戦国ランス 作品概要
戦国ランスは温泉旅行にやってきていた主人公とその奴隷の女性が仲良くなった織田家を指揮することになり、可愛い女の子たちとエッチする目的のために全国統一を目指していくシミュレーション色の強いRPGです。
軍力を整え、陣取り形式のシミュレーション系のバトルを行う場合とキャラクター自身が敵と戦うRPG的なパートの2つを搭載。個性的なキャラクターやコミカルながらもしっかりしたシナリオ、周回でも楽しめるような仕組みなどを搭載している見るべきポイントの
多い作品です。
なお、本作品もともとフルプライスで公開された作品になりますが、今回は発売後に値下げして公開されている「廉価版」の価格を元にした感想になります。
戦国ランス 廉価版のポイント
1.小隊軍力のSLGとキャラ固有のRPGパート
戦国ランスでは、2つの戦闘システムを採用しています。
ひとつ目は各キャラが小隊扱いになり、他国との戦争時に発動する小隊系のバトルです。各キャラごとに数十~数千の部隊を連れており、最大6組みを1パーティとして、他国を攻めたり防衛したりします。戦闘によって攻撃などを受けると各キャラの兵力が減り、回復にはお金がかかります。軍事ものらしい小隊バトルのような形の戦闘になります。
もう一つが、陣地内のダンジョンを探索したり、イベントなどで特定のキャラと戦うような場面での戦闘です。こちらは各キャラ自身が戦うRPG的なパートになり、数十~数百のHPを各キャラ所持しており、一般的なRPGに近いバトルです。
小隊型バトルと各キャラ自身が戦うパートでは、能力を決める基本的な数値が異なるため、小隊では使えるけど、自身が戦う場合には使えないというような状況が起きたりします。
また、ステータスも戦闘に関係するものから、捕虜の仲間や停戦協定に役立つ能力値、自国の収益やコストを上げるのに役立つ能力値。戦闘中に様々な効果を発動できるスキルや職種も存在しています。
そのため、プレイヤーのプレイスタイルや最終的に目指すエンディングによって、どのキャラクターが使いやすいかを楽しみながら遊べるような仕組みになっています。登場キャラクターの数も多く、特定の進め方をしてしまうと仲間にしにくいキャラも多いので、繰り返しプレイしても新しい発見が多く出てくるような感覚で遊んでいけます。
2.多彩なイベントの数々
戦国ランスでは、モブキャラ的な扱いのキャラクターと、立ち絵などがしっかりと用意されている名前キャラも多数登場しています。
名前キャラの大半に固有イベントが設定されているため、非常にイベントの数が多いです。また、ターンの合間合間に仲間キャラとの簡単なやり取りがあったり、行動時に仲間と会話するようなことも可能。仲間の友好度が上がると能力値上昇にも繋がるので、仲間とのイベントを楽しみつつ、ゲームにも繋げていけます。
また、うまく仲間キャラのイベントを進めていくと、キャラが幸せ状態になります。幸せキャラが多いほど、周回プレイ時に有利な条件でプレイできるようになる可能性に繋がるポイントも取得できます。ゲームのシステムと会話シーンをうまく結びつけている面白いゲーム要素がたくさん詰まっています。
イベント自体も、2周目以降でなければ発動できないイベントも多いですし、しっかりとフラグ管理をしなければ見られないイベントも多いです。特定のキャラには個別ルートが用意されており、陣取り系のゲームですが、全国統一目指すだけではなく、異なる方向性のシナリオ展開を楽しんでいくこともできます。
非常に作りこみが行われている印象を受ける作品です。
3.引き継ぎが有利になるポイント制度
戦国ランスにはポイントのような制度があり、クリアまでのターンが経過していくごとに数値が減っていきます。また、キャラが幸せ状態になったり、難しいイベントクリアやレアアイテムを取得してクリアできると、ボーナスポイントがついていきます。
このポイントは、ゲームクリア時の数値で確定。周回プレイを始めるときには、ポイントを使って初期状態を有利にできるようになります。
一周目ではポイントを残すことすら難しくなっていますが、少しずつ周回を重ねて成績を良くしていき、高いポイントを狙っていくという楽しみがあります。
エッチシーンの数やイベントの数も多いので、ポイントシステムなどと何度も遊べるような仕掛けが揃っている作品になります。
4.シリーズ作品だけど解説は少なめ
本作品はランスシリーズの1つになります。そのため、過去作品で登場したと思われるキャラクターが登場したり、過去に関連した会話が出たりもします。
全体的に過去作品と大きく関わる複雑な設定にはなっていないため、過去作未プレイでもプレイは可能ですが、過去作品をある程度知っていたほうがより楽しめる作品です。
5.ボイス無し作品
本作品、エッチシーン男女全て台詞ありません。一般のイベントシーンでも台詞がなく、台詞的な効果音も無いため、最近のボイス付き作品に慣れてしまっていると少し聴覚的に物足りない可能性があるかと思います。
6.ちょっと変わった俺様系エッチ
ランスシリーズ共通の注意点になりますが、ランスシリーズでは全体的に「俺様主人公」が相手を無理やりエッチに持込み、「がははー」みたいな感じでエッチしていくシーンが多めです。
凌辱ほど無理矢理感はないですし、最終的には勘違いしたり、主人公を惚れたり受け入れたりと、相手が折れるような展開が多いです。
一般的な純愛や凌辱とは異なる傾向のエッチシーンになっているので、エッチシーンの傾向については注意が必要です。
管理人の個人的な評価
10点
ゲームとしての完成度が高く、廉価版の値段を考えると普通のゲーム感覚で購入しても満足度がある本格派のシミュレーションRPGで、戦略ゲームが好きな人にはぜひ手にとって欲しい作品。
元々、フルプライス時点でも評判がと買った作品が廉価版による値下げでコスパもより良くなっていますし、かなりゲームパートも本格的で、フルプライスの商業ゲームに負けないぐらいのレベルの高さを誇っている印象があります。(個人的にはこれが全年齢版でフルプライスが出たら、絶対に買いたいと思うぐらい)
ボイス無しのエロシーンなど、少し癖がある面もありますが、とにかくゲーム性とキャラクターの描き方がそのマイナス点を補っているので、スーファミとかのSRPGや戦略が好きだった人であれば、細かいところも気にならないぐらい魅力あふれるゲームです。
シミュレーション要素が強く出ている作品ですので、戦略要素が苦手な場合は難しいかもしれませんが、間違いなく遊べるエロゲの金字塔の1つとして君臨するエロゲーだと思います。
RPG面の情報
原作:
オリジナル
作品の長さ:
(管理人は初回 約17時間でクリア)
難易度傾向:
ちょいムズ!
ボイスの有無:
ボイスなし
やり込みシステム:
- マルチエンディング
- アイテム収集
- 仲間育成
- エッチシーン回収
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