軽な姿勢で構成を考えることもできます。
サブイベントによる会話&能力強化
本作は物語が進む過程でマップ上にアイコンが表示され、主人公たちが友人などを交えた会話シーンが展開されていきます。
会話シーンは全体的にコミカルな展開が描かれ、くすっと笑える仲良し学生な日常的場面が楽しめます。さらにサブイベントでは楽しい会話を見て終わりではなく、パッシブスキルや基礎能力値向上します。会話を見て楽しむだけではなく、育成にも繋がる嬉しい仕組みになっています。

パッシブスキルの技名も関連したネーミングが多い。意外と役立つ効果も多い
「アイと悪魔と淫欲の呪い」の長所と短所に感じたところ
難易度だけじゃない遊びやすさとエロの総合力
今作最大の魅力は「遊びやすさを残しつつ、個性やエロもしっかりと築いている」というライトに遊べるエロRPGとしての総合力の高さにあります。
難易度的には早めに回復さえしっかりと意識できればクリアできるぐらいのやや優しめの難易度。スキルツリーや装備によるカスタマイズを行えば自分らしいプレイもできるし、でもあまり考えなくてもクリアできるぐらいなのでルールを事細かく覚えずにも遊べる。それでいて戦闘のテンポもかなり高速で遊ぶこともできるし、ボスのヒントも見ることができる。ストーリーやエロだけを楽しみたい方向けの難易度も用意されています。
次の目的地へのガイドも非常にわかりやすく、エロだけではなくサブイベントも全年齢的な会話のやり取りとしてしっかりと用意されています。サブイベントを見ることで、能力値が上がるというようなメリットもあるため、イベントを見る理由も用意してくれています。

エロを楽しみたい人向けのモードもあります
本編通しプレイで2時間ほどで短編クラスのRPG分類ですが、短編の中にエロだけではなくゲーム性もしっかりと詰め込んでいる印象があります。この規模の中にしっかりと自分ありのプレイができるような要素、キャラクターたちの魅力、わかりやすさ、エロを詰め込み「短編として遊べてエロいRPG」として非常に高い完成度を誇るような作品になっているよう思いました。
強制発情や催眠よりなエッチプレイ
主人公はもともと自慰行為が好きなエッチな体質なことに加えて、呪いによってエッチでスイッチが入りやすい状態。さらにシーンによっては相手も何かしらの力が働くことがあるので、全体としては強制発情や催眠のようなシーンが多くなっています。友達とかにはフランクに接しつつ、嫌な相手には嫌と明確に態度を示すようなツンツン感もあるヒロインが、快感に負けてだらしない声をあげたり、積極的にエッチな行為をするようなシーンを楽しめます。
回想ベースで90シーン、段階エッチを採用している作品ですが、連続的にエッチシーンが展開されることもありますが、1つ1つのシーンは比較的長めに展開されていくため、ボリュームもしっかりとあります。主に主人公のエッチシーンがメインですが、仲間キャラのイベントや、仲間も含めた乱交のようなプレイもいくつかあります。

ゲーム内でのシステム解説も多い。重要なポイントはしっかり文字色の違う色で装飾されている
エッチシーンも発生がわかりやすいですし、ボス敗北などは勝利しても登録。クリア後にはエッチシーンが全開放できるような機能も搭載されているので、エッチシーンを楽しみながら遊ぶ、まずは本編遊んでからエッチシーンを見る。どちらでも楽しみやすい構成になっています。
終盤のボス敗北エッチが少ない
本作はマップ上で展開されるイベントエッチと、特定のボスに敗北することで起こるエッチの2種類があります。敗北エッチは一部の大ボスのみですが、終盤はボス敗北エッチがほぼなかった点が強いて言うなら気になりました。終盤にストーリー展開が組み込まれているためと思われますが、ラスボスには敗北シーン欲しかったように思えます。
ただ、こちらは短所をあげるのであればレベルです。終盤以外の大ボス相手にはしっかりとシーンはあり、かつ複数パートが一気に再生されるのでプレイ変化なども楽しめます。勝利しても登録される、敗北ある場合のみ即敗北アイテムが入手できるなど、敗北エッチで大きくストレスがたまるというほどではありません。
「アイと悪魔と淫欲の呪い」の各視点からの評価
「アイと悪魔と淫欲の呪い」をゲーム性・エッチ面・コスパの3視点から、6段階(SS/S/A/B/C/D)で評価していきます。
「アイと悪魔と淫欲の呪い」のゲーム性
テンポよく、かつ会話やストーリーも含め、王道RPGとしてライトに遊べるエロRPGとしての完成度は素晴らしいの一言に尽きる作品です。各種アナウンスの丁寧さ、学園舞台のアニメを見ているようなときにゆるい会話の数々、スキルツリーと装備による短編に合うぐらいの複雑すぎない自分ありのプレイスタイルができる要素。難易度的な簡単さだけではなく、システム面や演出テンポの良さで遊びやすさをしっかりと組み込んでいます。一方でストーリーは序盤から目的が明確でわかりやすく、終盤にはしっかりと展開も用意されています。

