たまにはちょっとした頭の体操もできるようなエロRPGはいかがですか?今回紹介していくエロRPG「リン輪リング」は陵辱をメインに、敵の行動や情報から推理していくような要素も必要な戦闘要素もあるエロRPGです。
作品名 | リン輪リング | ||
作者様(敬称略) | テイルシュリンプ | ||
総合評価(10点満点) | 8点 | ゲーム性評価 | B |
エッチシーン評価 | B | コスパ評価 | A |
標準価格 | 110円 (*2025年4月15日時点の価格ですので必ず最新情報をご確認下さい) |
主人公とともに盗賊団に囚われてしまった姫救出のために盗賊団幹部を倒していく一人パーティ制のエロRPGです。
レベルなどの概念はなく、戦闘は雑魚敵とのエンカウントになる消耗を抑えつつ避けるようなエリアとボス戦が中心。そして道中には「味方と敵が交互に動くので捕まらないように進むエリア」と「ボス弱体化に繋がる小部屋で様々な行動を取るエリア」が用意されており、敵の動きや置かれたものをどう組み合わせていくか考えていく楽しみがあります。
今作は何度か価格改定が行われ、2025年7月時点では110円(税込)の価格で1年以上経過しております。そのため、本レビューは低価格作品前提で紹介させていただきます。低価格としては良いポイントも多い作品ですが、価格変更の可能性などありえますので必ず購入前に価格などもご確認下さい。
「リン輪リング」のシステム
リン輪リングはエルフの姫を守るエルフ騎士の主人公が、盗賊に襲われて囚われてしまうことから始まっていくRPGです。盗賊の拠点を舞台に大きく4つのエリアを攻略していくのがメインとなります。
置かれた状況下で部屋を調べて有利に進む
まず本作、ヒロインは囚われてしまい、なにもない牢獄から始まります。
そして、表示されるのが部屋に置かれた様々な物や状態に関する選択肢。プレイヤーはこれらの選択肢に対し「調べる」「つかう」のアクションを取ることができます。推理アドベンチャーゲームなどでよく見るような仕組みです。
最初のエリアでは正しい道具や行動を取っていくことで次のエリアに進めますし、中盤のメインとなる「4つのエリアを進む」パートでは道中に同じような要素で攻略するエリアが登場します。

▲うまく対処すればボス戦が楽になるが、騒ぎになれば強制で部屋を出されてしまう
こちらでは正しく攻略できると各エリアの最奥にいるボスの能力値強化を防げたり、戦闘開始時に発生する弱体化を抑えることができます。稀に仕掛けを解かなくてもゴリ押しすることができるボスもいますが、基本的にはアドベンチャーパートも攻略してギリギリ勝てるぐらいな印象なので、ところどころアドベンチャー的に物から推理して進むパートも楽しんでいくというような作品となっています。
味方移動→敵移動の順で奥へと進むパズルゲーム的な要素
部屋を調べていくような要素以外にも頭を使うポイントがあります。それが2つ目の特徴である「交互に敵味方が動くエリア」です。
このエリアは味方が動いた後に、敵が動くのでうまくて気に捕まらないように進んでいくというエリアです。味方一人に対して、部屋には複数の敵が登場。プレイヤーが動くと、敵も全員動きます。
さらに、プレイヤーが移動を終えてから敵が動くので、プレイヤーは動く前の敵のポイントには移動すれば敗北、その上プレイヤーが移動した先に敵が移動してきた場合も敗北になってしまいます。そのため、しっかりと敵の動きを確認し、敵に囲まれたりしないように進む必要があります。こちらも中盤メインの「4つのエリア攻略」に必須で登場し、攻略を重ねていくとスイッチによる仕掛けがあったり、プレイヤーを強化するアイテムが配置されているエリアも登場します。
後半になるとちょっと難しくもなってくるので、しっかりと頭の体操にもなる面白さがあります。
衣服のHP・APによるアーマーブレイクもあるレベル固定戦闘
上記頭を使うようなポイント以外に、雑魚敵が多数マップ上にいて接触すると戦闘になるエリア、各エリア最奥などでボスと戦うようなエリアがあります。
