友達がいない引っ込み思案な主人公が、自分を変える決意をしたと同時に「男の子のオカズ」になるアプリに巻き込まれる? オカズになることを通じて徐々に性格的にもエッチなことにも前向きになっていくようなヒロインの姿と段階エロを楽しんでいくことができる非戦闘RPG「オカズアプリ」をプレイしたので、個人的な感想やシステム、雰囲気などを紹介していきます。
段階エッチが魅力的な本作ですが、今作は非常に丁寧に積極的になっていくような様子を描いています。普通な感じのヒロインが光っており、最初はパンチラでも恥ずかしがる様子から、時間を描けて本格的なエッチに展開。その上、オカズになることを通じて、コミュニケーション的な要素もしっかりと考えたりする成長感。同時に少し大胆になりすぎて心のなかであたふたしているようなヒロインがとても可愛らしく描かれている非常にレベルの高い作品です。
作品名 | オカズアプリ | ||
作者様(敬称略) | ぎゃらくしぃ☆うぉーず | ||
総合評価(10点満点) | 9.5点 | ゲーム性評価 | S |
エッチシーン評価 | SS | コスパ評価 | A |
標準価格 | 1,650円 (*2025年4月15日時点の価格ですので必ず最新情報をご確認下さい) |
当サイトはAIによる記事生成や他レビューのリライトではなく、「オカズアプリ」を実際に購入してプレイしております。
2024年6月25日に更新されたバージョンを完全クリアまで遊んだ内容をベースにまとめています。
「オカズアプリ」のシステム
今作は友達がおらず、自分の性格を変えたいと思った主人公が、「一定期間内に1000回のオカズにならなければいけない」という「オカズアプリ」に巻き込まれてしまった様子を描いている作品です。
男の子たちにオナニーしてもらうために関係を築いていく
今作のヒロインは引っ込み思案の普通の女の子。オカズと言われて何のことなのかもわからないような、性については無頓着。その上、会話とかも苦手で、噺をしても迷惑だったりしないかなぁとか思ってしまうような、引っ込み思案系のヒロインです。

期間は90日、その期間でオナニー1000回されることを目指す
そんな彼女は、男たちのオナニーのおかずになるため、複数の男性と関係を築いていきます。誰とでもエッチできるような作品ではなく、同級生・部活動・近所の子供達・パパ活相手・ネット配信・掲示板で知り合った人物数名と大きく方向性的には9種類ぐらい。最初は誰とも関係を持っていない状態から始まりますが、何かしら接点を持ってオナニーしてもらえると日付終了時にオカズになった回数が増加していきます。
最終的には目標のオカズ回数1000回を突破すればクリア。一度オカズにされた相手などは、行動に関係なくオカズにしてくれることもあります。基本的に全部のエッチシーン見終えた頃に1000回ぐらいになると思うので、基本は気にせずエッチシーンを堪能していくようなゲームと思っていただくのが良いかと思います。
アイテムやスキルでより深い関係性を!レベル要素もある段階エッチ
ヒロインは男性たちのおかずになっていきますが、最初は男性の知り合いも少なく、会話も苦手。アプリをもたらしてくれたレヴィゼラというサブヒロインのアドバイスも受けながら、少しずつオカズになっていきます。
そして各キャラの新しいシーンを見ていくことでH経験値を取得。H経験値が貯まることでよりレベルの高いエッチシーンを見ていくことができるようになります。ただ、各イベントにはHシーンに加え、アイテムやスキルを要求されます。

物語を進めると、オカズの手助けになるような行動を取れるスキルも取得可能
例えば同級生の男の子相手であれば、マンガが必要になったりします。アイテムの場合は、お小遣いやパパ活によってお金を稼ぐことで購入可能。また、ある程度物語が進行するとオカズが一定回数を突破する事に「オカズオーブ」を取得。サブヒロインのレヴィゼラからエッチな行為に関するスキルを取得できるようになり、そのスキルが必要なイベントを起こせるようになります。
オカズ日記システム
探索ゲームですが、面白いシステムとして「オカズ日記」というのが常にメニューに表示され続けます。
こちらでは、前日におきた内容を中心に可愛らしい文字でヒロイン視点の日記が楽しめます。ヒロインの感想や気持ちの変化、母性あふれるような側面なども見れます。非常に頻繁に変化するので、めちゃくちゃこだわりを感じられるシステムです。
「オカズアプリ」の長所と短所に感じたところ
オカズアプリの魅力に感じたポイントや、人によっては短所に感じるところをまとめていきます。
めちゃくちゃゆっくりエッチ経験が進む段階エッチがほんわか面白い