序盤からゲームの目的も明確でわかりやすい
まさに遊べる短編エロRPGの完成形と言える作品です。サクッと2~3日以内で遊びきれ、重すぎない雰囲気でベースは純粋なRPG感を楽しみたい作品を探すならおすすめの作品です。制作の勉強として完成度の高い短編エロRPGを探しているときにもおすすめの作品。個人的にはすごくサブの会話がコミカルで、粗茶を出すようなシーンや、お泊り的なサブイベント会話がすごく印象に残っています。

怪しい噂を調査していくストーリーだが、怪しいワードなどが入り、コミカルさやエロ期待をさせてくれる
「アイと悪魔と淫欲の呪い」のエッチ面
信頼している人以外には弱いところを見せたがらないがゆえに、強い態度を見せるような女の子が乱れてしまうようなエッチシーンが好きであれば非常に楽しめるラインナップです。エッチシーンのボリュームも多く、虚勢を張る貼るために強気な側面も見せるような女の子が媚びたり、墜ちてしまうような展開。一方で、メスガキとかほど主人公のトゲのような発言もなく、オホオホもめちゃくちゃ強いわけではないので、強制発情や催眠に抵抗がないのであれば楽しめるエッチシーンになっています。
個人的にはキャラクターがしっかりと描けていたからこそ、シーンも魅力的に感じました。冒頭からエッチシーンあるぞ!と思わせるようなセクハラ教師とかが出てきて期待させてくれつつ、最後までエロ面でも期待が盛り下がるようなことがないのも良かったです。

エロステータス的な記録要素もある。淫欲はシナリオ進行で増えていきます
「アイと悪魔と淫欲の呪い」のコストパフォーマンス
エッチシーンをほとんど見ず、ゲームを真面目にプレイしたクリア時間で見ると2時間ほどなので、ゲームボリューム的にはそこまで多くはありません。一方でエッチシーンは90シーンほどでボリュームは多め。マップなども細かく作り込まれている印象で、サブイベント等までしっかりと会話を描いていることから、どちらかというとプレイ時間的なボリューム面を詰め込むというよりかは、プレイ時間の規模の中にしっかりと詰め込んでいる作品です。
短編としての質のボリュームを重視して検討するべき作品です。
「アイと悪魔と淫欲の呪い」の個人評価
10点
プレイ終わった後に、面白かった!と思わず声をあげてしまうぐらい、短編としての完成度が高い作品でした。エッチシーンの質の高さはもちろんのこと、コミカルな会話でゆるく進むパートや複雑すぎないゲームパート。しっかりと快適に遊べる感じがありつつも、要所でのRPG感や育成やカスタマイズしていくような面白さもあります。
専門用語が羅列するような濃厚な世界観ではなく、普通に友達との雑談もあるようなゆるいファンタジー系のバトル漫画が好きであれば楽しめること間違いない、遊びやすさとRPGらしさ、エロさすべてが高い作品で、短編RPGとしての完成度が非常に高く、かつエッチシーンもしっかりと楽しめる作品と判断し、当サイトでは最高評価の作品として評価いたしました。
純粋なRPG感をしっかりと短編規模に抑え、ストーリーは風呂敷を広げすぎずその分は会話やエロをしっかりと作り上げている。エロRPGとしての良いバランスを作り上げた作品で、純愛以外は楽しめないという人以外であれば、遊ばないと損とも言える完成度の高い短編RPGです。
「アイと悪魔と淫欲の呪い」のゲーム情報
制作ソフト:
RPGツクールMZ
原作:
オリジナル
難易度傾向:
ふつう!
ボイスの有無:
女性キャラ一部ボイスあり
やり込みシステム:
- エッチシーン回収
「アイと悪魔と淫欲の呪い」のDLリンク
「アイと悪魔と淫欲の呪い」が好きな方にオススメなエロRPG 3選
魅力的な主人公と、しっかりとした物語性のあるRPG。オーソドックスなRPG感を感じつつ、魅力的なヒロインとの冒険やエロを楽しめるRPGを少し長めに遊べるという点が特徴的です。
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