戦いは一人パーティのターン制RPGとなっています。特徴としては主人公はレベル固定で雑魚敵とかと戦っても戦闘中でTPが溜まる以外は特にメリットがありません。アイテムなどもなく、覚えているスキルもほぼ固定です。スキルはすべてTPを使うので、雑魚敵でTPをためつつ消耗を抑え、ボスに挑むという感じになると思います。装備品も道中で宝箱から手に入ることがあるので、しっかりと宝箱も得て進むことが重要になります。
その他、ちょっとした要素として「AP」という衣服のHPのようなステータスがあります。APは装備する防具によって最大値が変わり、敵が防具を破壊するような攻撃を仕掛けてくることで減少していきます。主人公のHP的なステータス・SPと異なり、APはゼロになっても敗北にはなりませんが、一定以下になるとアーマーブレイクが起きて徐々にヒロインの戦闘立ち絵が変化。能力値減少効果があるみたい&完全に壊されてしまうと主人公のSPを減らす攻撃が多くなるため、APの管理も重要です。APとSPはスキルで回復もできます。レベル上げもできず、アイテムなどもないので、うまく攻撃のスキルと回復のスキルを使い分けて戦う必要があり、こちらもちょっと頭を使うような戦い方を求められるように思えます。
「リン輪リング」の長所と短所に感じたところ
「リン輪リング」の長所短所を紹介していきます。
頭の体操にもなる道中の攻略
特徴で紹介した通り、道中には推理アドベンチャーのような部屋のものを調べていくようなパート、敵味方交互に動くパート、レベルがなく衣服のHPもある戦闘と、いずれも情報や状況から考えて選んでいくような要素が考えていく楽しみがあります。
特に推理アドベンチャーのようなパートは、暗号から組み合わせを考えたり、マップ内の情報に沿って選択肢を選ぶなど、しっかりと調べていくだけではなく変化をつけていることが非常に丁寧さを感じました。部屋にいる相手にフェラをするなど、エッチシーンが組み込まれているようなこともあり、エロRPGらしい謎解き感があるのもとても面白かったです。
一方で、難しすぎるということはなく、何度か再チャレンジしたり、パターンを全部試したとしてもそこまで時間がかからないような規模にもなっています。しっかりと考える楽しみがある一方で、クリアできないというレベルでない点については、良いバランスのような印象がありました。
メモなどが必要なぐらいの謎解きはある
頭の体操という点では面白かったのですが、関連して短所に繋がる可能性もある点について紹介しておきます。今作は、簡単な暗号や、独自の羅列によるセリフに合わせて行動を取るような謎解きもあるので、ちょっとしたメモを取るぐらいのレベルではあります。
エロRPGだからメモとかは面倒くさいと感じる方は注意です。ただ、メモを取るパート自体はそこまで多くないので、10行ぐらい文章が書ける紙1枚ぐらい用意するか、画面キャプチャや写真で画像保存できるような準備をして遊ぶと気軽に遊べると思います!
複数の男たちに犯されていく敗北エッチ
敗北シーンは完全な陵辱、戦闘でSP(プレイヤーのHP)が0になるとそのまま犯されてしまいます。この戦闘でのシーンは複数相手に犯されてしまうようなシーンとなっており、抵抗するとかを選んでも男たちにいいように犯されてしまうようなプレイが展開されていきます。
相手が複数というのは、作品の「盗賊団に襲われて囚われた」というストーリーにも沿っていますし、メインの男に犯されつつ、周りからは男たちが参加して、画面にも複数の男根が映ったりするというのは、まさに複数の男たちに犯されていくような感じがあります。
やや描写などは少ないですが、イラストの変化も多いので、十分エッチシーンについては楽しめるような作品になっていると思います。元々700円台から低価格に値下げしてきたという経緯のある作品ですので、100円台の価格としては十分良いエッチシーンになっているように思えます。
雑魚敵の波状攻撃や戻される罠は少し手間
