可愛らしい雰囲気のストーリーと戦闘エッチを堪能!
「ミューテーション!」はエッチなドレイン攻撃を行う敵が拘束攻撃をしかけてくる、戦闘エッチが特徴的なエロRPGです。
作品名 | ミューテーション! | ||
作者様(敬称略) | ミューテーション | ||
総合評価(10点満点) | 8点 | ゲーム性評価 | A |
エッチシーン評価 | B | コスパ評価 | A |
標準価格 | 1,430円 (*2025年8月15日時点の価格ですので必ず最新情報をご確認下さい) |
エッチな攻撃を行ってくる敵のいるダンジョンが名物な村に滞在しながら、記憶喪失な主人公がダンジョンの奥地を目指す作品です。4つの異なる地形なフロアから構成されたダンジョンには、主人公にエッチな拘束技を仕掛けてくる敵が満載。繰り返し拘束を受けると、MPを吸収されて、更に快感的な数値EPが上昇。EPが100貯まると戦闘中にもかかわらず、主人公が絶頂してしまいます。
発売後にバージョンアップも行われ、クリア後の追加コンテンツも追加。今回のレビューは追加コンテンツが実装されたVer1.10にて、本編2時間5分ほど。追加コンテンツ制覇も含めると2時間20分ほどでクリアのプレイでの感想になります。
特殊なボス戦搭載など購入前のイメージとは違ったポイントもありましたが、全体としては明るく、人を選ばないストーリーやキャラクター雰囲気が魅力的な作品でした。システムやプレイ体験をベースにした長所・短所を取り上げていきます。
「ミューテーション!」のシステム
ミューテーション!は、エッチなことを仕掛けてくるモンスターがいるダンジョンで目覚めた主人公が、自身の記憶のため、そして道中で出会った、ある敵の調査のためにダンジョン最奥を目指していきます。
命を奪わない、エッチな拘束攻撃を仕掛ける敵がメインのエロRPG
今作はシンボルエンカウントを採用、ターン時に主人公の行動を選び、敵味方が行動を終えると次のターンへと移る、一般的なJRPGよりのRPGシステムを採用しています。
そんな中、最も特徴的なのは「命を奪うのではなくエッチな拘束攻撃を仕掛けてくる」という敵が中心ということです。
敵の攻撃は「拘束」と「服を破る」攻撃が中心。拘束されてしまうと、ヒロインの立ち絵が変化。拘束中は能力値が下がっていく上に、何度も拘束されてしまって拘束Lvが上がると、敵は主人公に愛撫などエッチな行為を行う「ドレイン攻撃」によってMPを奪ってきます。ドレイン攻撃を受けるときなどは、立ち絵もヒロインがエッチで感じている様子も楽しめます。

ヒロインが気持ちイイの我慢出来ないっ!な感じのエッチ責めが多い印象です
戦闘中に起こるエッチが特徴的ですが、あくまでエッチ攻撃の目的は「相手の魔力を奪うこと」が中心なので、「殺す・孕ませる」ような被虐度が強いような雰囲気はない雰囲気もあるのが、本作における戦闘エッチの最大のポイントです。犯されるというよりかは、ヒロインが感じさせられちゃっているようなところを中心に楽しめるような仕組みや雰囲気になっているのではないかと思います。
拘束解除はターン終了時の体力と魔法効果
「拘束」については、その解除方法について興味深いシステムを採用しています。
今作は繰り返し拘束を行われていくことで、拘束の段階がどんどん進んでいき、ある程度進むとエッチな吸収攻撃をされてしまいます。ただ、逆に言えば拘束されても1段階目~2段階目ぐらいであればそこまで影響はなく、その状態でも戦っていくことが基本となります。
なぜかというと、この拘束状態は「ターン経過」によって1段階解除される可能性があるからです。本作はターン終了時に拘束されていると、現状の体力によって抽選が行われ、成功すると拘束が1段階回復します。そのため、拘束されていても、体力(HP)が万全な状態であれば解除されていくことが多いんですよね。
一方で、あくまで万全の状態であればの話。拘束解除を試みる度に、体力(HP)も減少していきます。連戦や長期戦になれば解除できる確率も下がっていきます。抵抗できる体力もなく、エッチな攻撃を受けてMPも吸収されてしまえば、逆転も大変です!アイテムで回復なども意識したり、後半には抵抗力を上げるような魔法も出てくるので、うまく補助魔法も検討する必要が出てきます。
さらに、主人公は「拘束状態を全解除」できる魔法も取得しています。やや消費MPは多いので、使いどころも重要です!