今作はいわゆる街を巡り、条件や経験を満たすことでどんどんエッチシーンを見ていく、謎解きなしの探索アドベンチャーよりな作品となっています。エッチを繰り返していくことでどんどん身体の関係を深めていくシーンを楽しむような作品ですが……。
兎にも角にも、ヒロインが何も知らない、そして引っ込み思案なところから始まります。オカズアプリを提供した精霊・レヴィゼラもヒロインを悪意的にビッチにしようとかではありません。そのため、ゲームの始めは男の子に話しかけるようなところから始まります。

ヒロインも無知ですが、男性陣も女性慣れしていない人物が多く、掛け合いが面白い
その上、男の子側も話しかけられただけでオカズにしてしまうようなヒロインと同じタイプから始まっていきます。そこからどんなことをしていけばいいかというのもひと悶着あったりしますし、いわゆる直接的な自慰などの誘惑もかなり後半になってから出てきます。
この少しずつ進展していくのは面白いですし、強制的にビッチになっていくとかでもないので、大胆なことを初めてするとヒロインが「やりすぎたかも!」みたいなのであたふたしているような描写も多く、思わず笑みが出てしまうほどほんわか楽しい側面があります。
男性がどんなことを妄想しながらオナニーしたかというのが出せるような能力もあるので、微エロ的なところから始まってもエロさはあるように見えます。しかしながら、どんどんビッチになってほしい、エッチといえば基本全裸みたいなプレイを望む方向けではないと思います。
対象男性はそこまで多くない
エッチシーンを見ていくような非戦闘RPGの場合、街中の誰とでもできる、男性の候補が多いといった作品も多いです。しかし今作はそこまで対象となる男性の系統は多くありません。

回想シーンの攻略後のキャプチャ。ある程度キャラごとにまとまっており、シーン数は多めですが男性陣の種類はそこまで多くありません
その代わり、各シーン短いものでも4つは最低エッチシーンがあります。一番多い同級生の場合回想シーンは14シーン、部活であれば9シーン、近所の子供達なら8シーンと、一つ一つのエッチシーンは比較的段階的にでてくるエッチシーンが多く用意されています。
幅広い男性というよりかは、ある程度ターゲットを絞ってそのキャラとの関係が深まっていくようなエッチが多い作品と思って頂けるとよいかと思います。
青春も感じられる、明るい方向性の作品
「オカズアプリによって1000回もオカズになる必要がある」という、場合によってはダークな雰囲気の作品にもなり得るようなストーリーの作品ですが、全体的に明るい作品になっています。
失敗した時の罰もヒロインが可愛らしいような反応をするレベルですし、原因を作った精霊も主人公をしっかりと見守って適切にエッチなことを教えてくれます。エッチシーンもパパ活おじさんや近所の子供、電話しながらオナニーしている男など場合によっては鬼畜な立ち回りをできるような人々も多いですが、色々な男性をヒロインがしっかりと受け止め、さらにヒロインの成長にも繋がるような感じにまとまっています。
そのため、凌辱とかを楽しんだり、ビッチになる様子を楽しむというような作品ではなく、意外とヒロインの母性とか、懸命に頑張るような様子を見ていくのがいいのではないかと思います。
「オカズアプリ」の各視点からの評価
「オカズアプリ」をゲーム性・エッチ面・コスパの3視点から、6段階(SS/S/A/B/C/D)で評価していきます。
「オカズアプリ」のゲーム性
非戦闘方のエロRPGとしては、非常に良いテーマ性を持った最高峰クラスの作品に思いました。
エッチシーン回収ゲームとして必要な情報は出ていますし、そこまで手間に繋がるような仕組みはありません。その一方で、主人公が本当に少しずつエッチに大胆になっていくような様子を明るいストーリーとともに楽しめる。エッチにもなっているんだけど、主人公の成長につながるようなこともあり、ほんわかストーリーで楽しんでいくこともできます。
特に印象深かったのが、各シーンの最終盤のシーン。やっていることはおかずになるというヒロインにとって一般的には悪いことに繋がるようなテーマだけど、主人公が純粋に感謝されたりするんですよね。特に少年のシーンとかは主人公が嬉し泣きするようなシーンもあり、なんだか心が温まるような成長感とかも味わえるストーリーは素敵でした。
シンプルに遊べるゲーム系統としては、ストレスなく遊べ、ストーリーも楽しめる。遊び心に溢れた日記や毎日のオカズ回数の増加など、ちょっとした変化も進行のじゃまにならないように取り入れている。この手のゲームとしては完成形といっても過言ではないぐらい高い完成度に思えました。