今作の一番悪いところをあげるのであれば、雑魚敵の波状攻撃の一言だと思います。これが大きく評価を落としているような印象もあり、非常にもったいなく感じました。
今作では、2種類の雑魚敵が登場します。主に各エリアのボス敵の手前や、交互に動く仕掛けのエリアで敵に捕まった場合、ボス戦のお供に登場し、雑魚敵自体は序盤でも1~2発で各々倒すことができるぐらいでそこまで体力はありません。
ですが、道中のシンボルがたくさん出てくるエリアではかなりの数が出てきますし、2~3マス幅で避ける必要がある上、そこそこ早く行動するし、毎回2体構成で登場するので避けにくいし、一戦は短いけど地理も積もればで少し邪魔だなぁと思う。その上、敵1体倒してもたもたしているとまた復活したりするし、後半になると戻される落とし穴みたいなものもあったりと。ボス戦も2ターンに一度、無限湧きみたいな形で敵が出てくるので単調になっているし、なかなか強気に攻めにくくもなっているなど。
雑魚敵の役割が非常に単調な形での活用になってしまっていたのが、惜しいなぁと思える作品でした。せめて命中率確定にするとか、エリアを変えても雑魚敵は復活しない、雑魚戦では敵を倒してもたついても増援が呼ばれないなど調整するか、倒したときにお金など嬉しいポイントに繋がる要素があるなど、テンポを崩さないようなポイントや、プレイヤーのモチベーションに繋がるようなメリットもあると、今作は化けたような印象があります。
頭を使うような要素が面白いからこそ、この雑魚敵の扱いは非常にもったいないなぁと感じました。
「リン輪リング」の各視点からの評価
「リン輪リング」をゲーム性・エッチ面・コスパの3視点から、6段階(SS/S/A/B/C/D)で評価していきます。
「リン輪リング」のゲーム性
アドベンチャーのように部屋の様子を調べていくパートが非常に面白かったです。部屋の物を調べてヒントや情報を集めながらどう要素を組み合わせていくか。簡単なメモを取りつつ遊べるぐらいの難易度にまとまっていますし、謎解きの過程でエッチシーンが出るようなこともあるので進めていくことで展開が起こっていく要素は非常に楽しいです。低価格の作品として考えれば、このアドベンチャーパートの遊びごたえは非常に良作クラスな印象があります。
一方で、どうしてもテンポの悪さや自由度の低さになってしまっているようなところがゲーム的にはいくつかあるような印象があります。お互いに移動するようなパートでは、最初の数手無駄な時間があってリトライとかで無駄な時間が発生してしまっていたり、雑魚敵が出てくるエリアでは数が多く、かつ増援の仕組みや一部戻されるような仕掛けなど少しモチベが下がるような仕組みもあります。ボス戦も雑魚敵の波状攻撃が多いので使いたいけど使えにくい技も多かったのが本作のもったいなさに感じました。
以上の理由から、両作よりなポイントもありつつ少し減点ポイントも考え、当サイトではゲーム性標準ぐらいで評価させていただきます。良いポイントも非常に感じられ、クリエイターさんのセンスが光るポイントもしっかりとあるので、同サークルさんの経験積まれた最近の作品とかは手にとってみたいなと思えるような印象はあります。ダイヤの原石のようなクリエイターさんの作品という感じです!
「リン輪リング」のエッチ面
ラインがやや太めで描かれているタイプのイラストであり、低価格という要素も相まって、警戒されてしまう方もいるかと思いますが、エロティカルナ魅力はしっかりとある作品に思えます。
イラストは差分も多く、ヒロインの性格も経っています。ガッツリと敗北しての犯されエッチだけではなく、アドベンチャーパートでもフェラやアナル挿入などイラストでの描写があり、こちらも差分が多め。敗北エッチでも大量の男たちに犯されていく感じを、戦闘の仕組みとともに活用していたりもするので文章はそこまで長い作品ではありませんが全体としての魅力的な印象があります。冒頭からエッチシーンが展開したり、アドベンチャー的な推理パートでは「身体を調べる」とかもできてヒロインが自分の体に悔しがったりしているようなところなどもあって、こういう遊び心的な側面も好感を持ちます!