複雑に思えるかもですが、冒頭チュートリアルやモブ解説が丁寧ですんなり入りやすいです
戦闘敗北は3回絶頂
ドレイン攻撃を受けてしまうと、主人公はMPを奪われると同時にEPという能力値が上昇していきます。
EPが100になると、主人公は絶頂。絶頂してしまうことで余韻状態になってしまう他、戦闘画面にあるハートマークが変化。ハートマークの回数、3回絶頂するとその場で敗北となってしまいます。
スキルの使用間隔&成長要素
次に味方側の主な攻撃手段です。今作は基本、魔法スキルをうまく活用・取得しながら敵を撃破していくことが重要になります。
魔法はMPを消費して攻撃ができます。各魔法の系統ごとに特徴があり、例えば「炎上(毎ターンダメージ)を付与」とか「ダメージのムラが大きい」といった特徴があります。さらに魔法には「CT」(クールタイム)が設定されており、一度その魔法の系統を使うと、同じ魔法の系統はCTのターン数分、再発ができません。うまく色々な種類を活用しながら戦う必要があります。
また、各スキルは「マテル」というアイテムを使うことで、魔法のクラフトが可能です。マテルの種類によってその効果は変わり、例えば「ワイドマテル」であれば攻撃範囲が広がるような系統の魔法を覚えさせることができます。同じマテルでも微妙にスキルごとに効果も変わります。「ワイドマテル」であれば、「マナショット」に覚えさせると「2体ランダムの『マナショットW』」ですし、「マナパーム」であれば「敵全体を対象にする『★オオカジ』」が覚えられます。

取得できる方向性のヒントはもらえますが、具体的なスキルの説明は作るまで不明です
どんな効果なのかワクワクしながらクラフトできると同時に、CTは「その系統全部」が再発まで時間かかるので、例えば「マナパーム」のCT3を使ったら、同じ系統の「★オオカジ」もクールタイムに入ってしまいます。使える魔法にばかりマテルを使っていくのではなく、全体を見てスキルを覚えさせていくことも重要になります。

技を取得できるアイテムは合成で作成も可能、全スキル取得のやりこみとかもできる
その他 クラフト要素やエロトラップ、敵に関するミューテメモ
その他、ダンジョンで手に入るアイテムや敵討伐で手に入るアイテムを合成してアイテムを作るようなクラフト要素。歩いているとヌメヌメや敏感などデバフを受ける・拘束状態から戦闘に入ることになるエロトラップ、敵の特徴やエッチな感想が日記のように書かれた「ミューテメモ」などもあります。ちょっとしたサブクエストっぽいものも数種類あります。

街では納品系のサブクエストを受けられることもあります
特に今作は装備が少なく、回復手段もアイテム中心になるのでクラフト要素は重要です。先スキルを増やす「マテル」もクラフトで作れるので、レベル上げしつつ敵の素材狙いをすれば安全に進行することもできると思います!
「ミューテーション!」の長所と短所に感じたところ
今作はゲーム全体の雰囲気やヒロインに魅力的な要素があり、文章や立ち絵を使った演出に魅力があります。一方で、それゆえに他のエロ戦闘系RPGにはないリソースの入れ方で短所に感じる可能性の有りそうなポイントもあったので、長所短所としてそれぞれ取り上げていきます。
雰囲気の良いキャラクターや会話感
今作は悲観的な要素も少なく、全体的に明るいキャラが多いのでほんわかした世界観の中、冒険をしていくことができる作品です。
オープニングから少し変わった性格のシェーアさんに出会いつつ、ちょっとコミカルな趣味なども交えながらしっかりと解説してくれるので、非常に世界観に入りやすい。キャラクター特有の雰囲気を交えながら、しっかりと重要なポイントは画像よりな演出とともに入り込むことができるので、安心して物語やシステム理解に繋がります。
主人公ミューテも、真面目な側面を見せつつも、ちょっとエッチなことに興味を見せているのかなぁと思うところもあるし、反応自体もかわいいものが多め。同姓から愛される小リスのような感じでしょうか……真面目さ優しさもありつつ、完璧じゃなさそうな感じとゆるやかな反応。しっかりと真面目路線のお話も組み込まれて入るものの、作品特有の緩やかさも残しており、今作特有の世界観やキャラ感はしっかりと感じられます。
ストーリーやエッチシーン含め、全体的に明るい雰囲気に仕上がっており、重すごるようなシチュエーションが苦手な方や、明るい方向性が好きな方には、魅力的に感じられる作品の雰囲気だと思います。
デバフやダメージによる豊富な立ち絵
戦闘時のエッチによって変化していく立ち絵の種類も豊富です。
トラップなどにハマって状態異常になった場合は、その状態がしっかりと立ち絵に反映されるので、トラップを見かけたらハマってみたくなってしまうような気も起こさせてくれます。敵の種類もスライムのような敵から、クラゲ型やワーム型、機会まで多彩。ドレインチェアなど変わったモンスターもいます。
各拘束技は触手や洗脳系、丸呑みなど敵ごとに方向性が異なるものも多く、それぞれしっかりと立ち絵にシチュが反映されるのも魅力的です。いろいろな種類の立ち絵が見れて、かなり力が入っているような印象があります。
モンスターの解説を兼ねたミューテメモが面白い
回想シーンで見れる『ミューテメモ』という、敵の特徴をヒロイン視点で描いた設定が面白いです。
最初はいわゆるモンスターの特徴のようなことや、攻略に役立つようなことが手書き風に描かれているのですが、絶頂してページ数が増えていくとその内容には具体的にどんなことが気持ちよかったのか描かれているようなこともありますし、書きながら自慰行為に浸ってしまったんじゃないかと思われるような表記や、エッチすぎて上から二重線引いたのかなと思えるような要素まで、まさにメモだからこその日記的な面白みがあります。
雑魚モンスターについてはすべてメモが用意されているので、設定資料とか読むのが好きな方は読み応えも感じられるかと思います。
ボスは非エッチ系の敵も多い
購入前のイメージと大きく違った点はボス戦でのエッチ戦闘です。