「オカズアプリ」のエッチ面
「エッチなことなんかわからない」といった状態からゆっくりエッチになっていくという作品の方針さえ間違えずに手に取れば、満足度の高いシーンの数々を楽しめると思います。男性陣も女性慣れしていない人物が中心だからこそ、電話やボディタッチから始める。エッチなことに繋がる配信も、ローアングル的な撮影を試すなど非常にゆっくりとエッチになっていきます。だからこそのチラリズム的な魅力や、ちょっとしたことでもドキドキしたり恥ずかしがるようなヒロインが非常に魅力的に見える。
ゆっくりですが終盤はしっかりとパイズリや本番といったプレイもあります。ゆっくりですがしっかりと色々な方法で主人公が男性たちと触れ合っていくようなパターンも多彩。即エロを楽しむと言うよりかは、じっくりと微エロマンガを堪能しながら楽しめるという点ではとても良いラインナップの数々だと思います。
テキストも眺めのシーンが多く、表情変化などをうまく切り替えていくことでシーンも硬さは少なめ。ガッツリ最初からエンジン全開のエロを楽しめる作品でないということさえ理解できれば、この作品ならではの方向性とともに非常におすすめできる作品に思えます。
「オカズアプリ」のコストパフォーマンス
シーンは回想ベースで71シーン、微エロやシーンはほぼ無いようなシーンもありますが、価格から考えればやや多いかなという感じがします。基本CGも多めだとは思いますが、ちょくちょく同じCGが使われているなとプレイ中、感じることはあります。
ただ、それでもテキストはしっかり変化もしているのでシーン自体も満足できるかなと考えれば、コストパフォーマンス的には、価格的に安いわけじゃないけどしっかりとした完成度とシーンを搭載していると考えられ、コスパも良い傾向と感じられる作品です。
「オカズアプリ」の個人評価
9.5点
非戦闘でエッチを探していくような作品としての完成度が最高峰の作品。
ヒントも多いですし、遊びやすい中で日記のような遊び心あふれるような要素もある。ただエロいだけではなく、ヒロインの成長を感じられるようなストーリーや男性キャラたちと深まっていく仲も感じられるテキスト。
徐々にエッチになっていくというのを、ここまで丁寧に描きながら、遊びやすく、かつエッチにも描いている作品は他にも数えるほどしか無いのではないかと思えるほど、非常に高水準でまとまっている作品でした。手に取ってよかったと思えるぐらい、ヒロインの可愛らしさ、時折微笑んでしまうような会話や心情描写。魅力的なヒロインを堪能できるような作品でもあるように思えました。
個人的にサークルさんの過去作遊んだことがあり、プレイ前から期待値が高かったのですが。その高い期待値で遊んでも面白かったと思えるような満足度の高い作品でした。今回はパソコン版で遊んだのパソコン版前提での紹介ですが、スマホ版もでています。複雑なシステムはなく、タッチ操作などでも遊びやすいゲームだと思うので、場合によってはスマホ版を検討しても良い作品ではないかと思います。
「オカズアプリ」のゲーム情報
制作ソフト:
RPGツクールMV
原作:
オリジナル
難易度傾向:
かんたん!
ボイスの有無:
ボイスなし
やり込みシステム:
- エッチシーン回収
「オカズアプリ」のDLリンク
「オカズアプリ」が好きな方にオススメなエロRPG 3選
まずは性に無頓着✕明るい雰囲気もある。戦闘よりも探索などが重視されている作品としては「無知っ娘イルヴィナ~盗まれた王家への献上品~」がおすすめできるのではないかと思います。
盗まれたアイテムを下に、街を探索していくような作品となりますが、主人公の明るい性格が魅力的。歩行グラを活用したドット絵的な動くエッチも魅力的な完成度であり、ストーリーとしても複雑すぎず展開も用意されています。徐々にエッチなことを受けれていけるような変化するエッチシーンも魅力的です。
主人公のキャラクター性に魅力があるような作品が好きであれば、「処女を守る魔法」もオススメです。
こちらは純粋なRPG系ですが、魔女を目指す主人公の人間味のある会話のやり取りや、懸命に色々行動するような姿が魅力的。凌辱などのシーンもありますが、パンチラみたいな軽いようなエッチもあったりするので、ほんわかするような様子やヒロインが頑張る姿を楽しめるようなエロゲとしておすすめの作品です。
最後、なんだかんだほんわか優しい世界な感じを味わえるような作品として「レヴァリアスの森」も取り上げておきたいです!
オークの少年と女性主人公が一緒に冒険していく短編ぐらいの規模のRPGですが、少年オークくんとのエッチではヒロインの優しい雰囲気が伝わってきて、いつまでも眺めていたいような二人の雰囲気があるように思えます。