コスパ的なことは後述しますが、価格以上のエロさはあると感じます。なお、一部脱糞なスカトロシーンや、放尿のシーンもあるので、この辺苦手な方は注意です。
「リン輪リング」のコストパフォーマンス
冒頭でも述べた通り、レビュー掲載時の110円での評価です。
元々700円ほどの価格帯から値下げを繰り返して低価格化された作品だけあり、100円作品としてはゲーム性・エロシーンともにコストパフォーマンスは良い作品です。ゲームとしては長くないけど、しっかりとコンパクトな世界観でいろいろな遊びの要素を組み込んでいるような印象もありますし、推理的なアドベンチャーパートはデキもよいです。
エッチシーンもイラスト差分をしっかりと使い、複数の男たちに負かされて犯される、屈辱を受けながら性的な行為を受ける女戦士系ヒロインというようなコンセプトもしっかりと感じられます。
低価格故に暇つぶしで手を出しても1~2日間ぐらいでクリアできる規模でしっかりと楽しめる、良作なエロRPGとしてオススメです。
「リン輪リング」の個人評価
8点
低価格の現状であれば、もっと評価されても良いように思える作品。リソースが限られていたり、パズル・推理アドベンチャー的なパートも多いので、ある程度頭を使いながらどう構成していくか、敵の動きや状況を把握しながら考えていくのが楽しく、その一方で難しすぎない点はエロRPGに適切な手応え感を味わえるような作品になっています。
エッチシーンも作品全体としての複数の男に犯される&女戦士系敗北感を味わえるコンセプトがしっかりと伝わってきますし、一つのシーンでもイラスト差分の多さもある。
多彩な遊び方を追求したがゆえに、やや作業感や自由度の低さが出てしまっているところが少し減点にはなりますが、これも手抜きの結果というわけではないような気もするので、作品としては応援したくなるような魅力もあります。
以上の理由から、低価格作品として良作レベルかなと考え、当サイトでは高評価の8点という評価に致しました。
「リン輪リング」のゲーム情報
制作ソフト:
RPGツクールVX Ace
原作:
オリジナル
難易度傾向:
ちょいムズ!
ボイスの有無:
ボイスなし
やり込みシステム:
- マルチエンディング
- アイテム収集
- 仲間育成
- エッチシーン回収
「リン輪リング」のDLリンク
■ FANZA同人
「リン輪リング」が好きな方にオススメなエロRPG 3選
「リン輪リング」のように低価格でかつ陵辱中心のエロRPGという点では「女騎士さま危機一髪」がおすすめ作品一番に入るのではないかと思います。
大きな森を基軸としたマップで、次々と女騎士がかわいそうな目に合っていくエロRPGです。「リン輪リング」のような謎解きはありませんが、ところどこと戦闘が発生。イベント戦闘オンリーなのでレベル上げなどは必要ありませんが、逆に言うと初期能力やアイテムだけでどう戦っていくのか考えていくような楽しみもありますし、敗北によって騎士が犯されていくようなプレイを楽しんでいくことができます。
謎解き的な要素を強く楽しめ、複数の男相手に犯されていくような要素もある作品としては「めぇーくらぶ -セックスアイドル養成所から脱出せよ!」もいいかもしれません。
こちらは完全に戦闘がない、マップ上のオブジェクトなどを調べながら謎を解きを行っていくタイプのアドベンチャーRPGです。幼い体型のアイドル主人公が時には複数の男を相手に犯されることもありますし、メインの謎解き自体はそこまで難しくないので本編は気軽に遊ぶことができると思います。価格も低価格の部類に入るので、手に取りやすい作品という視点でも共通しているのではないかと考えます。
最後におすすめするのは「ダークエルフのヒストリア」。こちらは強いエルフ系のヒロインの良質な陵辱劇を楽しめる作品としてオススメです。
少年とともに過ごす元傭兵、現在はギルドで仕事を受けながら生活をしているダークエルフの主人公。そんな彼女は敗北などによって対人などに犯されることもあれば、ラブラブ的なエッチを楽しむこともある。複数のルートでヒロインのエッチシーン方向も大きく異なっており、ややハードめに犯されていくシーンなどは非常に注目ができます。ダークエルフですが、エルフ系戦士の本格的なエロシーンをより楽しみたい方であれば楽しめる要素も多いと思います。
当サイトはAIによる記事生成や他レビューのリライトではなく、「リン輪リング」を実際に購入してプレイしております。
本紹介は2024年6月25日に更新されたバージョンを初回クリアした内容をベースにまとめています。他情報と合わせて参考にして頂ければ幸いです。