要所に出てくる非エッチ攻撃なボスが意外と多めです
今作はダンジョンのポイントごとにボス戦が発生します。「エッチな拘束攻撃を仕掛ける敵」も多いですが、戦闘が非エッチの戦闘のボスも多くなります。そういったボスは敗北してもエッチシーンがあるわけではなくゲームオーバーになる仕様ですし、ラスボスも違う形でエッチシーンはあるものの、一般的な戦闘でエッチ攻撃がなくなっています。物語上、この戦闘は意味があるものになっていますが、やはりエッチ戦闘でないボスが半数近くいたのは、エッチ戦闘主軸の作品として見ると、気になる方もいるかも知れません。
雑魚敗北は戦闘エッチの延長、長めのシーンはボスやサブキャラ中心で少なめ
今作、エッチシーンは一部のみイベントシーンのような形で大きいイラスト+会話などによるエッチシーンが展開されている形になっています。具体的には一部エッチ攻撃を仕掛けてくるようなボス戦と、条件を満たすことで見ることのできるサブキャラとのエッチが中心です。

回想部屋は全クリで全開放可能
回想シーン的には28シーン用意されていますが、そのうち7シーンのみが会話などもあるようなシーン形式となっており、他は自由戦闘による立ち絵の変化や、敗北後も少し続く吸収攻撃で愛撫されるようなヒロインの立ち絵を楽しんでいくようなプレイとなっています。
特殊な敵が多い反面、ガッツリとした敗北シーンが少ない点は少し寂しさも感じました。
「ミューテーション!」の各視点からの評価
「ミューテーション!」をゲーム性・エッチ面・コスパの3視点から、6段階(SS/S/A/B/C/D)で評価していきます。
「ミューテーション!」のゲーム性
個人的には明るい方向性で立ち絵による戦闘エッチに特化しつつ、作品ならではの雰囲気もある。うまく作り上げた短編作品だと思います。敗北エッチなどは少ないものの、戦闘中に変化する立ち絵の差分数の多く、特徴である「戦闘中の立ち絵エッチ」に全力を振り切っており、視覚的な変化がゲームを盛り上げてくれます。戦闘もCTによってゴリ押しさせずに臨機応変に対応させるような戦い、スキル取得のようなシステムなど、短編の中で複雑すぎず、かつ単調な戦闘にしないような工夫が見られます。
会話や世界観も、明るくこの作品ならではな雰囲気が味わえるのが魅力的な感じです。短い時間で程よく遊べる短編RPGとしては広くしすぎず、特徴を極めているような印象もあります。ハードな作品や硬派な作品に慣れている方よりかは、明るい展開が好きな方、エロRPG初心者な方、女性の方などのほうが評価が高くなるんじゃないかなと思います。
個人的には同じ主人公の冒険をもっと見てみたい感じもします。
「ミューテーション!」のエッチ面
個人的には抜けるようなエロさというよりかは、エロカワイイ側面での魅力が詰まっているような気がしました。ややトリッキーなフェチの敵に拘束され、セクハラのようにエッチされて、感じていくようなヒロインを豊富な立ち絵で描いていきます。敵に関するメモ欄では、実際にどんな感じだったのか、日記のように時には卑猥に書こうとしたところを消しているような様子もあり、リアルな感じが味わえます。
反面、描写などが細かいようなシーンは少ないので、この辺はどこまで脳内妄想を広げられるかで評価が別れるような気がします。個人的にはかわいいなぁと思えるような要素が強かったため、標準的な評価とさせていただきました。
「ミューテーション!」のコストパフォーマンス
コスパについては、ちょっと何を基軸にするかによって大きく評価が分かれそうな気がします。
今作は長所でも描いた通り、立ち絵の演出が非常に多め。差分も多いので、相当な労力がかかっていることが伝わってきます。加えて、お風呂に入るシーンなど、全年齢シーンでもイラストが使われる場面がちらほらあるので、イラストを非常に丁寧に用意しているような印象があります。
一方で、エッチシーン自体の長い文章が採用されているシーンは少なめ。差分は多い反面、差分などを見ないとスルーされてしまうような立ち絵も多く、こだわり抜いて遊べば遊ぶほど見れるものはあるけれど、プレイ時間も短めよりなのでスルーされてしまう可能性も高く、クリアするだけですと利点のリソースの多さを感じにくいような可能性もあるように思えます。
個人的にはイラストの豊富さにより魅力が高まっているようなシーンも多く、ここまで相当量集中的に詰め込んでいる点は早々ないと考えているので、作品の良い側面を重視して高評価寄りとさせていただきました。プレイ時間や長い文章に重点を置く方であれば、標準ぐらいの認識だとコスパ側面はちょうどいいのかもしれません。
「ミューテーション!」の個人評価
8点
可愛らしいさを感じられる主人公の短い冒険に、イラストなどで可愛らしさを詰め切っている印象の作品。立ち絵の組み合わせもしっかりと反映させるような豊富な立ち絵CGの数々、非エッチシーンでもイベントイラストをいくつも組み込み、敵の情報を見れるようなシステムの文面もしっかりと丁寧に描いている……。短編&可愛らしい主人公による立ち絵系エッチ中心の作品として、しっかりと作品の長所に繋がるようなポイントを詰め込まれているような気がします。それゆえに、ハードな戦闘エロの作品や、敗北エロの作品でよくあるような強みが弱くなっているところもありますが、全体としてはこの作品ならではの雰囲気や魅力的なキャラに最適化され、誰でも遊びやすいような形での良作に仕上がっているような印象があります。
特にキャラの雰囲気が明るさもある中でしっかりと王道感もあるストーリーに作り上げているので、気持ちが落ち込んでいるときやどんな作品を遊べばいいのかわからないといったポジティブな状態や初めてのエロRPG探しとかのときには良かったりするのかなと思います。重くない、魅力的なヒロインのエロRPGとしておすすめの作品です。
「ミューテーション!」のゲーム情報
制作ソフト:
RPGツクールMV
原作:
オリジナル
難易度傾向:
ふつう!
ボイスの有無:
ボイスなし
やり込みシステム:
- エッチシーン回収
「ミューテーション!」のDLリンク
「ミューテーション!」が好きな方にオススメなエロRPG 3選
まず魅力的な主人公と、細やかな演出という点で「Lizbel-リズベル-」はどうでしょうか?
「ミューテーション!」同様に、クラフト的な要素があり、かつクラフトよりな方向性での納品なども多いエロRPG作品。細かい画像演出が多め。冒頭からの会話回しも楽しい雰囲気があり、見ているだけでも楽しい雰囲気があります。戦闘エッチ要素は弱めで、かつ敗北エッチは今回紹介の「ミューテーション!」より重めな感じですが、より敗北エッチを楽しみたいのであればよいのではないかなと思います。
「ミューテーション!」のメモ要素のような、ヒロイン視点のエッチな記録が好きであれば「オカズアプリ」も注目です。
友達を作るためという理由で、色々な男性たちをエッチに誘っていくような探索寄りの非戦闘RPG。毎日の行動によってヒロインが日記のようなものを残し、ヒロインの可愛らしい内面を強く楽しめます。男性をエッチに誘っていくという作品ですが、ビッチよりも恥ずかしがりながら大胆になっていきつつも、最終的に温かみなどもあるような要素なので、ミューテーションの重くなりすぎない方向性的が好きな方にもマッチするのではないかと思います。
最後におすすめの作品は「駆錬輝晶 クォルタ アメテュス EG」です。
「ミューテーション!」では機械や触手系とやや変わったモンスターや、エッチさも想起させるような状態異常も多彩だったと思います。「駆錬輝晶 クォルタ アメテュス EG」はそんなエロデバフやややマニアックな敵も搭載しているエロRPG。通常は強いヒロインが、デバフで少しずつ追い込まれてしまい、敗北すればそのマニアックの延長で犯されていくようなプレイが楽しめます。デバフの種類も多く、かつ負けると継続するものも多いので、どんどん弱体化されていくヒロイン感もかわいそ可愛い感があります。
当サイトはAIによる記事生成や他レビューのリライトではなく、「ミューテーション!」を実際に購入してプレイしております。
本紹介は2024年10月30日に更新されたバージョンを初回クリアした内容をベースにまとめています。他情報と合わせて参考にして頂ければ幸いです。